2022年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

分類毎に読む

無料ブログはココログ

秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

« 五百二十二 | トップページ | 五百二十四 »

2019年3月24日 (日)

五百二十三

#523「秦軍右翼の刻」

 

蒙恬が王翦、麻鉱に一言残して去ろうとするのを王翦が引き留める。 そこで王翦は見事に左の役目を果たした暁には、わが側近として幕僚に加えてやってもよいぞと誘いをかける。まだ若手の者にと麻鉱が驚く。 

 しかし、蒙恬は笑えないなと言って、軽い失望を覚える。思わぬ台詞に麻鉱は小童といきりたつ。王翦の目も厳しくなる。 振り返る蒙恬は俺を入れるくらいなら…、その前に入れるべき男がいるのではありませんかと総大将に言い返す。 蒙恬の言葉に心の深層を突かれ、王翦の眼光が緩む。

 二人が浮かべたであろうその男は秦軍右翼で敵左翼を見ていた。王賁の視線の先には地平線に大きな砂塵が待っていた。 副長・番陽がいよいよ敵左翼が見えてきましたぞと王賁に話す。

 その敵たる趙軍左翼は三万。馬南慈、岳嬰、趙峩龍の三将が固めている。

馬南慈が誰が一番槍をと選ぼうとすると、岳嬰が真っ先に出ようとした。馬が勝手だぞと咎める。しかし、岳嬰はお前たちの事はほとんど知らない、そんな奴らにこの戦場の第一陣を任せられるかと馬の言葉を拒否する。
 そこに趙峩龍がこの巨躯で李牧様の副官の肩書で馬南慈殿が十分只者でないと察しが付くと思うのだがと横から声をかける。それでも岳嬰はそういうあんたは何処の馬の骨かと聞き返す。  馬南慈が馬の骨とは厳しいなと岳嬰に趙峩龍について切り出す。

 元趙三大天の藺相如様の側近であると言う。流石に岳嬰が驚く。中央軍にいる堯雲殿と長年にわたり王都圏の秩序を守られてきた影の英傑、分かりやすく言えば元趙三大天の廉頗四天王の介子坊と輪虎の類の男なのだと。 岳嬰の視線に力が入る。

秦軍右翼(亜光軍3,000。その背後に玉鳳隊5,000)

 番陽が亜光軍が横陣を広げておるのに一向に指令が来ないぞと関常に食って掛かっていた。なぜ来ない!敵は既に見えているのにとまくし立てては関常は怒鳴るなとしきりに言い返す。 二人の喧噪の最中に亜光自ら馬を駆けて王賁達の下にやってきた。亜光将軍と番陽が声を出す。

 緊張する玉鳳隊に亜光将軍は作戦を伝えに参りました若君と前置きする。若君ときたかと関常は気を使っていることを察する。 亜光は作戦を話す。
 

  【作戦内容】

  • 開戦の激突は亜光軍が請け負います。
  • 玉鳳隊は乱戦の場から離れて本来の持ち味を出す一撃必殺の遊撃隊に。
  • 好機が来たら伝者を送るのでそれまで待機で。

 黙って聞く玉鳳隊。しかし、その空気を王賁が破る。 誰の練った策だと亜光に問う。 亜光は数刻黙したが私と王翦様ですと答える。 王賁は愚策だ今から練り直すぞと言い放つ。 玉鳳隊の顔は蒼白になる。一波乱来るかと関常の部下・宮康は肝が冷える。

 愚策ではありませぬがと亜光が言葉を返す。 王賁はなぜ玉鳳を合戦の中に入れないのかと厳しく切り出す。
 はっきり言って今の玉鳳は一万の敵とも対等に戦える。兵力で劣るこちら(味方)に玉鳳こそ中に入れて力の拮抗を図って然るべきだと玉鳳を左翼に組み込めと言う。
 左から戦局を動かしてみせるとの王賁の意見に亜光はなりませぬと退ける。それでは初日から玉鳳の血が流れすぎますと理由も述べる。 

 ぎりっと音が出る程歯を食いしばる王賁。 たまらずに、妙な特別扱いをするなと言っているのだ亜光と声を荒げる。驚く玉鳳隊の面々。
 この状況で玉鳳を外すまっとうな理由などありはしない! それともお前と父はこの玉鳳隊にと王賁はまくし立てるが亜光の一喝がそれを中断する。

 自惚れなさるな若君、誰もあなたを特別扱いなどしておりませぬ。➡😠残当正論亜光将軍。 甘ったれるなと横っ面ひっぱたいても情状酌量の余地ありそうだわ。 こ、これが蒙恬にかっこいい台詞で異論封じた男と同一人物なのか?? 亜光将軍の迫力にたじろぐ玉鳳凰隊。負けずに睨み返す王賁へ、それは無論、良くも悪くもの意味ですと亜光は返答する。
 亜光の言葉の意味が分からない皆の中で関常一人だけが分かっていた。父君王翦様が策に関わり、本戦に加えられなかった事を若君が「傷つけぬための親心」と取らずに「期待されていない」と取ることを亜光が察していると。そして、その理由も…。

 そこへ伝者が敵の第一陣が動き出しましたので急ぎ戻るようにと亜光将軍に伝えに来た。 今行くと亜光将軍は返事する。 振り返り亜光は王賁にこの開戦の時に亜光自ら伝えに来た重みをくみ取っていただきたいと話す。
 玉鳳の力が必要な時にその力が半減していれば戦術はそこで終わる。どうか時が来るまでは冷静にと自重を勧める。 

 黙ったままの王賁に亜光は案じられずとも…この右の戦場は亜光軍と玉鳳隊が共に死力を尽くさねば勝ちは見えてきませぬ。 亜光はそう言うと前線に向かって駆けて行った。

 趙左軍第一陣岳嬰軍が前進する。 対する秦右軍では兵は敵の兵数一万と旗の集まりから敵将も中にいると知らせる。亜光は一万を出して、自分も出ると決断する。 

 それは玉鳳隊からも見て取れた。亜光将軍自らも出る事に兵だけでなく、番陽も驚く。 黙って見ている王賁の横から関常が亜光将軍は小細工を好まぬ武人ですと話し始める。関常の方へ振り向く王賁。意外の心地で関常と番陽が口にする。

 宮康も【攻め】は第二将の麻鉱将軍が強いと言われるが、麻鉱はよく策も使うと語る。後ろにいる松琢は呼び捨てあったとツッコむ。 

一方の亜光将軍は正面から堂々と思い切り敵にぶつかりに行く。兵も亜光の分身みたいな奴らしかいないので、何の恐れも抱かずに突き進む。➡どっかできいたような…。by某五千人将
 はっきり言って亜光兵はマジでやばい連中、王翦軍にいた頃に何度か亜光軍の下につけられたけれどと宮康が言う。松琢が本当に悪夢だったと代弁する。 あそこにはもう二度と入りたくないと。 元・王翦軍の彼らですら震える程かと番陽たちが驚く。

 岳嬰が秦の犬共を串刺しにするぞと兵に檄を飛ばす。檄に応えて士気が上がった兵達は前進速度を速める。 正面からそれを受け止める亜光将軍は堂々と更に速く前進する。

 両軍激突する瞬間を今まさに見る玉鳳隊の面々。関常が王賁に父君に認められて頂きたいのならよく見ておくといいと言う。 王賁も視線をそちらに移す。

 あれが父君王翦の最大の信頼を得る男!第一武将亜光です!! 右軍の戦いが始まる。 

« 五百二十二 | トップページ | 五百二十四 »

キングダム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 五百二十三:

« 五百二十二 | トップページ | 五百二十四 »