深読み過剰から歴史を語る
ギアスR2第20話のシュナイゼルを見て憤慨した![]()
当ブログ相互リンク全歴史読者達が20話の宰相を見たら、呆れ果てて屑呼ばわりするに違いない!!
事の起こりは核兵器?並みの超破壊兵器フレイヤを枢木スザクがトウキョウ租界に撃ってしまったことから始まる。
フレイヤを撃って人間が単なる結果主義に走ってしまった枢木スザク。スザクが自分は甘かったと述懐し、そういうフレイヤにより破壊の業を背負うと腹をくくる。
そのフレイヤが戦場に引き起こす可能性を知りながらあえて止めなかった宰相のシュナイゼルは、父皇帝のこの世を滅ぼそうとする傲慢さをスザクや他の騎士達の前で嘆く。それを防ぐために皇帝になるとシュナイゼルが宣言する。真に受けたスザクが皇帝を許せないと皇帝暗殺を志願する。⇒もう明らかに誘導されているんですよねぇ。。。 それを止めようと少なからずスザクを咎めるが、シュナイゼルはラウンズワン(皇帝直属の特権を有する首席騎士)にするからと皇帝暗殺を命じた。
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呆れ果てたわシュナイゼル、それでも国家の君主になろうとする者のすることか!!!
ブリタニアに属領とされた国の出身でありながら、皇帝直属の騎士として相当な力を有する枢木スザク。 支配された国の人間(ナンバーズ)でありながら占領国家の軍人として出世を遂げられたのは、二名の君主のおかげであった。
・エリア11副総督ユーフェミア 【騎士侯/少佐】
・現ブリタニア皇帝シャルル 【帝国騎士ラウンズ7/准将以上】
★エリア11副総督ユーフェミアは姉たる総督のコーネリアの騎士候補リストから選ぶことなく、自らの意志で当時、派遣教導団のテストパイロット准尉だったナンバーズの枢木スザクを見出して騎士に任命した。ナンバーズからの騎士叙勲は帝国で皆無であったので彼女以外は殆ど賛意を示さなかった。 破格の抜擢を受けたスザク本人も自分の過失から騎士を辞退する。
自らの騎士から辞退された副総督であったが、これに気落ちせずに再度の騎士侯要請をする。熱意に打たれたスザクは騎士叙勲と副総督に忠誠を誓う。
★★現ブリタニア皇帝シャルルはエリア11で副総督を殺したテロ集団の首魁を捕えた枢木スザクのラウンズ要望に応えた。敵の首領を捕えた褒美をよこせという類の枢木スザクだったが、彼の友を売り出世する剛毅さに皇帝シャルルはスザクの力と人間的に小気味よさも感じて皇帝直属の騎士(ラウンズ)に昇格させる。
周文王と太公望、漢蕭何と韓信、蜀劉備と諸葛亮の故事に勝るとも劣らない求賢招聘の礼を尽くしたユーフェミア副総督、始皇や魏武よろしく唯才と見れば即座に信賞必罰で昇格させた皇帝シャルルに比べて…、
ラウンズワンという帝国大将軍に伍する高位を与えようとする者に対して、対価として皇帝暗殺の不義不忠を当てる傲慢で礼を逸した、皇帝登極を目指す宰相シュナイゼルの器のなんと劣悪なことよ。
シュナイゼルよ、そんな器量で皇帝になろうなんざしゃらくさいわ。妹ユーフェミアより器が狭すぎるわ!!!
沢山の経験と知識を詰め込まれて磨かれた鋭利な頭脳の中には帝王学は無かったの? 歴史で少しは学んだのかい??
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{{{
今回は「本筋が進展した」というよりも「キャラクター各々の状況が変化した」というお話でした。
なので、人物ごとに箇条書き形式で。
☆ルルーシュ
「皇帝と刺し違える」とは、「異世界で皇帝と永遠に」という意味でしたね。
確かに、あの空間に皇帝を閉じ込めれば、現実世界で2人は永遠に「行方不明」ですが……。
次回は皇帝の逆襲があるっぽいので、計画は失敗?
☆シュナイゼル
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アバンのナレーションがスザクに!!
こうなると来週は誰なんだか分からなくなる…というのは、考えすぎ?
まあ、CC復活が妥当な予測だという気がするけど、毎週変わるなら面白いな〜。
スザクは、フレイヤ投下はギアス効果発動によるものと理解しながらも
「自分のしたこと」には変わりない、と自認してるようです。
先週言いたくて字数の関係で省いちゃったことなんだけど
私はニーナがショック受けてるのが気に入りません。
というか、よく分からない。
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> 呆れ果てたわシュナイゼル、それでも国家の君主になろうとする者のすることか!!!
中国的王道でなく、マキャベリ的君主(卑怯者という意味でなく計算高い政治家という意味)としては120点でしょう。冷徹な計算も偽善の仮面も全てを自然のこなして完璧ですし。
現実にオクタヴィアヌスがシュナイゼル的手法の現実での大成功例ですから。
まあこの作品では、現実の政治を超越したコードやギアス関連の要素についていけなかったり、「あくまで主要キャラそれぞれから見て敵役の配置」という物語的都合から敗北するのでしょうけど。
『銀河英雄伝説』のキャラクターなら、オーベルシュタインなら「理想の君主」と褒め称え、ビッテンフェルトなら「気に食わん、ぶん殴る!」といい、ヤン提督なら「理想的な政治家だね。でも友達になるのは勘弁願いたい」と評することでしょう。
シュナイゼルの恐ろしいまでに優秀で、それが行き過ぎて、視聴者視点ではかえって気持ちの悪いところ。
・装置としての統治者になりきっている。今回のクーデターもおそらく、個人的欲望としての野心は皆無で、合理的に統治者としての適正を計算して自分の方がふさわしいと判断してのことでしょう。
・国というシステムのために、利用できる物や捨てられる物は、部下でも多数の一般市民でも平然と捨てられる。本人は「国全体のため」と信じているし、実際にその通りである。
・偽善の仮面を完全にかぶっている。本人は偽善と意識することすら無しに、自然に。
・情が一切無く、計算だけで人や国民を扱う。しかもよほど深くつきあわないと、ものすごく情のある人のように見える。
・「嘘ではないけど、本当でもないことを、自分に有利に話す」ということが、自然にできる。
オクタヴィアヌス(アウグストゥス)を、知性・精神面でさらに超人化させたようなキャラクター。
http://members.jcom.home.ne.jp/0425590601/ca7.htm
「このあからさまに性格の悪そうな彼が初代ローマ皇帝アウグストゥスとなります。」
(業績紹介。中略)
「えーと、こういうのはなんだけどそいつがあんまり好かれない理由が分かったような気がする」
「はっきり言って、小賢しいですからね。」
エドワード・ギボン
「冷静な頭脳、感傷なき心情、臆病なほどの慎重さで、19の歳から偽善の仮面をつけ、美徳も悪徳も全て計算ずくの、老獪極まりなき専制者」
投稿: ut_ken | 2008年8月26日 (火) 23時06分
ut_ken殿、コメント万歳です。
>中国的王道でなく、マキャベリ的君主(卑怯者という意味でなく計算高い政治家という意味)としては120点でしょう。
>現実にオクタヴィアヌスがシュナイゼル的手法の現実での大成功例ですから。
嗚呼、どうやら言葉を間違って選んだかも
知性、統治能力、冷徹さに私も異論などありません。統治能力「だけ」なら問題にならないほど優秀です。
ですが、人材を待遇する面において劣悪であるナァと言いたいのです。現在の日本でも移民問題が浮上しています。人は平等ではないとシャルル皇帝は言ってのけてますが、彼は実力主義としてナンバーズのスザクすら待遇する。 シャルルの場合は魏武の唯才是挙で、スザクのラウンズ昇進を認めました。
シュナイゼルは実力者に謀反暗殺の対価にナイトオブワンをくれてやると言った。国の最強騎士という高位に対して悪事密謀の企ての対価と並べたのです。
有能な者を高位に登用する、人材を求めて国政を執る皇帝を目指す者とは無礼驕慢以外ありません。
君主とは人を活かす地位にある者です。先に取り上げたオクタヴィアヌスですが、重臣アグリッパの死後に彼が生前育てていた建築技能に長じた解放奴隷を騎士階級にまで引き立てています。
悪事の報酬で行為を約束するような君主など人を活かす定めにある組織の長として最低の所業であります
!!!
投稿: 五遷・主簿 | 2008年8月27日 (水) 20時45分