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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2019年11月28日 (木)

六百二十三

#623「模を示す」

 あの龐煖・・・様が“人”の代表とは・・・!? 李牧の言葉にカイネは驚き、その意味を問う。

彼について語るならばその出会いについて話さねばなりません。李牧は龐煖とのつながりを話し始める。李牧様と龐煖様の出会いにカイネだけで泣く幕僚達も関心を示す。

 今から十九年前のことです それはカイネがいた雁門の赴任前だった。自分と出会うずっと前のことだが、カイネはその頃はまだと本人から聞かされた話を思い出す。

 当時私は“戦”に溺れた愚か者で多くの者を失い続けていました。 幕僚達はいぶかしむもののカイネは既知であった。


 そして、とある戦で大敗し的に追われ臓物を引きずりながら一人深山をさまよい、最後は自らの命も失いかけたその時

 私は運命的に出会ったのです

 龐煖に

驚きのカイネ達に李牧は構わずに話を続ける。

 朦朧としていた私は何故か彼を人と思いませんでした。最後に何か・・・山の住まう人外の何かを見たのだと・・・ 歩く龐煖は横に人が倒れているのを見つけた。 我が道を阻む者は余さず屠り土に還す。そう言うと龐煖は片手で掴んだ虎の首を李牧の方に投げ捨て、矛を下ろす。が、龐煖の矛は首の手前で止まった。

 龐煖は李牧を凝視する。李牧は無気力で見返す。どうしたと李牧は言う。

 俺は・・・お前の道を阻む程の存在ではないが・・・目障りなら殺すがいい・・・。俺にはもう何もない・・・親も兄弟も仲間も全て戦で失った・・・ 皆・・・俺が死なせてしまった・・・もう俺には・・・ 生きることを放棄する李牧。

 しかし、龐煖は矛を収める。貴様の“役目”はまだ何も果たされていないと言う。貴様らには聞き取れぬ声が俺には聞こえる。“地”の声だ。その声が俺と貴様を会わせた。

貴様は俺の道を答に“導く者”だと 李牧は龐煖の言葉が分からなかった。生憎だが人違いだ、俺はお前が何を言っているのかと返すが、龐煖は李牧に手をかざす。

いずれわかることだ。覚えておけ李牧、俺の名は“求道者”龐煖だ。その言葉で李牧は意識を失った。

朝、目が覚めるとなぜか起き上がれるくらいに身体が治っていて、フラつく足で少し歩くと・・・私を追って来ていた敵の死体の山が


 後の三大天同士の出会いにカイネ達は驚愕する。カイネは求道者とは李牧に問う。

 求道者”とは文字通り“道”を求める者、そしてその道とは“人の救済”です。 思わぬ李牧の答えにカイネ達は驚く。

 深山で龐煖と出会い命を救われた私は暫く軍を離れています。ちょうど戦に疲れたのもありましたが、龐煖が何者だったのか、“求道者”とは何かを知りたくて放浪したのです。 その時を思い起こしつつ李牧は話を続ける。

彼ら求道者はこの五百年の戦乱の世よりもさらに古い争乱期から存在していたそうです。争いを繰り返す人の世の苦しさと愚かさを憂い、どうにかこれを救えないかと真剣に考えた賢者達の集団 それが求道者の始まりだったと。 人々の願いとは裏腹に拡大していく争乱の世に、彼らはやり方が間違っていると結論を出した。

この争いの世の中で“道”を探してもそこに“答え”は“無い”と断定した。なぜなら偏愛がある限り争いは生まれると。“情”がある限り苦しみの世は変わらぬと 思わずカイネがそんなと声を上げた。情があるからっ“思い”があるから人ではありませんかと反駁する。李牧もその通りですと答えるものの、求道者の話は・・・、

故にその大いなる“矛盾”を解くためには人は皆、人を超える存在にならねばならぬと。人を・・・超えた存在とは何をとカイネらは話が分からなくなる。

それで求道者達は人の世から離れ唯ひたすらその道を探したのです。まず自分達が人を超える“模”を示さねばと。飛躍してカイネ達は理解が追いつかなくなる。 李牧もここからは我々凡人の理解を超える話ですがと前置きして話し出す。➡😵もうとっくに理解超えてませんか??

彼らの考えでは“生”の営みは一個でもある奇跡の“模”を示した時、全体にもその変化が起こり皆が一斉に上の存在に昇ると。故に彼らの道は人を超えし“模”を天に示すことであると。 

 思考が停止してしまうカイネ達。やがて一人が今の話では求道者が人の域を超える存在になれば我々全員がそうなるというのですかと意見する。 李牧は肯定する。では龐煖はそのためにと言う。
 その言にカイネは戸惑い震えて、龐煖・・・様はただ自分が最強であることを誇示するためだけにあの暴威を振るっているのではないのですかと問う。その問いに李牧はそれが龐煖の“道”なのですとカイネの言葉も認める。 道とカイネは理解の範疇を超えた龐煖の存在に震え出す。

 おかしな話ですが、求道者は彼らの中でも一人でも人を超え神に等しい領域に立つ時、我々“人”は今とは違う上の存在に変化し争いを止め苦しみの世から完全に解放されると本気で信じているのです 茫然自失のカイネ達。➡😵戦場でそんな話ぶちまける李牧さん、あんたって人は。。。メダ×ニ使ってます??

 何を言って・・・そ・・・そんなこと・・・起こるわけがっ カイネはそう口にする。しかし、カノジョの左目から涙があふれ、幕僚達も左目から涙が流れるのだった。 求道者の話を聞いてカイネは、そいつらの言っていることもやっていることも常軌を逸していると言う。
 分かっていると李牧もそれを認める。しかし、李牧は求道者のお前達には無理だ、救いの道はこの方法しか・・・との言葉を未だ否定しきれなかった。 その間も龐煖は矛を振るい、信を寄せ付けない。だが信の戦意は落ちていなかった。李牧は何故か信を見ている。

・・・・・・求道者達の目的は人の救済。そのために彼らはそれぞれの道から人より天い【タカイ】存在を目指しています。ある者は土くれになるまで瞑想し、ある者は宙を舞うために谷へ身を投げたという笑い話も聞きました。 

・・・・・・そして龐煖は全てをかけて武神にならんとする道を

 

 

 

           

K001_25 求道者の世界を語るお話でした。一人で全てを抱えるというのかね❗❗

 人の未来のために自我を捨てた求道者。

羌瘣も幽連と闘って苦しんだ道でしたな。 でも一人で全てかなえられるというのなら、命はどうして数多あるのでしょうか。

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