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秦戦紀

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     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2020年8月16日 (日)

「キングダム」当時のキャラから大東亜戦争を駄弁る

🤓うしつぎは知ってしまった。昭和の政治軍事の権力者達が愚かの理由が!

 「キングダム」 映画からアニメその他にわたり日本でも屈指の人気漫画である。 当blog管理人うしつぎも愛読していて、その感想をまだ続けている。

 作中に李斯という人物がいる。大商人から相国にのし上がった傑物・呂丕韋の配下・四柱の一人で法の番人と異名を取る。歴史で実在の人物で有り、後に秦帝国の丞相として帝国の政治に多大な貢献を果たす。

 この李斯に師匠がいる。師匠もまた高名な実在の人物で、荀卿または孫卿という。諸子百家の一人であり「荀子」の著者とされる。弟子には李斯、そして「韓非子」の韓非がいる。    

 📖李斯の先生の本「荀子」を読み進めているうしつぎは、凄い本だと感慨を深めている。そして、何故に性悪説という片言で偏見を抱いて避けてしまったのかと痛恨した。 😭「荀子」を日本人が必修として読んでいたなら、戦前の失敗戦略と戦後の大きな過ちを回避できたのでは??

   

 本題に入る

「荀子」は本当に為になる思想書と思うが、その中の一つを紹介する。

貴賤の身分が均一であると、却って全てのものに同じように満足させることができず、上下の勢位が同一であると却って統一させることができず、衆人が差等なく斉一であると、却って互いに制して使うことができない。物は本来不同で、天あり地あり上下の差があるものだ。 聡明な王者が始めて位に即くと、国家を処置してゆくのに制度を設けるのである。 そもそも同じ高位者同士では互いに一方の下には立てず、同じ卑賤者同士では互いに相手を使うのは自然の筋道だ。 勢位が同一であると欲求や嫌悪が同一となり、有限の物で無限の欲求を満たすことは不可能だから必ず争奪がおこることとなる。争奪は混乱を起し、混乱すれば窮地に陥るのである。  先王はその混乱を悪むが故に、礼儀を制して種々の階級に分けて貧富貴賤の差等を作って、上位者が下位者に互いに臨むことができるようにしたのだ。これが天下の人民を生養するための根本である。書に「真の斉一は無差別の斉一ではない」とあるのは、このことを言うのである。  「荀子」王制篇第三節

 😨これを読んで本当にギクッとした! 

 き、き、き、紀元前に既に共産主義が政治に持ち込まれた社会が論拠されている!!!! 差し引いて後代の加筆があるとしてもそれは唐代になる。「荀子」は性悪説のレッテルのせいで儒家たちの誹りもあって唐宋で初めて注釈が入った。

 更にはこの唐代でおそらく遣唐使の方々が持ち帰ったのであろうか、平安時代の日本に原版があった(金沢文庫)。そして18世紀に入り葛西応禎、荻生徂徠が注釈本を手がけて伊藤仁斎も著作で「荀子」について長所短所を論じている。 そして、「荀子」は19世紀で久保愛、猪狩彦博によって📔文政年間に発刊された

 つ ま り ・・・ 幕末には既に漢籍として読まれている可能性が極めて高い! 

ということは幕末の志士、侍達には知識として「荀子」も身につけている者がおり、更には読める環境は明治では既にあった!?なにせコメ百俵の小林虎三郎の塾では「荀子」より更に発刊が遅れた「小学」が講義テキストだったのだから。

 「荀子」の教養があれば共産主義の危険性を遙かに重く見て取れた筈だった。中国は日本の文化の先達という。ならば漢籍を嗜んでいるだけでも共産主義、ソ連の怖さを把握しておける可能性は十分にあった。。。

              

 💥しかし、昭和の政軍首脳達はソ連と条約を結び、あろうことか講和の仲介すら頼む始末。。。

 (*/ω\*)やはり昭和の政軍首脳達は大東亜共栄圏を唱えながらも文化の先達である中国の思想すら全く熟読・理解さえしていなかったという他ないではないか! そこまで陥るほどの昭和日本の戦争が失敗戦略であることではないか!!!

 彼らの浅学無教養が歴史を狂わせた。。。

 それでも東南アジア、台湾では現地に派遣された官吏、兵士達がその理想を信じて懸命に働いた。その成果は後世の日本にまで良き影響が及んでいる。 

 だからこそ、うしつぎはあえて昨日記事を参照して言う!

 政軍エリート達が現場を、そして大東亜共栄圏の理想を裏切ったのであって、現場の兵達が大東亜戦争の勝利を裏切ったのではない。

 

 更に某大河ドラマで酷評!!

 政軍首脳部以下士官高官達は知性の研鑽を忘れた怠惰な公家となって、現場の従事する者達をまるで平安期の武士の如く犬扱いしたのだ

嗚呼、正に戦略を立てる者共の固定観念、妄想、浅学無教養が敗戦の源――! 知性教育の偏狭さは国民を塗炭の苦しみに追いやったのだ――!!

   

 💦そして、それは今も繰り返されている。📃共産主義達の誘惑に未だにマスコミ世論は卒業していないではないか。反日という名の共産主義者プロパガンダが新聞で今も盛んです。

 🌟それを防ぐには優れた知性であり教養に他ならない。職業で活かすための資格勉強だけでは知性は磨けないのは、昭和の軍人達が軍士官学校の職業エリート達であり、彼らが戦前の日本を導いていたことを忘れてはならない。 

 共産主義が政治に入るとどういう社会になるのか、それを私達は確かに知った。優れた古典は普遍の価値を持つ。古典「荀子」の日本人における価値は極めて高い!

🧪優れた知性教育とは何か。文字の文化であり匠の文化でもある。自分達の祖先達が作り残してくれた文化と古書より哲学する。それで自分達を知る。その上で外国の歴史や文化、思想を学びつつその相違の差を知ることでしょう。

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