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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年6月11日 (火)

六百一

#601「決着の日」 

まだ薄暗い夜明け前の荒野を“報せ”を携え早馬が咸陽に向かって往く――。

王都聴政殿

 壁と楊端和の軍が撩陽を落とした。激戦の末、犬戎族を破り城を占拠した。早馬からの捷報に昌文君らが喜ぶ。昌文君はまだ夜明け前だが大王様へ報告をしようとする。⏰ここにいると大王は既に起きていた。

 嬴政は撩陽からでも五日かかったのかと伝者に問う。伝者は列尾の封鎖がいよいよ激しく、山越えをしてきた伝令も矢傷で私に伝えた後に息を引き取りましたと答える。 
 撩陽は確保できたが、やはり問題は朱海平原の戦いだと大王は言う。昌文君が朱海平原からもう一切報告が来ないと言う。開戦から十五日目と嬴政。もう兵糧も尽きた頃でしょうと昌文君。 おもむろに歩き出す嬴政。

信・・・・・・生きてまだ戦っているのだろうな 俺は信じて玉座(ここ)で待つぞ 不可能と言われた鄴攻めの捷報を 

そして再び・・・ ここで論功行賞を行い大勢の前でお前を祝福することを―― 

玉座に座る大王は待つ・・・、勝利を、そして友の帰還を。。。

 [撩陽] 

 👟夜明け前に目が覚めた壁は城壁の上に登る。城壁の上には楊端和、キタリがすでに起きていた。二人は壁にまだ夜明け前だぞと声をかける。壁は実は嫌な夢で目が覚めた、朱海平原で秦軍が全滅した夢を見たと。

 楊端和がキタリに壁の言葉を訳して伝えると、キタリは怒って壁を一発殴った。不吉なことを言うなと。楊端和は壁にメラ族は言霊のようなものを信じるから気をつけろと注意する。
 壁はお二人はどうしてこんな暗い中起きていたのかと問う。 我らも胸騒ぎがしたのだと答える二人。私もそうだが、キタリも勘がきくのだと言う。それは・・・、恐らく今日が“決着の日”だと壁に言う。

[鄴]包囲中の桓騎も夜明け前から城壁を見据えていた。💤オギコは寝ぼけて身体を起こすもまた突っ伏して眠る。


朱海平原

👟陸仙が本陣に向かう。部下に若は憔悴しきっているのだからギリギリまで眠らせて差し上げるのだと伝える。集合地点に来た陸仙は既に蒙恬が騎乗姿なのに驚く。

蒙恬は陸仙に今日はいつもより全体を前陣、攻めに出ると指示する。陸仙が副長の弔い合戦ですと言うが、蒙恬は違うと返す。 紀彗軍をこの場に足止めするためだと言う。

  1. 日の出と共に右翼が駆け出し趙左翼を抜きに行く。
  2. 抜けたら王翦中央軍も出て李牧中央軍を挟撃する。その時、紀彗軍が助けにいくとその好機を潰される恐れがある。紀彗は必ずそう動く。
  3. それをさせぬために今日はこちらから猛攻を仕掛ける!

 作戦を聞いた陸仙は安心しましたと答える。正直下手をしたら立ち直れずに天幕から出てこないのではないかと思っていたからだった。バカを言うなと蒙恬。 今日は開戦以来の大一番、いつまでも鳴いてはいられないと。じいの弔い涙は戦いに勝ってからだと蒙恬は言う。

陸仙も胡漸副官は本当に優しい方でした、いつでも若のことを第一に考えてらしたと述懐する。知っていると言うと蒙恬は涙をこぼす。すみませんと謝る陸仙。

 蒙恬は陸仙にじいの話は後、龐煖の名も口にするな、聞けば心が乱れると忠告する。今はこの戦いに勝つことだけを考えるんだと言い聞かせるように楽華隊たちに告げる。新副長となった陸仙が各隊に配置を命じる。

 だが蒙恬の狙いは紀彗も理解していた。  馬呈が夜明け前から秦軍が布陣を始めたと言ってきた。紀彗はここまでくると互いに考えることは筒抜け、我らが中央軍に援軍を送れぬように今日は猛攻を仕掛けるのだと言う。 馬呈はここまで散々いなして逃げてきた奴らが笑わせる、完膚なきまで返り討ちしてやると息巻く。紀彗も同感で、戦力もこちらが多いと勝算ありと見る。部下達に全軍布陣を命じる。今日こそが秦軍の命日でアルと檄をとばした

中央軍

 👊秦軍は田里弥軍と倉央軍が前面に出ようとしていた。倉央は何とも待ちわびた、俺たちだけ何もせずに戦い方を忘れたやも知れぬと軽く言う。田里弥は全てはこの日のためだと返す。軽口を叩くのは大目に見るが馬鹿なしくじりは許さぬぞと同胞に油断を戒める。 しくじりと聞いて倉央は無縁すぎてそんな言葉は知らないと答える。 田里弥は同胞に武運を祈ると言って配置につく。倉央も同じように言って配置についた。 後ろで二人を見ていた王翦将軍。

 当然、カイネ達も夜明け前から動き始めていた。傅抵は暗く眠いとぼやきつつ、中央軍将校たちもそれぞれの配置につき始める。後ろからそれを見ている李牧。

 前日に大殊勲を挙げた飛信隊も動き出す。 💢🚩日の出と共に出陣するから走れと号令が飛び交う。

 👣走る新兵達の中、干斗は開戦して十五日目、咸陽から出てから一月以上かけた戦争が遂に決着がつくと高ぶっていた。仲間もよく死なずにすんだと命をかみしめる。 そこへだったらここで気を抜くな、気を抜いた奴から死ぬと淳兄弟が横から口を入れる。干斗が誰の言葉だときくと、兄弟は松左さんだと答える。 だったら本当だと干斗は素直に受け止め、今日も全力で行くと決意を新たにする。

 日が出そうな場所を見上げる信が前進していると、渕副長が報告に来る。王賁が復活したのだと。👀信は驚く。郭備隊の一人は死んだんじゃなかったのと言い、去亥が死んでねーよと突っ込みを入れる。
 📲‼✨渕副長はこの大一番で大きな朗報、槍は持てなくても玉鳳隊にとっては王賁が馬上にあるだけで大きいと言う。信も渕さんの言葉に頷く。 信は後ろを振り返って羌瘣にお前の薬のおかげだと言葉をかける。

 😠❗だが羌瘣の顔は険しかった。昨夜の感応から信を狙いに龐煖が来る可能性を考えていたからだった。お前の危機は私が守る。羌瘣は信に言った。 そんな羌瘣の言葉に信は・・・、

 そういうのはやめろ羌瘣(お前) 一人で背負おうとする羌瘣の危うさを信は注意する。✨皆で勝つんだ、ちゃんと生き残ってなと信は羌瘣に言う。みんながその光景を見ている。🆔先の戦いでみんな、羌瘣の無茶ぶりを見せられているからなぁ。。。

分かったなと信はあえて羌瘣に念を押す。✊💕信の気持ちがきっちり伝わった羌瘣は拳を掲げて了と応じた。信も拳を掲げる。折りに娘軍師から将校たちに持ち場に着くようにと催促される。

朱海平原十五日目 平原の戦いを照らす最後の朝日が天を朱く染めながら登った

 尭雲、王賁、信の見える先には・・・

 

 

 

_photo 戦とは犠牲の道。爺を失った蒙恬が悲愴だが羌瘣もまた悲愴だ。 失った痛みは生き続けることでしか埋められないのだから。

 

 

 

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