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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年4月15日 (月)

五百九十二

#592「死に場所」

信、楚水、田有、岳雷たちが趙峩龍本陣に迫る。

 救援役は渕副長。隊が間延びして中間を助けるにも限界がある、軍師の言うようによく判断して助けに走らねばならぬと自らの役割の重大さを今一度かみしめていた。

中間が崩壊すれば今度はこちらの本陣が危うくなる。そうさせぬためにも一度合流しようと渕は、中間をどう進めるか話し合うために松左を探す。程なくして松左隊を見つける。

渕は松左がどこにいるのかと尋ねる。部下は安丁隊の方に行ったと答える。あそこはもう助けられないくらいに敵に囲まれていた。それでも多分、新兵らが多くいることに気づいて行ったのだと。 松左―――

 ⤵その新人達は多くが倒されていた。角兄弟の兄が地面に倒され、弟は敵兵に遮られて駆け付けられない。平来は仰向けに倒されている所に槍二本を突き立てられそうになっている。
 干斗も前後を攻め立てられ叩き伏せられた。せめて一矢をと槍をしごくが敵兵にたやすく手でつかみ取られる。遂に髪の毛をつかまれ、止めに刀を突かれようとしている。 敵が干斗にお前は変な頭だなと最後に言われて涙目の干斗だった。

 が、死の寸前で松左の槍が敵の喉を突き通した! 危機一髪で生を拾った干斗が助かりましたと松左に礼を言った。干斗に松左はまだ助かってねえと返す。ここは絶望的なくらいに敵に包囲されている、さっさと走れと新人達に命じる。 しかし、右に走るネズミがいるぞおと敵が直ぐに気づく。その声で敵も集まり始めるが、味方の窮地に気づいて飛信隊の仲間たちも集まり出す。

 遮られた松左や干斗たち。松左は力技で抜けと命じ、皆が戦う。囲まれていると干斗。松左は包囲も詰め方も練り込まれている手練れ揃いと分かり、走る方向を見極めなければと思案する。だが、その思考の隙を敵の槍が松左の背を突く!

 倒れる松左副歩兵長。 だが松左は何でも無いと立ち上がり、歩き始める。部下が手を貸そうとするが、松左は後ろに遅れている奴に貸してやれと答える。その様子と周りを見ていた干斗に絶望感が広がる。

無、無理だ・・・。ここからの脱出は無理だ。 お、俺らはいい。俺らを助けに来たばっかりに松左さんが死んじまう。副歩兵長が死んじまう。 そ、それだけは絶対に・・・っ

 干斗は松左に俺らが命を捨てて突破口を開くから、後ろに下がって松左さんら先輩達だけでも脱出してくれと言う。このままじゃ俺たちはただ足を引っ張ったバカで終わる、それだけはと。干斗の言葉に他の新兵達も松左たちを助けようと命を捨てようとする。 新人達の声を聞いた松左は・・・、

「そんなんなら始めから飛信隊に入ってくるんじゃねえよ、馬鹿野郎共が!」 松左は激怒していた。皆の叫びが一斉に止まった。
 松左は新人達の足手まといは当然だろうが、お前らは俺たちと・・・、信が見てる景色を一緒に見たいから飛信隊に入ったんだろうが。だったら俺なんかのために命を捨てるなど口が裂けても言うんじゃねえと吼える。干斗はだけど、非力な俺達はと未熟さ故にと返事しようとする。だが、松左は容赦ない。

「飛信隊がこの朱海平原で奇跡を起こして勝つって信が言っただろうが。それが大将軍の道につながるって言っただろうが。 それを支えるのが俺やお前達なんだ。ここはまだ俺たちの死に場所じゃ無い。」 松左の思いにめげていた新人達に伝わる。

 そこに敵が来た。松左はしっかりついてこい。皆で死地を乗り越えるぞと皆に告げる。 皆が必死に戦う。干斗は戦いつつ松左を見ていた。

ちくしょう 少しでも松左さんの前に行って助けになりてぇのに追いつけねぇ。全然追いつけねぇ。あんなにズタボロなのに・・・何であんなに・・・強いし・・・スゲぇなかっこいいな俺らの先輩は――― 

 やがて敵が少なくなってきた!! 包囲を抜けつつあった。 だが、松左の目の色が薄くなり、足も止まってしまう。干斗が気づき松左に助かります、もう少しですと声をかける。

 松左は干斗へ悪いが俺をできるだけ前の方へ運んでくれねぇかと頼む。

信のいる前の方に・・・わがままで悪いが最後はできるだけ信の近くに・・・信の・・・ か細い声が消えると同時に、松左が倒れてしまう。 駆け寄る干斗。

 

 

_photo 遂に飛信隊古参から犠牲者が。。。

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