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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年4月15日 (月)

五百九十五

#595「最高の隊」

 羌瘣が土雀を斬った直後を土雀の将・徐肖がその背を突く。技の終わりの隙を狙った必殺の突きであったが・・・。

その槍を躱しながら羌瘣は緑穂を槍上に滑らせる。槍の先にある手、顔面に跳ね上げて徐肖を斬り払った! 土雀の将・徐肖、羌瘣に討ち取られる。

 土雀の将を斬った羌瘣だが地面に倒れて血を吐く。それを見た信がもう十分だ、戻れと叫ぶ。敵は徐肖の仇だと猛然と槍をしごく。だが羌瘣はまた飛び上がり敵を斬り払う。
 信が何度も羌瘣と叫ぶ。羌瘣の死闘を見ていた田有は涙を浮かべ、ぶっ倒れそうな身体を奮い立たせる。羌瘣の働きを無駄にするな!斬って斬って斬りまくれ!! 副長の死闘に飛信隊は更に燃え上がった。

   

 😖😞趙峩龍軍最精鋭部隊「土雀隊」が包囲しても敗れる、真に主力のあの部隊が討たれてはと趙峩龍の幕僚達は戦意喪失してしまう。幕僚達は自らの主を仰ぐ他なかった。一人はここは危険です、引きましょうと主に進言する。別の者は奴らが来る前に趙峩龍様さえ健在であれば尭雲軍か馬南慈軍に合流した立て直しが出来ますとも。何卒退避をと皆は揃って言う。

 だが主は違ったのかとまるで無関係な言葉を発する。

どういうことだ・・・ 我らはあの時代の主からこの時代のこの秦の暴挙を止めるべく放たれた矢ではなかったのか?
我らの力不足で主の予言に応えられぬというのか・・・・・・

いやひょっとしたら・・・偉大なる主藺相如は何か違う意図で我らをここに送ったのやも知れぬぞ、尭雲よ

 自らの迷いを反芻して趙峩龍は背後に退却する。幕僚達も続いて退却した。。。 そ れ は・・・

 飛信隊、趙峩龍軍主力を蹂躙す! 我呂の言葉に信は俺達の・・・勝ちだ・・・と答える。去亥の馬「灰雨」が疲労で倒れる。他の仲間達も傷と疲労で血を吐く者が大半の有様。立っている者達は飛信隊で土雀たちを全て血の海に沈めていた。🆔👊これを一人でやってた蒙武大将軍はやはりバケもんだわ。

疲労の楚水も部下の満助に声をかける。まだ生きている。那貴の部下があの包囲を受けて返り討ちにしたことが信じられなかった。那貴も同感で、今回ばかりはあの副長の無茶でこの奇跡が起きたと言う。那貴の言葉で信が思い出し、羌瘣はどこだと叫ぶ。

 なんとか無事だと答えが返ってくる。信が振り向くと田有が羌瘣を抱きかかえていた。🆔これで二回目ですね。飛信隊最古参のVIP警護役。力を使い切って気を失っているだけだと言う田有は背に剣と槍が刺さっていた。
 仲間が羌瘣を庇ったのかと聞かれると、田有は最後の少しだけでもう殆ど戦いが終わっていたと答える。こんな傷なんて、ボロボロになるまで気を失うまで戦ったこいつに比べたらなんてことはないと言う。そうさせた自分に歯がみする信。羌瘣隊の一人が副長の奮戦に涙する。

 しかし、我呂が羌瘣が生きていたのは良かったが、ちょっとまずいと言い出す。趙峩龍の姿が見えない、逃げられたと。田永が敵を討つのに夢中で気づかなかったと悔しがる。逃がしては無駄になっちまうと。 楚水は無駄にはならぬと田永に答える。

 ここに趙峩龍軍主力は滅した。それは飛信隊対趙峩龍軍の勝敗を決する程の戦果だと。🆔📖敵軍撃破(無力化)は戦場の優先事項。それでも楚水は元三大天の片腕と言われた男がこのまま引き下がるとは思えないと最後の手について言う。楚水の立て直しの言葉に那貴も同感で、違う場所に本陣を築いて失った指揮系統を復活させる筈と意見を出す。

 それはあの後ろの森のどこかだろうと刀で後方の森を指して言う。飛信隊からその森がとてつもなく広いので探せるのかと声が出る。信は探すしかねぇ、奴らが立て直す前に趙峩龍を討つと動き出す。信は動ける奴はついてこいと言うが、傷から血が噴き出してしまう。
 那貴がまだ行く必要は無いと信を制する。探索は敵に気づかれぬように少人数がいい、元々"逃げ”と"隠れ”の俺たちが必ず趙峩龍の居場所を見つけてくるとその役を買って出る。 発見し次第必ず知らせるから、それまで少なくとも脇の深手の手当てをしておけと信に言う。それじゃ見つけても趙峩龍を討てないぞと。他の部下も那貴に同意して手当を先にと隊長に言う。信は那貴に任せた。

      

 隊長の手当を始めるところに崇源歩兵団からの伝令がやってきた。伝令は無理を承知でと前置きした上で今すぐ少しだけ後ろの歩兵団のところに隊長だけ来て頂けませんかと言う。田永が馬鹿かお前はと怒り出す。趙峩龍を討つ大事な刻なのに何で信が今後ろに行くのだと怒り出す。だが信は何かあったのかと一応は耳を傾ける。

 伝令はご、ご本人は呼ぶなと言われたのですが・・・崇源歩兵長が隊長に伝えるだけ伝えてこいと言う。何を言ってるのか田永は分からない。だが楚水、そして信は分かった。 誰だ?と信が強い語気で問う。 伝令はたまらずに涙をこぼし、松左副歩兵長ですと答えた。

     

 松左は崇源に抱えられていた。歩兵の皆が呼び続ける。崇源は苦しいかと問う。松左はいや少し楽になってきたと答える。まだ物は見えるかと聞かれ、ぼんやりとだと答える。 

 もう死の前だと知った干斗が俺たちのせいで済みませんと何度も頭を地面にたたき付けて涙声で謝る。うざいなお前はと松左は干斗に俺の槍をお前にやると言う。
 使い込んでいて相当に癖がついているが良い槍、ゆっくり慣れていけと伝える。干斗が俺なんかがもらえ無いっすと答えるが、崇源が干斗にそこは返事が違うだろと一言添える。🆔💦流石に王騎将軍と信の儀式を見ていたから理解してますわ。 分かった干斗はありがとうございます、松左さんの槍を絶対に使いこなせるようになりますと涙声で松左に誓う。

 松左が崇源の手を握りしめて楽しかったと言う。崇源もそうだと思いは同じだった。

色んな隊をそれぞれ渡り歩いた俺たちはよく分かる、飛信隊は本当に最高だ。崇源もその通りだと答えると、周りもこらえきれずに泣いてしまう。最後に松左はちょっとばかり先にいくが、隊を、信を頼んだぞと友に託す。ああ、任せておけと涙をこぼす崇源は答える。息が切れようとしている松左にたまらずに崇源が信は来れないのかと吼える。叶わずとも、それでもとのやるせない死にゆく友にと願う崇源の片目に・・・、

 👤信がやってきた!!!! 涙で濡れた歩兵達が驚く。その瞬間、松左が跳ね起きた。 直ぐに馬から下りた信が駆け寄る。松左が立ってそちらに歩を進める。心中で互いの名を呼び合い、そこに倒れる松左を信は受け止める。

ありがとな でかい夢の道を歩かせてくれた隊長に、夢の道を支えてくれた戦友に、最後の感謝を伝える。

飛信隊副歩兵長・松左 朱海平原にて戦死

 

 

 

_photo 馬陽戦での槍裁き、三百人隊での焦る信に助言、合従軍戦における万極での戦いで迷う信を支えてくれた松左の活躍は本当に節所で光ってました!!

 

 

 

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