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2018年9月24日 (月)

東北の先人達

先週に東北旅行に行きました後編

愛隣館 早めに起床して庭に出てみた。景色が良くて幸せでした。朝食はバイキング。あらかじめお土産を買った。 0700にバスで出発。

 

 

 

 一、後藤新平記念館  東京市長であまりにも有名な方。しかし、その姿は東北で原敬と同様に屈辱に耐えながらも勉学からあらゆる仕事に励み、かつ後進や子供達ボーイスカウトの教育にも熱心な篤実多才の偉人でありました。 
 シチズン時計の名付け親。鉄道のレールの幅を統一すべきと進言して原敬首相に却下された。外交官として働くも関東大震災を前にして自身の希望よりも国家国益を優先すべしと復興大臣の推薦を受ける憂国の士。 政治家とは国家の仕事とは誰のために行うのかとよくよく考えさせられました。

 

 

 

 二、斉藤実記念館 時間が少し空いたためにこちらに足をはこべた。 夫婦の銅像が記念館前を飾る。2・26事件で兇弾に倒れた悲運の大臣様。 海軍兵学校から英語を学び始めて卒業では堪能になるほどの努力家。アメリカに留学しており外国に精通していた。朝鮮、満州でも仁政を施しており、軍人に止まらない器量人であったとみる。
 そのような人物であり、昭和天皇も深く後信任なされていた。にも関わらず、陸軍のバカ共がテロしたので、逆鱗に触れたのは当然である。愛妻は身を挺してかばおうとしたが押さえられ、バカ共は機関銃で寝ている亭主に発砲してテロした。その折に発砲して割れた鏡が展示されていた。 

 

 

 

 三、芦東山記念館  今まで知らなかった!初めてこの人の名を知った!享保年間に活躍した儒学者であるが、天文農学にも造詣深い実学の侍。 室鳩巣の弟子でもあり、彼の意志を継いで刑法の大作『無形録』を完成させた件は『史記』を完成させた司馬遷を彷彿とさせる。彼もまた司馬遷と同じく気骨の士であり恤民の心から藩主を諫めるも蟄居の罪を長く与えられる苦難の日々を送った。政局に名を残すのも素晴らしいことだが、恤民の心で学んだ知識を生かして故郷を富ますのもまた優れし仁物といえる。

 

 

平泉レストハウスで昼ご飯を馳走になる。トイレを気にしてあまり食べずに水も飲まなかった。

 

四、毛越寺   (゚0゚)とにかく馬鹿でかい!!! 時間が限られていたが巨大であった。池の大きさも半端ない。 寺では座禅を組んでいたり、写経を書いている人もいた。他に寺もあったのだが天正年間の大崎・葛西の戦で焼けてしまったそうな。その後、仙台伊達氏が保護した。奥州藤原氏の力のすごさを感じる。

 

一ノ関駅から新幹線で帰る。帰りは隣があんまりしゃべらない年配の方なので静かだった。宇都宮で途中下車しても良かったが、そのまま大宮に帰ってきた。土産は愛隣館と一ノ関駅で買った。

 

 

 

 

 二日間の東北旅行にて先人達を訪問した。 芦東山を除いて幕末に産まれ日本の敗戦時代直前に生きた人たちであった。

 

 

 彼らに共通していたのは、自らも郷里から学舎職場の諸先輩達から引き立てられ、また自分たち自身も後進の育成や生活に心を砕いていたことであった! 
  

 

 幕末維新の侍達は人材を広く求め、賢を求めるに方なしを実践していた。斉藤実や後藤新平は通訳の才を評価・推挙され、重職の地位のはしごを登ることが出来た。原敬も同様である。

 

 

 

 にも関わらず明治教育は国家による国民一貫教育に終止した。それにより幕藩体制から続いてきた郷挙による向学の勧めや先達による推挙の尚賢の志を忘却してしまった。人から見る学識と器量でなく学校の数字で社会を栄達していくようになった。 それにより幕藩体制による寺子屋と藩校の人材育成の伝統を受けた維新世代の侍達が消えていくと共にその恩恵も徐々に薄れていった。

 

 

 

 そして、器量と才能を兼用するエリート人材の枯渇を招き、知識だけ詰め込んだ仕事偏重の人物学を喪失した人材が組織の長を占めていった。彼らは弱き人を見ずに偏った知識の力で狂気の社会へ国家を転がしていったのだ。 こうなっては数少ない良貨は圧倒的多数の悪貨に駆逐されるか、芦東山や宮沢賢治のように野に埋もれる他なかったであろう。

 

 

 

 ( ・∀・)つ旦~~誠に此度の東北旅行ではうしつぎの問題の一つに解答を与えた素晴らしい学問旅行でありました。

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