2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

分類毎に読む

無料ブログはココログ

秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

« 五百六十六 | トップページ | 五百六十八 »

2019年3月26日 (火)

五百六十七

#567「明日の太陽」

 族長カタリを討たれたメラ族と壁軍は敗走した。共同軍は追撃を振り切り休む。傷の手当てを受ける壁だが私はそのくらいでいいから他の者の手当を頼む。 その時、メラ族カタリの妹キタリが意識を取り戻したとの報告が入る。壁はその場をたつ。

 👀キタリが目を覚ます。傍らにはたくさんの花が飾られ、メラ族長老たちが見守っていた。キタリはなぜ自分が生きているのか、何故にみんなはカタリの仇をとらずに生き存えているのかと怒る。通訳役ポナンが壁にそう伝える。

 壁の姿を見たキタリは寝床から飛び起きた。壁に向かって駆け出し、その胸ぐらをつかんだ。

 平地のクソヤロォ。おまえらの戦争のせいでカタリが死んだ。おまえらのせいだ、おまえらが弱いせいで・・・、カタリを返せ!兄を返せ!! 

 ポナンが穏やかな言葉で兄を失って辛いと訳す。しかし、秦の言葉でなくとも泣き叫ぶキタリの顔で壁はすべてを察した。

 壁は辛い気持ちを察した上であえて酷なことを言うようだが…、今だけでもカタリ殿の死の悲しみを忘れて立ち直ってくれとキタリに頼む。

カタリ殿が死にキタリ殿が気を失っている間、我らはブネン軍に執拗に追撃をされて軍は半数以下になった。ブネン軍はようやく追撃をやめて一時の休憩を取っているが…メラ族の戦意は…士気が失われている。このままではブネン軍の再追撃に耐えられない。今メラ族を支えられるのは次の族長のキタリ殿だけなのだ。

 族長の言葉にキタリは兄との思い出が蘇る。。。

キタリが族長って何と兄カタリに質問した。カタリは族長とは親のことだと答える。キタリはみんなは兄上を族長って呼んでいると言う。カタリは父上母上が死んだから私が族長で、私が遠征で留守の間はおまえが族長なのだと言う。 キタリは私も族長なのと問うと、兄はそうだと言った。キタリはケトじいやシキばぁの親なのときく。そうだと兄は答えたので、キタリは笑った。笑ったがキタリは族長って何をしていいのかわからないと言う。 カタリは族長とはメラ族のために今何をすべきか考えて実践する者だ。いついかなる時どのような状況であってもまずはメラ族のために何をすべきかをと説明する。だからそれが何かわからないとキタリは戸惑う。妹に兄はわかるようになるまで私のマネゴトをすればいいと言った。

兄カタリであったならどうするかを考えるんだ キタリが兄の言葉から族長の役目を始め出す。 キタリ殿と壁が声をかける。

 キタリはお前なんかに…言われなくてもわかってるんだよと怒って壁を突き放す。ケトじいに私が族長で本当にいいのかと念のために確認をとる。

 ケトじいは当たり前じゃと答えた。カタリと比べれば大分頼りないが、お前はカタリ同じくらい皆に愛されている、皆を導けとキタリに発破をかける。

 ならばとキタリは新たな族長として皆に命を下した。

今この時からカタリの仇を討つまで皆に一切の涙を禁じる。休息を止めて、中・小隊を残った兵力で作り直す。ユジ五兄弟は健在かと周りに問う。周りは健在ですが泣き通してますと。キタリは次泣いたら私が殺す。五人にそれぞれ中隊を持たせる。

ポナンがキタリが立て直しに入ったと壁に伝える。キタリは壁将軍と族長として話す。

カタリの死を一時でも忘れることなどできない。この怒りを胸に立て直しノコノコ追ってきたブネンの首を狙う。共に戦ってカタリの仇をとるぞ壁将軍。共にカタリの仇を…。

もちろんだキタリ殿。共に力を合わせてブネンを倒そう。かたじけない、これでこの軍はまだ戦える。

 キタリが新族長になったとメラ族全てに知れ渡る。立ち上がったキタリが族長、キタリが新しい太陽だと皆に元気が戻り始める。そして、メラ族がカタリの仇を討つぞと燃えたぎっているとポナンから壁に伝わった。 そこに急報が入る。

 ブネン軍が消えた。 更に伝者はブネン軍の行方を捜した結果、隣に向かいましたと言う。 壁はバジオウ軍、まさかブネンはバジオウ軍を狙いに言ったのかと問う。 伝者は捜索隊の話ではバジオウではなくそこに現れた楊端和将軍であると。 楊端和軍は犬戎王本軍と趙軍らの大軍に追撃されて大多数の犠牲を出しながら後退中。ブネン軍もそこに合流したと報告する。 壁は楊端和の安否を思う。

日没に紛れて逃げ切れると思った楊端和軍であったがロゾと趙の連合軍は大追撃を展開し、しっかりと楊端和軍を削っていった。

 

 追撃するロゾの元に壁面の地に山の王を追い込みましたと報告が入る。おお、よくやったと珍しくロゾが喜ぶ。舜水樹が壁面の地についてきく。ロゾは行き止まりの場所だと答える。 ここは犬戎の地、とっておきの狩り場がいくつもある、いよいよ…山の王の皮を剥ぐ時がきたぞと喜悦する。

 犬戎と共に公孫竜率いる趙軍が山の民の軍を壁に追い詰めていた。 終わりだと公孫竜はここまで手こずった山の民の軍に心中で告げた。

秦の山猿共・・・平地の戦いに・・・しかも秦の暴挙に出た自分たちの愚かさをここで後悔するがいい。お前たちを葬り撩陽の戦いを終わらす。つまり秦の「鄴攻め」の野望をここで砕く! 

疲労困憊の山の民たち。そこに死王が矢継ぎ早に命令を出す。 タジフ隊で中央を固める。バジオウとシュンメンは左右に動け、カヒ族とエム族は第二波の刃、モウ族はタジフ隊を支援せよ。キリ族とオリ族は第三波の準備だと。 

 山の民達は楊端和の「声」にはっとした。ここまで追いに追われて弱り果てて憔悴しきっている。さすがの山の民たちももはやこれまでだと覚悟を決めていた。だが、我らの王たる楊端和の声は現状に光を失っている声ではなかった。

 楊端和が皆に告げる。顔を上げろ山界の勇者達よ。この戦いは盟友秦国の夢と存亡をかけた戦いだ。我らがしくじるわけにはいかない。これまでの山界の力の結集はこの戦いのためであったと思い、最後まで戦え。 明日の太陽は我らの勝利を祝う太陽だ。

全軍突撃だ―! 楊端和が命じる。皆が悟った。山の王楊端和はまだ勝つ気でいると。勝利の光に向かって山の民たちは猛る。

« 五百六十六 | トップページ | 五百六十八 »

キングダム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 五百六十七:

« 五百六十六 | トップページ | 五百六十八 »