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深読み過剰から歴史を語る

本当にそういう異名をもらったかどうか知らないが、趙三大天について語る。彼らの経歴をみて最初に思ったことが…、

才能ある人物を抜擢しない、たとえ自分より出世しようとも異才の部下を上に推挙できない管理職は仕事熱心でない怠け者だ!

  以下、趙三大天を語る。

          

 A: 廉頗(レンパ)。趙に仕えた猛将軍。度重なる戦争を勝ち抜き、趙国を守り通してきた。壮年期は武勇一辺倒な武将だったらしいが、自分より上位の上卿に抜擢されたB・リンソウジョとの友情(小佐野と田中角栄の関係で言われた名文句の発端はこの人たちから)から攻守に優れた武将に成長する。だがしかし、国内の讒言で趙国から追い出されてしまい、最後は他国で生涯を終えることになってしまうのだった。最後まで母国・趙の将軍に帰りたかったと嘆いていた。老年であっても体力は優れていたにも関わらず、嫉妬と妬みの情を差し挟んだ馬鹿役人のせいで現役復帰ができなかった話は可哀想過ぎる。。

 B: 藺相如(リンソウジョ)。 最初は王付きの宦官の家来だったが、強国・秦との和睦の使者に主から王に推挙されたことから輝く道を歩き始める。 秦が有名な宝と15の城を交換したいと言ってきた。拒否すれば戦争だが、宝を渡しても取られ損になりかねない。難しい使者に選ばれたのがBで、秦王(昭王)に一歩も怯むことなく自国の面目も保って外交交渉を果たした。宝物も無事に母国に戻したので「完璧」という言葉が生まれた。 その後の秦との外交でも際立った活躍をみせて、遂に王から大臣(上卿)の位を授かりA・レンパ大将軍より上位に置かれた。

 これにAが面白くなく、度々国内で文句をぶちまけていた。そんなAをみたBが私情よりも国内で将軍と大臣がもめるのは敵が乗ずる隙になるとAから避けまくった。⇒今のマスコミ達なら悪口のニュースにするだけだろう。。。いい加減に軍事=軍国主義ネタ記事の馬鹿らしさに気づけよ!そういう公の態度に感心したA将軍はB大臣と熱い友情を結んだ。以後、趙国を支え続けたが秦との戦争で若年の将軍任命を制止出来なかったのが残念だ。⇒抜擢の人生でした!

 C: 趙奢(チョウシャ)。 この人物もBと同じく下から上に抜擢された。地方の税務署の役人だったが、公正な仕事振りで王の一族の脱税を容赦なく取り締まった。 脱税で大事な家の重臣を処刑されたとあって王の一族のその人は激怒する。 しかし、C役人は脱税した王の一族の家に自ら足を運び、脱税をするより率先して納税の義務を果たす方が貴賓の人の在り方ですよと丁寧に説明する。 C役人の納税の義務説明に感心した王の一族の人はなんとC役人を王様にもっと上の役につけてと推薦したのでした。⇒こういう政治家が一人でもいるのか、今の日本の枢機にはさぁ?? TVで解説している某政治家はどうなんでしょうか??? 

 王の一族の人の推挙もあってCは武官になる。文官から武官とは異例だがそれだけの才能があることを実戦でも証明した。 隣国・秦が国境に攻め込んできた時に、道が険路で間に合わないと皆が難色を示したが、Cだけはこの場合は勇気あれば大丈夫と可能性を示すので王がCを将軍にして出陣させた。 救援は急ぐのに途中、わざとゆるゆると進んで敵を油断させたら、今度はすぐに目的地まで敵を認知させる時間も与えずに急行させた。 油断していた敵は要所を抑えられてしまい、為す術もなく叩きのめされたのでした。帰国したCは遂に全軍総司令官にまで出世した。 Cは息子はガリ勉秀才だから実戦で使うなと国と妻に忠告をしたのだが、Cの死後に実戦で使われてしまったのでした。

            

 部下の家来から、地方税務局の役人から抜擢する上司の自分の地位より大きな幸せを思う心と行動は素敵だナァ!

自分の友人を宰相に推挙して自分は下位に甘んじる男もいた。 幕政改革で外様大名の薩摩藩主・島津斉彬を最上位に推薦した老中の阿部や越前の松平さんも凄いよねぇ。

 やはり歴史の勉強が疎かな国だ、今の日本は。。。

 

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コメント

おお!趙を秦から守った偉人達ですね!
彼らに共通するのは、成果を”個人”ではなく”全体”を基準に動いた人達ですね。
「真の意味での成果主義とは何か?」を彼らの生き様から感じます。
三国志を含め、この時代の人間模様は非常に面白いです。

>趙奢
ガリ勉秀才君が長平の悲劇を生むのですものね・・・
その後、白起将軍も范雎の罠に嵌るし・・・
世の無常さを感じます。

盟主ムニ枕 殿、遅くなりましたコメント済みませんでした。

>「真の意味での成果主義とは何か?」を彼らの生き様から感じます。三国志を含め、この時代の人間模様は非常に面白いです。

 まさしくその通りですね。抜擢ができない成果主義なんて二極分化の温床に過ぎませんからね。いかなる社会であろうとも運用は人間にあって、それが第一ですからね。殊に乱世で活躍した歴史の人物の言行は参考になります。

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2008年5月24日 (土)
深読み過剰から歴史を語る
本当にそういう異名をもらったかどうか知らないが、趙三大天について語る。彼らの経歴をみて最初に思ったことが…、
才能ある人物を抜擢しない、たとえ自分より出世しようとも異才の部下を上に推挙できない管理職は仕事熱心でない怠け者だ!

  以下、趙三大天を語る。

          

 A: 廉頗(レンパ)。趙に仕えた猛将軍。度重なる戦争を勝ち抜き、趙国を守り通してきた。壮年期は武勇一辺倒な武将だったらしいが、自分より上位の上卿に抜擢されたB・リンソウジョとの友情(小佐野と田中角栄の関係で言われた名文句の発端はこの人たちから)から攻守に優れた武将に成長する。だがしかし、国内の讒言で趙国から追い出されてしまい、最後は他国で生涯を終えることになってしまうのだった。最後まで母国・趙の将軍に帰りたかったと嘆いていた。老年であっても体力は優れていたにも関わらず、嫉妬と妬みの情を差し挟んだ馬鹿役人のせいで現役復帰ができなかった話は可哀想過ぎる。。

 B: 藺相如(リンソウジョ)。 最初は王付きの宦官の家来だったが、強国・秦との和睦の使者に主から王に推挙されたことから輝く道を歩き始める。 秦が有名な宝と15の城を交換したいと言ってきた。拒否すれば戦争だが、宝を渡しても取られ損になりかねない。難しい使者に選ばれたのがBで、秦王(昭王)に一歩も怯むことなく自国の面目も保って外交交渉を果たした。宝物も無事に母国に戻したので「完璧」という言葉が生まれた。 その後の秦との外交でも際立った活躍をみせて、遂に王から大臣(上卿)の位を授かりA・レンパ大将軍より上位に置かれた。

 これにAが面白くなく、度々国内で文句をぶちまけていた。そんなAをみたBが私情よりも国内で将軍と大臣がもめるのは敵が乗ずる隙になるとAから避けまくった。⇒今のマスコミ達なら悪口のニュースにするだけだろう。。。いい加減に軍事=軍国主義ネタ記事の馬鹿らしさに気づけよ!そういう公の態度に感心したA将軍はB大臣と熱い友情を結んだ。以後、趙国を支え続けたが秦との戦争で若年の将軍任命を制止出来なかったのが残念だ。⇒抜擢の人生でした!

 C: 趙奢(チョウシャ)。 この人物もBと同じく下から上に抜擢された。地方の税務署の役人だったが、公正な仕事振りで王の一族の脱税を容赦なく取り締まった。 脱税で大事な家の重臣を処刑されたとあって王の一族のその人は激怒する。 しかし、C役人は脱税した王の一族の家に自ら足を運び、脱税をするより率先して納税の義務を果たす方が貴賓の人の在り方ですよと丁寧に説明する。 C役人の納税の義務説明に感心した王の一族の人はなんとC役人を王様にもっと上の役につけてと推薦したのでした。⇒こういう政治家が一人でもいるのか、今の日本の枢機にはさぁ?? TVで解説している某政治家はどうなんでしょうか??? 

 王の一族の人の推挙もあってCは武官になる。文官から武官とは異例だがそれだけの才能があることを実戦でも証明した。 隣国・秦が国境に攻め込んできた時に、道が険路で間に合わないと皆が難色を示したが、Cだけはこの場合は勇気あれば大丈夫と可能性を示すので王がCを将軍にして出陣させた。 救援は急ぐのに途中、わざとゆるゆると進んで敵を油断させたら、今度はすぐに目的地まで敵を認知させる時間も与えずに急行させた。 油断していた敵は要所を抑えられてしまい、為す術もなく叩きのめされたのでした。帰国したCは遂に全軍総司令官にまで出世した。 Cは息子はガリ勉秀才だから実戦で使うなと国と妻に忠告をしたのだが、Cの死後に実戦で使われてしまったのでした。

            

 部下の家来から、地方税務局の役人から抜擢する上司の自分の地位より大きな幸せを思う心と行動は素敵だナァ!

自分の友人を宰相に推挙して自分は下位に甘んじる男もいた。 幕政改革で外様大名の薩摩藩主・島津斉彬を最上位に推薦した老中の阿部や越前の松平さんも凄いよねぇ。

 やはり歴史の勉強が疎かな国だ、今の日本は。。。

 

2008年5月24日 (土) 歴史 | 固定リンク

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おお!趙を秦から守った偉人達ですね!
彼らに共通するのは、成果を”個人”ではなく”全体”を基準に動いた人達ですね。
「真の意味での成果主義とは何か?」を彼らの生き様から感じます。
三国志を含め、この時代の人間模様は非常に面白いです。

>世の無常さを感じます。

 それを生み出すのも人間ですね。。。

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