天の時、地の利、人の和。勝利の基は孫子か孟子か?
コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN-10
#「神虎、輝く刻」
まんまとシンクーを出し抜いたゼロ。天子に銃を突きつけ誰が見ても国際テロリストNO.1です。慌てふためく中華連邦の人たち、何とかしようとシンクーの女性副官が王宮にいる部下達に連絡をとろうとしますが、既にゼロが抑えてありました。⇒なんかシンクーの女性副官て、木桂英みたいでイイナァ。。※1
シンクーとゼロがにらみ合う。その後に新型ナイトメア斬月(?)が来る。パイロットは藤堂さんです。早速にゼロは天子様確保とついでのシュナイゼル拉致を命じます。斬月がそれをする前に己が過去最高の愛弟子が来襲してしまいました。 言わすとも分かる空気読まない白き死神です。
師弟対決キター
! ランスロットと斬月が空で戦う。どうやら斬月の能力スペックはランスロットとも互角に戦えるようだ。 藤堂さんはベテランらしく老獪に戦い、スザクを翻弄します。紅蓮と同じ性能を誇る輻射波動で攻撃を退け、ヴァリスは朱禁城を盾にすると無駄が無い戦いぶりナ藤堂さんです。 更にランスロットのフロートまで破壊してゼロの目的をきっちりこなすのは歴戦だナァ。 スザクは斬月に抗戦しますが、ゼロは悠々と逃げられました。シュナイゼルも退却していましたが…。
逃走する黒の騎士団。道すがらゼロは合衆国日本の拡大と大宦官の不正を御年一桁の天子様に話しますが、天子様はうまく答えられない。⇒しかし、賢そうに見える。 天子様の宥め役は神楽耶に任せます。 車内に戻ったゼロはC.Cと地図見て判断間違いだらけだった玉城の間に座る。玉城は場柄もわきまえずにポストを要求してくる。⇒![]()
それには答えずゼロは道が破壊されている場所でこの状況をクリアしてからだと一蹴します。
追い詰めたと大宦官達がスクリーンで喜んでいましたが、逆にゼロとシンクーの予想通りで伏兵を使って撃退します。空の追っ手を紅蓮で爆砕して悠々と黒の騎士団が斑鳩に逃げ込めました。
《 シンクーのクーデターを逆にゼロが利用する。 》 洛陽陥落作戦はこの線だったようです。それゆえに今回の天子強奪は楽だったとC.Cと並んで歩くゼロがシンクーは使えると誉めます。二人を見ていたカレンが嫉妬していましたが
。 それから間もなく斑鳩の前衛が襲撃を受けました。早すぎる答えは罪滅ぼしと大宦官がシンクーに与えたナイトメア、神虎が来た。
神虎は千葉のナイトメアを退け、他の月下も一蹴する。あわせて紅蓮までが…、カレンが神虎に捕えられてしまいましたぁああ!! ⇒どうなる?? どうやら神虎はラクシャータ達の研究班が開発、扱えるパイロットが不在ナために使用されなかったようです。なんで中華連邦に渡っているのかとゼロが激昂しますが、ディートハルトがインドも一枚岩ではないとナイスな一言を喋ってくれる。ラクシャータはあのマハラジャめと毒つく。
ゼロが捕まったカレンと通信で兎に角諦めるなとエースに希望をつなげさせます。⇒なんかユーフェミア色なゼロです。。 見捨てるゼロではもう無いのが面白い。 何気にラクシャータがまた不満顔ですが…。
エースが捕えられる最悪の状況で、黒の騎士団が岐路に立たされてしまう。中華連邦の増援が来る前にディートハルトが撤退を進言(カレンは見捨てても仕方なし)、反対は扇以下古参ゲリラ組になりました。組織が崩壊するとディートハルトが最もな意見を出すのですが、ゼロは斑鳩を反転させて戦うことにしました。組織がとディートハルトが言いかけますが、ゼロはインドが裏切る可能性を口にして封じます。C.Cが苦笑してました…。
かくてゼロvs.シンクーの戦いと相成りましたっと。。
魚鱗の陣でシンクーが率いる中華連邦軍、鶴翼の陣で黒の騎士団軍でした。ナイトメアの力は黒の騎士団、地の利は無し、量と兵站、軍の精強さは中華連邦、指揮系統はゼロのみの黒の騎士団に女性副官が指揮もできる中華連邦ならば頭を押さえる神虎の中央突破攻撃でした。⇒双方に読んでいたのは凄いナァ。魏武と周郎の戦いを想起させるぜぇえ。
神虎が出てきたのを斬月の藤堂さんで押さえ、両翼の朝比奈と千葉の部隊で攻撃する。さらに玉城達の部隊も出撃させて神虎のエナジー切れを狙う作戦でした。
しかし、それすら読んでいたシンクーは運河の水を戦場に流しました。たいした水量で無いと笑っていたゼロでしたが、干拓地であったために水泥tなって玉城達や千葉の部隊までも足止めされしまいました。⇒おお、江陵城を水攻めから一転して水を引かせて城の周囲を汚泥にする、それで城外の救援部隊を動けなくさせて敵部隊を撃破したお陸の息子の兵法だぁあ★★★※2
完全に各個撃破される戦場にされたゼロはシンクーの自分クラスの智謀とスザクレベルの武勇を併せ持つとようやく公式HPの紹介に気付かされます。唯、寿命がないと女性副官が言うようにシンクーはコクピットで血を吐いていました。⇒嗚呼、“ギアスの周郎”よ。。。 さあ、ゼロに止めとばかりに神虎が斑鳩に砲撃しようとしますが、宿将・藤堂さんの斬月により砲撃はそらされます。流石に文官筆頭のディートハルトも分かるように撤退を決意するゼロでした。
撤退に蓬莱島にかと問うC.Cでしたが、扇に調査していた別の場所に下がる。斑鳩のハドロン砲で中華連邦軍の両翼を撃破、後に残存部隊を全て回収して撤退します。⇒追撃される時の撤退は、先に追撃部隊を撃破して勢いを挫いてから下がるのが原則ですのでゼロの手は兵法通りです。朝鮮の戦で撤退した島津軍が良き例でしょう。 中華連邦軍も下がりますが、内部分裂が起きていた。
なぁああんと優勢に進めていたシンクーの部隊を大宦官達が虜にしてしまいます。更にブリタニア軍に援軍要請を出してしまいました。⇒これほどの愚行をした大宦官が生き残ったら担当の脚本家を疑うわ。
。 まんまと漁夫の利を貰い受けるのはアヴァロンに座る第2皇子シュナイゼル、欧州の半分をもぎ取った傑物です。⇒外交で割譲させたのでしょうが、先に藤堂さんの愛弟子がEU軍をボコボコにしたのが利いていると思われます。。外交が十全に効果を上げるのは軍事がしっかりしていないと駄目だと分からないのが、今の日本です。 軍学を学ばない、べらぼうの政治家が多過ぎ。。。
天帝八十八陵という天子の陵墓に逃げ込んだ黒の騎士団軍でした。またもお気楽玉城がインドの増援を期待してますが、千葉がくるわけないだろうと一蹴してます。⇒普通に考えたって来ないし、確たるメリットもなく趨勢が不利な方に援軍出す国軍がいるはずない。「用いて無益ならまだしも有害とあっては私は遇する方法を知らんな。」某作品の宰相が仰った言葉が早く玉城に適用された方がいいですね。 敵布陣を見てC.Cがどうやらシンクーもろとも黒の騎士団を倒すつもりと言います。ゼロはディートハルトに例の仕込みをするように命じます。今此処でですかとディートハルトが驚きますが、ゼロが全て揃った最高の舞台じゃないかと命じました。
さてどんな策があるのかと思わせる視聴者に、学園にいるのはルルーシュでした。安否を気遣うルルーシュは生徒会に電話でミレイが無事だと知らせるのでした。
最後になんで幼いルルーシュの姿が携帯に映っているのかと思ったアーニャでした。。。
★★Fere libenter homines id quod volunt credunt★★
撤退か決戦か、組織か人かを問うより、“人を見て法を説け”でしかこの世は進まない。
矢張り『三国志』はすばらしい★★★ ディートハルトの撤退組織優先論と古参ゲリラ組の反対論についても答えを下しています。
舞台は曹操vs.袁紹の天下分け目の決戦(官渡の戦い)、兵力は袁紹陣営が曹操陣営の10倍ありましたが、勝ったのは曹操でした。 曹操は大苦戦して都の近くまで下がる程でしたが袁紹軍を揺さぶり、遂には兵站を切ったことで敵の動揺を引き起こして撃破した。上手い具合に史書や演義は持ち上げていますが相当に危うい戦いを勝ちました。
勝利した曹操軍は袁紹軍本営からいろんな物資や資料を全部手に入れますが、そこには自分の陣営から敵に通じた密書も相当に入っていました。部下が調べて処罰しようと進言しますが、自分も弱い時には袁紹に屈しそうになったのだから他人だってそうするだろうとして書類は全て見ずに燃やしてしまいます。★組織論なら調べるのですが、曹操は組織より人の情を考えて組織論を押さえました(これは後漢光武帝のパクリっぽいのですが…)。
此処までは『三国志演義』読者なら周知の事ですが、しか~し、この後があるのです!!!
その3年後、曹操は令を出す。昔の将軍は国外で敗れれば国内の家族が罰せられた。将軍を任命し、征途につかせた後に功労を褒賞しながら罪を問わないのは国の正しいあり方ではないとして、勝てる戦を落とした将軍に官爵を剥奪、敗れたのは罰すると法による組織論で是正している。
カレンが捕えられた時点ではゼロの選択が正しいと思われます★ 殆ど四方を敵に囲まれている黒の騎士団、人口100万を擁している国を造るつもりでも未だに国家として機能し切れていないし日も浅すぎる。準備も未だ足りない。 倒す敵は巨大で多く、カレンは軍令違反ではないし、味方は少ない以上は信頼が綱になるのでカレン見殺しの手は不味いでしょう。
ディートハルトの言い分も正しい。寡兵で大敵に勝つには法の厳正が何より必須である。古参でエースだからと法を曲げることも不味い。けれども…、
曹操がしたように、法が正しいからといって置かれた状況をわきまえて法を説かないと強くするための組織の法に信用がなくなってしまう! 「天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」と戦国時代の孟子も記してあり、孫子(ソンピンの方)も兵に大事なのは信なりと人の和を何より挙げていて、唐の名将・李靖将軍も最初に仁で人を労わってから厳しくするのを間違ってはいけないと戒めています。“人を見て法を説け”は真理なのでした。 ディートハルトの軍事面の法はゼロの国家が相当に充実してきた時点で適用するのが望ましいと思う。
歴史はディテールに神が宿るそうな。。。
※1 木桂英:穆桂英ともいう。『楊家将演義』で有名な楊一族の女性で知勇兼備の女性将軍。⇒あの副官、シンクーの子供を身ごもってそうな気が…
。後の中華連邦では「シン家将演義」でも流行るのかな???
※2 お陸の息子:“お陸”こと三国呉の名将・陸遜伯言の息子、陸抗。 知勇に富み、人徳もある名将。江陵城の泥作戦で戦った晋の将軍との交流は三国志演義の終盤の名場面としても有名。暴君がいる斜陽の呉国を支えていたが、救えずに病死してしまう。彼の死後、呉が滅ぶ。
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コメント
>木桂英
ひょっとして「楊家将演義」読まれた事、
あるんでしょうか?
和訳されている本をご存知なら、是非お教
え下さい。
>師弟対決キター
短いですが、熱い戦いでしたね。
また再戦はあるんですかね?
見てみたいなあ。
>ゼロvs.シンクー
やっぱり魚鱗の陣ですかね?
2陣以降の兵の配置から、雁行の陣の可能
性もありかなと思っていたんですが。
それにしても、ルルーシュは何故、あの状
態で鶴翼の陣を敷いたんですかね?
敵軍より少ないのにこの陣を用いたら、不
利になるのは必然。
第一側面からの攻撃にも弱い。
斑鳩のハドロン砲がなければ、側面を突か
れて、間違いなく壊走状態になっていたでし
ょうに・・・。
>これほどの愚行をした大宦官が生き残った
ら担当の脚本家を疑うわ。
頼むから、始末して欲しい・・・。
あれほどの才能を持つ星刻を殺そうとは、
愚行の極みにございます!!
第一、シュナイゼルに頼んだらどんな要求
をしてくるかちゃんと想定しているのか?
>軍学を学ばない、べらぼうの政治家が多過
ぎ。
日本自体に軍学を学ぶのが、タブーみたい
な雰囲気がある気がします。
以前、耳にした話ですが、東大で戦争の事
を学び、その教訓を生かそうと講義を開こう
としたら、「日本は平和国家だから駄目だ。」
と言われて、中止になった事があるそうです。
>矢張り『三国志』はすばらしい
古典の名作は、やはり多少なりとも読んで
おくべきですね。
最近、六韜三略を読みましたが、現在にも
有効に活用できる事が沢山書いてありました
しね。
普段、本を読まない人は是非読んで欲しい
です。
投稿: CIC担当 | 2008年6月17日 (火) 22時40分
CIC担当殿、コメント万歳です!!
>ひょっとして「楊家将演義」読まれた事、
あるんでしょうか?
あら
? 三国志や水滸伝を執筆した北方氏が書いている筈ですが…、記憶違いだったかな? 自分は友達の話から詳しく楊家将の物語を聞かせてもらいましたが。
>それにしても、ルルーシュは何故、あの状
態で鶴翼の陣を敷いたんですかね?
敵軍撃滅でなくて神虎捕獲だったからでしょう。スザク級の武を持つから猪突猛進タイプで鹵獲できると絞っていた感があります。智謀が自分並で計に長じているとまで考えていなかったので、部隊同士の戦いになって苦戦したのです。
>第一、シュナイゼルに頼んだらどんな要求
をしてくるかちゃんと想定しているのか?
ルルーシュだったら絶対に死刑にする大宦官ですが、自分の問題まで脅かさない奴なら適当に飴与えてあしらいそうです。シュナイゼルは他者の世界には余り関心無さそうですから。。。
>古典の名作は、やはり多少なりとも読んで
おくべきですね。
ガス田がついに共同開発になるしかなくなった事態を招いた政治家が古典ぐらい読んでいたのだろうかね? 戦争を避けるために軍楽を学ぶ必要があるのは、外国の大学で戦争学が科目になっていることでも周知なのにナァ。。
>
投稿: 五遷・主簿 | 2008年6月19日 (木) 22時10分