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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年3月10日 (日)

三百九十六

#「修練の日々」

表紙は信の後ろに羌瘣たんと貂ちゃんがいる

王賁の槍が紫伯に当たり始めた。 ボロボロの王賁が放った槍が紫伯の腕を傷つける。怯まずに紫伯はまた王賁に剛槍を放ってくる。  それに王賁は槍を交差させながら紫伯の槍をはじき、かつ紫伯の頬へ槍の刃を当てる。

 無敵の強さを誇る紫伯が二度も当てられ、魏兵達が少なからず動揺する。関常でさえ紫伯の見切っているのかと驚き、それが玉鳳隊に広がり始めた。 部下達の声に副長の番陽は驚嘆しつつも賁様は紫伯を型で捕えていると言った。

 番陽曰く、

  1. 実戦我流で叩き上げてきた紫伯の槍と異なり賁様の槍は正式な槍術を基礎から修練して積みあげた。
  2. その槍術にはあらゆる敵に対応する無数の型がある。「守り・返し・攻め」を効果的に行うように研究された“型”
  3. “型”にはめて戦うことが出来るのならば賁様に(勝機がある)

 俺に長く槍を見せたのが貴様の敗因だと王賁が言い放つ。 負けずに魏兵達から作られた型など机上の戯言、ただのまぐれ、戦場でもない所で槍を振るって何の力になるのかと嘲りが飛ぶ。
 番陽もそれらの言葉に理があることは否定しない。理論で作られた“型”を実戦に移すには並々ならぬ修練の積算があることを知っている。しかし、目の前の主(王賁)はそれを実現させている、修練の日々が実を結び始めているのを見た。 わきあがる実感と共に番陽はある記憶を思い出す。

「違う。基本は右半身中段だ。」 幼い王賁の修行の場に父・王翦がきた。我が子の手を取って一言、教える。 槍をやらせるのであれば正式な師をつけてやれと番陽にも言った後、その場を去っていった。 ⇒優れた師匠の教えは簡潔で期間も短いことは名将の戦史が立証しています。優れた教えと習得には時間の長短は無関係です。気まぐれか、王翦様が息子に声をかけるのはそれほどに珍しかった記憶だった。

番陽だけしか知らなかった父子の記憶。その日から王賁様の槍の修練が始まり、たゆまぬ修練の日々が(実ろうとしている)

 またしても王賁の槍が紫伯の顔をかすめる。劣勢だった玉凰隊から雄たけびが挙がる。なぜか軽く紫伯が笑う。 その頃、信も凱孟と壮絶な戦いを続けていた。

 紫伯が王賁を速射と力で崩しにかかる。王賁が更に弱まり、味方も王賁の余力が尽きかけているのがわかる。しかし、それでも王賁は紫伯に貴様には弱点があると言い放つ。聞こえた魏兵にはそんなものはと嘲笑する。 

 だが王賁は貴様は生を拒絶している人間だと啖呵をきる。意表を突かれ魏兵からその声に振り向くものが出た。 それでも紫伯に押される王賁。

 紫伯の生への本能の欠如 王賁は昨日からの戦闘で紫伯には本能として急所を守る反射を見せるが、どういうわけかそれが無いと見破る。理由などどうでもよく、点を貫く俺の前にそれは致命的な弱点になると。 “型”で捕えて入り込みさえすればと勝機を見出だしていた。

 剛槍の嵐吹き荒れる中に王賁が飛び込む。掻い潜ろうと前に出たが、右肩を吹き飛ばされる。利き腕に深手を負う王賁へ近距離から紫伯が槍を繰り出そうとする。

 死人の分際でっ道をふさぐな貴様っ 諦めない王賁が吼える。紫伯の剛槍をかわして放った槍は遂に紫伯の胸の急所一点をあやまたず貫いた。

 

(・∀・)イイ! 遂に王賁の活躍来た――!! 

(・∀・)ニヤニヤ だが、その路は既に信くんは通ってきた道なのだよ。

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