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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年3月24日 (日)

五百四十五

#545「直感」

 堯雲軍一万と飛信隊八千の戦いが始まる。 

騎馬隊 押し込めぇと堯雲軍騎馬隊にひるむなすすめぇと楚水が発破をかけて騎馬隊を前に出す。
 我呂の飛麃も奮戦するが、堯雲軍の精鋭兵に鋭鋒をくじかれる。敵の精鋭兵の多さと強さを崩せずに一旦、退却する。 騎兵同士の戦いは良くて互角と見る。

歩兵隊 松差歩兵隊隊長補佐は敵歩兵に苦戦するも、なんとか槍で倒しきる。遅れてやってきた新人兵に一呼吸遅いと少し強がってみせる。 同僚には新人達はがむしゃらに戦っているが、こんなに強い歩兵団は初めてだと敵の強さを感じる。

飛信隊副長兼羌瘣隊隊長・羌瘣は戦況を劣勢と分析する。 幕僚達も歩兵・騎兵団の強さはほぼ互角と見る。新人兵も頑張るが、二千の戦力差の前に敗北かと口にする。 それに羌瘣はそうじゃないと否定する。

小隊・中隊同士の力が拮抗しているなら勝敗を決めるのは―用兵術 つまり戦術の差だ。

隊長の分析を聞いた幕僚がそれならばこちらには河了貂がいますがと問う。羌瘣はそうなのだが、なぜかあらゆる局面で後手に回っているような気がすると答える。 驚く幕僚はでは河了貂より堯雲の方が上なのかと不安を口にする。そんな中で一か所だけが例外的に後手に回っていないところがあると羌瘣が言う。 

 それは…、

信が自ら率いている中隊の所。 信の戦いぶりを見ていた羌瘣はやがて気づく。ひょっとして堯雲という武将は…と。 

信はようやく王騎将軍の矛の重さに慣れ始める。本陣から伝令が来る。田永隊に敵が集まってきているから援軍にと。 だが信はんなもん囮で援軍部隊を狙っているだけに決まってるだろうがと伝令を拒否した。 大体さっきは左側はほっとけと言ったのに逆に沛狼隊が援軍に行って大怪我しただろうがと怒る。隊長の言葉に驚く部下。 

 翻弄され過ぎだと信は貂に怒る。堯雲がでけぇ手を狙っていることが分かってんのかと怒鳴る。 そこに羌瘣がこちらにやってくると言われ、更に怒りが募る。

 信の言葉通り、貂は翻弄されていた。

  • 渕副長の部隊が苦戦しているので歩兵50を送る。
  • 尾平の歩兵中隊の退却許可を斥ける。
  • 田有隊が敵奇襲で分断されたので騎兵三十騎で援護させる。

さらに急報がもたらされる。

  • 飛麃も敵につかまった。
  • 松左歩兵団も敵に囲まれた。
  • 奇襲に出た去蓋隊が敵の迎撃に在った。
  • 敵騎馬隊二百が孫隊を急襲。孫隊は生死不明。

 続々と急報が本陣に来るが、河了貂はどれも打開できなかった。たまらずに考え込む。

自分の意図が全て見透かされているみたいに何をやっても裏目に出ている。相手の考えが全く読めない。そのために受けきれずに隊がやられていく。

 そして、里近が討ち死にの急報が入った。幕僚の一人がそんなところが狙われたのかと驚く。動揺し始める河了貂ら本陣スタッフ。 何で読めない、基礎戦術から変化をつけてくるだけがその変化が全く読めない。 何なんだ、この敵はと河了貂は堯雲の姿を測りかねている。

 横からその戦いを観戦している趙峩龍はやはり飛信隊は堯雲の術中に嵌ったかと分析する。部下が飛信隊の軍師は相当できるとの噂でしたが堯雲様の前には通じないのですねと言う。 それに趙峩龍は優秀な軍師であるから嵌まるのだと答える。 奴も私も大軍師藺相如の弟子で最上級の戦術までしっかり叩き込まれている、だが堯雲の強さはそれとは別のところにあると言う。
 その堯雲は論隊を右から斜めに走らせろと命じる。部下が目的地を問う。堯雲はどこでもいい、斜めの揺らぎを起こすだけ、次の栄隊で崩しに行くのだと。

飛信隊本陣にも敵歩兵団が左から斜めに来たと報告が入る。全く意図が分からない河了貂は仕方なく崇源隊の横撃と考えて松左と崇源をくっつけようとする。 が、違うだろと声が入る。

 本陣に信と羌瘣が入ってきた。 本陣スタッフは驚き、貂はこの状況で持場を離れると怒る。 それに羌瘣がこんな状況だから私が連れてきたのだと答える。

 あの斜め掛けは波を作るたけだからほっとけ、本攻めは次に来る部隊だ。 信の言葉に参謀陣は驚き、貂は激昂する。ほっといたら崇源がやられる、変な進言しにわざわざ来るなと羌瘣にまで怒りをぶつける。

しかし、敵歩兵団は斜め掛けしてどこも攻めずに抜けていった。信の言う通りになり本陣スタッフが驚く。

 多分、新手は左歩兵ん所に攻めてくる。早めに百くらい援軍送っておけば跳ね返せたと思う。 左の言葉に貂達も驚く。参謀の一人が今は中央が一番薄いとぼやくが…。

敵後軍騎馬が出陣、左の周毛隊に突進してくる。 またしても信の言葉通りになっていた。

 もう偶然じゃなかった。 みんながたまらずに信に何で分かったの、敵の考えが分かるのかと問い詰める。 

 信は分かる、ただの直感だと答える。参謀たちはドン引きするが、貂はそういうことだったのかと叫び、机をたたく。敵の動きにようやく気付いた。 軍師の叫びに参謀たちは驚く。 理屈じゃなかったと。羌瘣は理詰めで読んでいるからお前は相手の動きが読めなかったと言う。 原因は…、

 敵将・堯雲は本能型の武将だ!!  大軍師・藺相如の一番弟子が本能型なのかと本陣スタッフが驚く。ただの本能型じゃない、おそらく智略もしっかり兼ね備えた厄介な本能型だろうと貂が推測する。
 羌瘣ははっきり言って今のお前の指揮では対堯雲には分が悪い、そして対策を練るにも刻が無いみたいだと言う。 刻がないと言われ分からない貂に信はやっぱり気づいてねぇのかと言う。

 💣堯雲はずっと火の起こし所を狙って探ってやがるんだ。今すぐ手を打たねえと大炎を起こされて大勢殺られちまうぞ。 火、大炎と本陣スタッフは全く理解できない。手を打つ、対策を練る刻もないと貂にも追いつかなかった。 

 忘れてねえよな、お前達と前置きし、かつて秦にはあの李牧すら追い詰めた本能型の大将軍がいたと信は皆に話す。参謀たちは麃公将軍を思い出す。 その麃公将軍から俺は本能型の武将だとお墨付きをもらっていると信は言う。 皆は信の意図が理解できない。

 ようやく貂は気づく。 羌瘣が現場で見ていても信だけが堯雲の動きについていっていたと言う。 ‟本能型”には”本能型”だと。 でもと貂は戸惑い始める。羌瘣が策を示す。

今から信に飛信隊全軍の指揮を執らせる! 今度こそ本当に仰天した貂達参謀スタッフであった。

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