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秦戦紀

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     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年7月 4日 (木)

六百六

#606「起こり」

 

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 王翦将軍は・・・陣形展開もせずにそのまま前進を・・・ 

主の意図が読めぬ倉央はここから陣組みが間に合うのか、それともまさか本当にこのままぶつかるのかと考える。田里弥は中央軍の足が遅くなったので何かあるのだと考える。

 秦軍の行軍が遅くなった。其れを見たカイネは何か仕掛けるのかと思う。傅抵も面白い、そこから何が出るのか、見せてみろってんだと鼻息が荒い。
 秦軍は尚も前進していく。カイネ隊では本当にここから何か出来るのか、もう最前列は目の前だと声が出る。そして、迫ってくる秦軍兵士達に趙兵たちが構える。 

 そして・・・、本当にそのままぶつかった・・・ 敵も味方も驚き、理解できなかった。 💋ただ一人、李牧は王翦と呟いた。

戦い始めた両軍兵士達。無茶だと田里弥が危機感が増す。李牧軍は乱戦の中で謎の戦術を使って各所で圧倒してきた、まともに戦り合ったら王翦様の兵といえども勝ち目は無いと不利を察する。 両軍歩兵たちが繰り広げる戦いで死者が出始めた。しかし、田里弥、倉央共に驚く❗

 ほぼ互角の戦いだった。 二人は思考を巡らす。

「なぜだ・・・なぜ李牧兵は戦術を発動しない⁉ ここまで複雑な動きを見せ続けていたのに何故急に単純に戦う・・・ しかも王翦兵の戦い方は何だ?前がやられたら次が出てくるだけというだけの戦術皆無・・・単純どころではない。あんな戦い方では普通の軍にすら敗れる。 

だがなぜか今は互角・・・・・・

 💡❗主の戦い方を見た二人はまさかに気づく。何もしていないから互角なのか

趙軍は動揺していた。太呉は秦軍の動きを掴めなかった。雷伯はこのわずかな間で李牧様の戦術[カラクリ]を見抜いた王翦に驚愕する。

 💡ひょっとするとと倉央が自分でも気づき始める。

「李牧軍は全てこちらの動きに対しての返しをやっていた・・・さっきこちらが五十騎出した瞬間に敵五十騎が入ってきたのは偶然では無かった。

いや・・・ちょっと待て・・・だがそうだとしてもさっきのは余りに早すぎる。五十騎出た空隙を見つけて狙って五十騎を送るにはあまりにも早い。・・・・・・あれではまるで・・・

 "起こり” 王翦は分からない配下に李牧軍の戦術を説明し始める。

 人は物をつかむときに手を動かす。だがほぼ同時だがわずかに先に肩が動く。もっと言うと対になる腰に先に力が発している。それが"起こり”だ。🆔軍略に関してはよくおはなしする王翦様😃

 軍にもその"起こり”があると王翦は説く。武を極めると"起こり”を察知し相手の動きを読む。読めば敵の動きは通じず更に返しの技を出せる。主が李牧兵はそれを行っているとの説明に配下達は人と軍とは同じとはと信じがたい。
 王翦も軍の戦いでの"起こり”は確かに理屈では分からないと言う。だがその"起こり”を感覚的に捉えて戦っている連中は昔からいる。奴らは敵兵の表情や集団の重心やらからそれを読み取るという。一人はそれはまさかと口にすると、王翦は肯定する。

 本能型の武将 本能型の戦いを李牧がしていると言われ、配下達は李牧は間違いなく知略型中の知略型の武将だとどうしても納得できない。それに王翦は五年前、李牧は合従軍戦の時に一度、本能型の極みにいた麃公と戦っていると話す。配下達は主の解説に思考を巡らしていた。その中からまさかと声が漏れる。 そのまさかだと王翦が結論づける。

李牧はその一戦から本能型の戦いの仕組みを研究し読み解き、それを元々知略型だった自らの兵団にたたき込んだ。そうして奴は"知略”と"本能”を合わせ持つ異種混合軍を作り上げたのだ

驚愕する王翦軍配下達。王翦自身も私と同じ怪物だと認めざるを得ない、李牧を同レベルの相手と理解した。

     

 軍としての意志がない故"起こり”も何もない、従ってこちらも同じくただ目前の敵と単純な突き合いとなって戦果は当然五分五分になった。カラクリを見破られて雷伯はそれならば、こちらが戦術を使って赤子の手をひねれば良いと再び動き出す。

 雷伯軍が有利な陣形から攻撃を仕掛ける。両翼が動いて包囲し始める。 秦中央軍は全軍前面にして対応していない。倉央は陣形など戦略的には無防備状態な主の軍がまずいと思う。雷伯は右翼左翼共に錘形で押し寄せる。

 ほう・・・なるほどなと王翦は納得した心地で言うと、素早く軍に命令を下す。

  • 敵左翼の脇の中間を狙え。百騎で分断できる
  • 第三隊は敵右翼の突撃に逆らわずに内側に押し込まれよ。第一隊が戻って敵の中間を討て。
  • 丁波隊は晋項隊と敵を挟撃せよ。

 その命令により・・・、王翦軍が勝っている!! 今度は逆に李牧軍が随所で押し込まれる形になる。敵味方共に逆転の戦況に驚く。
 読んで合わせにきたと言うのか王翦と逆に劣勢になる李牧は歯がみする。 王翦は意外とそういう見方をすると分かるものだな、"起こり”とはとまるで新たな戦を学び取ったように語る。

 

 

 

_photo

 恐るべし王翦の知略!

 それにしても太呉さん、いつから王騎軍から李牧軍に鞍替えしたんですかあああ〰〰〰


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