2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

分類毎に読む

無料ブログはココログ

秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

« 猫 | トップページ | 昨日、歯医者に行く »

2020年6月 7日 (日)

六百四十二

ポチッとよろしく!

#642「第一等の特別功」

鄴一帯を勝ち取った大戦争から数ヶ月。秦国には、東へと向かい大行列が!?

 村人達が大行列を横から眺め、その数に驚いていた。半日は流れが途切れていなかった。鍬を休めた一人があれは三石地方の連中だと言う。別の者も早く移住する程得があるとか言っていたなぁと言い、それを聞く隣の者も自分も悩んだと話す。それでも彼らは留まるリスクを選んだ。

 対して移住する側の村人も家族ぐるみで大八車で新天地に向かう。とある母子は共に歩く夫に村にいた方が良かったんじゃと不安がる。バカ言えと夫は即はねつけた。 この不作の中移るさけで一年間年貢が免除、その上に仕事もある好条件を選んだ亭主はとにかく行くんだと妻と子に言う。

 俺達の新天地へ! 挑戦する夫の言葉が移住する者達の共通する意志だった。行く先は列尾で決まる。民衆ばかりでなく軍隊もまた一緒に向かっていた。

鄴攻略から五ヶ月後 秦国は新領土となった列尾-撩陽-鄴の三角地帯を盤石のものとすべく各地より続々と人を送り込んだ

示された破格の好条件に自ら動く者から強制的に村ごと移される者達もありその規模は“山陽東郡化”の時の比ではなかった

またそれらを守る軍隊も途切れることなく派遣された 秦人にとっては正に列尾を越えた未踏の地への“大移住計画”であった

咸陽

 河了貂は蒙毅と再会する。 兄弟子・蒙毅は本当に久しぶりだ、出陣以来だと妹弟子と言葉を交わす。貂は戻ってから少しのんびりしたと話す。蒙毅は先生の呼ばれたのときく。その通りで貂は少し話せたらと思って早く来たと言う。

 互いに座る二人。朱海平原の報告と蒙毅は問う。貂は頷き他の隊の話との食い違いがあるから三度目になると答える。事後の戦局解読は大切、僕も時々手伝っているけれどなにぶん先生も僕もやることが多いと蒙毅は言う。 

 貂は、楽華隊胡漸副長は蒙恬から聞いたけど蒙兄弟を親代わりに育ててくれた人が朱海平原で戦死されたと慰める。蒙毅は兄から龐煖にやられたと聞かされたと言う。
 飛信隊信がその龐煖を討ったことは知ってたし兄からも聞かされた。信殿も仮死状態になる程の激戦だったと。貂は複雑そうに兄弟子の言葉に頷く。→⤵本当に死んでたんですよねぇ。。。 兄は自分の手で龐煖を討ちたかったが難しかった、信が代わりに仇を討ってくれて感謝していると言ってたと蒙毅は兄の言葉を貂に伝える。

 でも死んだのはじぃだけじゃない。他にも・・・飛信隊も大勢犠牲が出たねと貂に言う。沢山出た、大切な仲間を大勢失ったと貂も哀しく言う。が、だからと貂は立ち止まらず前に進まないといけないと貂は拳を突き出して自らを励ます。→👊忍と言うか、昔のYJの漫画を思い出すわ。。。 押忍に分からないが妹弟子の言葉にその通りと賛同し、蒙毅は列尾の向こう側が今どうなっているのか教えてあげる。

 同門の誼から機密情報をもらい貂はそれが聞きたくて会おうって言ったんだよねーと喜ぶ。地図を広げる蒙毅は寂しいなそれはと苦笑する。勿論、冗談だと貂は笑って答える。

〔鄴奪取後の秦領地図〕

  • 山陽近くまで魏が迫っている: 貂が山陽を心配する。蒙毅は騰軍が列尾貫通に現場を離れて直ぐに呉鳳明がすかさず攻め込んだ。騰軍が戻ってきたので魏の侵攻は山陽で止まった。
     貂はまあ仕方が無い、それ以上に鄴-撩陽までの地は得たものとして大きいとハイリターンをみる。毅も同感で、とにかく今は本土からの移住を進めて新領土を秦の人間で埋めることを最優先していると答える。
     でもと貂は列尾より先はまだまだ不安定なのにそんなに人を送って大丈夫なのと蒙毅に問う。もっともな問いに蒙毅は不安定な中で一刻も早く生活を定着させるために~
  • 李斯が現地に派遣されている: 山陽の経験もあるからより一層に無駄なく効果的に秦国化が進んでいると報告が来ていると言う。でもそうならば、やはり怖いのは趙軍の動きになる。新領土ができたってことは新しい国境の前線が生まれる。当然に土地勘は向こうがあるから弱いところからいくらでも攻めてくると貂の疑問は尽きない。 だからと貂に蒙毅は答える。
  • 王翦将軍がしっかり前線の布陣を考え趙軍の逆襲に対抗している: 貂は戦況を問うと、直ぐに悪くないと答えて理由を明かす。
  • 李牧がまだ邯鄲の地下牢に閉じ込められたまま: 先生から聞かされていたが未だにかと貂は複雑な思いを抱く。貂が死罪になったとの噂について問う。蒙毅はなっていないと否定する。李牧の腹心達が騒いでいるのでかろうじてまだ斬首に至っていないと。

 知っている限りの情報を伝えた後、兄弟子は妹弟子にこの状況をどう思うと問う。数刻の後、貂はまだあの大戦から五ヶ月しか経っていないが、逆に言えば五ヶ月も経っている見方になると答える。急な大移住が不安だが軍隊の軍師として言えば全く別の答えになる、李牧が欠けてゴタついている趙には今こそ攻め刻だと答える。

 兄弟子は先生と共に同意見だとの模範解答に頷く。先生はもう大戦略の思案に入っていると言うと、貂は驚いてじゃあ遂に王都邯鄲を標的にするのと迫る。深刻な顔になる妹弟子に蒙毅はフッと笑う。まだ情報整理くらいだと思うけれど今は本当に忙しい、だからとそんなにまだ気負わないでと諭す。

 まず手前のやることを一つずつだ、“式典”もその一つだと言う。式典と言われて貂は分からない。それは、ずっと先送りになってたー

『論功行賞』だよ!

 🎪王宮の控え室に案内される信こと李信は案内役にお着替えはここでと言われる。信は着替えはないと答える。案内役は大いに驚くと、いいんだよこれでとちょっと怒って言う。部屋の外を見ると人が集まっているのが分かる。そこに李信と声がかかり、本人もドキッとする。

 👑振り返るとなんと政、大王だった。信はその名前まだなじまねーと笑う。後ろで官人達が慌てている。政はいつも通りの感じだなと言う。信もお前はすげー服だ、何か王様って感じだと笑う。会話する二人に丞相に怒られると後ろの官人達が気が気でない。

 信、いよいよだな 政は信の肩に手を置いてそう言うと見つめ合う。大望の意味を誰よりよく知る政は正殿でまた会おうとその場を去る。ああと信は答えると、やがて感慨が沸いたのか天に向かって大きく息を吐いた。

             

〔論功行賞〕

💎先ずは総大将の王翦将軍が大王から褒賞を授かった。初めて正面から国王を見る王翦の目は・・・。→👀有り難くと言う王翦の目は政がどう見えるのか。戦に挑むというより何か発見したような目の気がするなぁ。。。

三将軍がそろって前線を離れるわけにはいかず総大将であった王翦だけ帰還し、第一功の特別大功を授かった。 桓騎と楊端和も王翦とほぼ同等の特別大功を授かり代理で戻ったバジオウと摩論が受け取った

→🎽流石に隊長は上半身裸という訳にはいかなかったね。摩論は十日羽伸ばすというが目付が就いてそうな気がしますわ。。。

 

 そ し て 

玉鳳隊王賁 楽華隊蒙恬 飛信隊李信 前へ! 蒙恬は華を、王賁は鳳をあしらった服をまとう。勿論、李信はいつもの普段着で王の御前にまかり出た。

その時 飛信隊の多くは咸陽深部の許されるギリギリのところまで入ってきて待機していた。
そしてそれは、各中継役を経て本殿の河了貂と繋がっていた。

 謁者から先ずは蒙恬の武功を論じる。

楽華隊蒙恬は五千人将ながら左翼二万の将となり敗戦の危機を救い、あの趙将紀彗率いる三万の敵と十五日間に渡り互角以上の戦いを繰り広げこれを封じ込めた。蒙恬率いる左翼の奮戦は朱海平原勝利の影の立役者である。 よってこれを第一等の特別功とする

 蒙恬は今は亡きじいの魂に心中で知らせるのだった。

続いて玉鳳隊王賁は同じく五千人将にして右翼にて独立遊軍として縦横無尽の活躍 そして右翼軍将亜光が倒れてからはその筆頭となり右翼を牽引、さらに趙将で最強とも称される尭雲を自ら討ち取った。 よってこれも第一等の特別功とする

 拝手する王賁。後ろでは副長番陽が目を見張り、他の玉鳳メンバーも喜びの声を挙げる。父・王翦も黙視している。

そして参人目 飛信隊李信!五千人将にしてこれも玉鳳と同じ右翼にあり玉鳳と正に両輪の活躍をした。この者は黒羊でも曲者であった趙将岳嬰を討ち尭雲と同格の将 趙峩龍をも仕留めた! 

列席の中にいた壁も、文官達と同様に二将軍を倒す武功に驚く。政も信を見つめる。

そっそして はっ果てにはあの・・・ 読み上げる謁者は涙を浮かべ言葉を濁してしまう。左丞相昌文君は目を潤ませる。玉座奪還の際に偶然に出会った少年が、かけがえのない二人の戦友の仇を討つほどに成長したことに感慨ひとしおであった。

あのっあの王騎・麃公を古くは摎をも討ったとされる仇敵趙国三大天龐煖を自らの手で成敗した!! 秦国最大の仇敵を倒した武功に正殿が一層沸き立つ。

よってこの三人をっ 三人をっ・・・しっ・・・ しっ・・・・・・ 外で固唾を飲んで待っている仲間にと河了貂は直ぐに合図を送る。それは次々に伝達されていき。。。

"将軍” に任命するものとする!!  将軍任命の声で一斉に正殿は歓声で震える。 ほぼ同時に信の将軍になった報せが外の飛信隊たちに届く。

 尾平、慶、昴、田有、田永、竜川、沛狼は真っ先に歓喜の涙を噴出させていた。

 正殿内では貂が感激の涙を流していた。共に入殿していた二人の副長。将軍李信誕生に諸手を挙げて喜んだ渕は顔を上げたままで滂沱の涙を流し、楚水は声を震わせて泣き顔を上げられなかった。 その喜びは将軍に任じた政も淡々としつつも勝るとも劣らぬ。

 王賁様と両手を覆って喜びの涙を流すのは番陽。配下の者が共に喜び副長を労った。

 尾平やったなと田有が言う。下僕から遂に将軍になった隊長に尾平はやった、ついにやったと感動の余り声も霞む。田永も本当に夢を実現させた信に涙があふれる。 尾平は信将軍、いやっ李信将軍の誕生だぁと声を挙げると、全員で応じた。

 将軍となった三人。蒙恬が王賁に感動しているときく。王賁はうるさいふつうだといつものように答える。遂に将軍となった信、李信は夢の実現を静かに喜んでいた。

 

 

  

 

 

K001_25 漂と二人で語った夢の大きな一歩。今はその夢を数百数千人の仲間が共に見ている。 連載最後の言葉が本当に響きますわ❗❗

 よくぞここまで感想を追い書けてきたなぁと感慨が深いです!

 

🏆💎♠



« 猫 | トップページ | 昨日、歯医者に行く »

キングダム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 猫 | トップページ | 昨日、歯医者に行く »