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秦戦紀

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     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2020年9月26日 (土)

六百四十八

#648「大王の問題」

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 政は呂不韋と話すため河南に行くと言い出す。

 政を河南に行かせるのは危険すぎると判断した昌文君と肆氏は、急いで王の間に駆け込んで行く。しかし既にそこに政の姿はなかった。

 いたのは王の間で清掃をしている吏一人だけだった。二人は会議はどうしたのだと問う。吏は延期になったはずですがと答えた。政は朝廷会議を延期させ河南に向かってしまっていた。

 

 河南 

 政と呂不韋は桃泉殿の外の青空の下にいた。お久しゅございますなァ大王様と呂丕韋は挨拶をする。国王と元相国。互いの信念をぶつけ合った蘄年宮から三年が過ぎていた。

 青すぎる空の下で去年の鄴攻略でお顔が疲れておられますなと煽る呂不韋。政はお前は変わってないな呂不韋、変わっていない目をしていると返す。あの時と同じ、蘄年宮で俺に負けを認めたままの目だと。 本当にそうですかな?と返す呂不韋。

 政はその目を確かめるためにわざわざ足を運んだのだと言う。一応 政は強力な護衛をつけて河南まで来たのだが、予想通りにそれも必要なかったとわかる。

 呂不韋はそんなに私を信頼してくださっていたとはと笑って言う。政は呂不韋が国の大事に内乱を起こすような者ではないと思っている。しかし、咸陽も見逃せない程の勢力となってしまっているのも事実だった。➡💧まあ国がふっとんじゃったら呂丕韋も支配できないしね。だから合従軍との戦いでも抗戦したんだろうし(中盤以前まで)。。。 すぐに不穏の徒を抑え込まなければ…と呂不韋に言う政。

 それに対し、呂不韋が随分と簡単におっしゃると苦言を呈する。言って簡単に鎮まる連中ではなかった。既に今の状態でも呂不韋が押さえ込んでいる状態だった。

「それでも人が人を呼び、そして秘める怨念を返す時の為の準備をしている。終わったと思っても終わってない。かつての内乱の平定ですら思う以上に難しいということです。これが中華となればやはり想像を絶しますぞ」

 呂丕韋は大王に事を治める難しさも交えて話す。政はお前の城なのだからお前が平定しろと返す。大王様に忠を誓えと強制させるほど義理はないと呂不韋は答える。
 さもなくば我々はお前を…と政は脅す。反乱の徒が湧く原因は私にはないと呂不韋。

 

 呂不韋はあなたに問題があるのです 大王と唐突に切り出す。驚く政。

 呂丕韋は静かに肆氏の言っていることの方が正しいと極刑での解決で無難だとあえて言う。 話し合うと言って呂不韋を誘い出し刺客を送ればよかったと。もっと言うならばロウアイ反乱の時、どうせ反乱の徒の依り代となるであろう私のことを死刑にすべきだった。あなたは優しすぎるのです大王と嘗ての政敵は言う。

 睨み合う両者。

 そんな大王であるからこそ勝者として今 目の前に立っていらっしゃるのですがと付け加える呂不韋は難しいものですなぁと笑って言う。

 ⛄

 その優しさことそが大王様の武器で先々、唯一の弱点と成り得ますぞと忠告する呂不韋。そして、呂丕韋は、これが呂不韋の最初で最後の進言ですと話を結ぶ。

 最後?の言葉に少し政は違和感を覚える。

 わざとらしく呂丕韋はおーそうだ話しを変える。

 それは蘄年宮での舌戦の勝敗。呂不韋は自分の方が正しいと言った。それに政は自らの言い分が正しいことを証明するには中華統一を成し遂げるのみ。そして争いのない世界を作ること。

 その時初めて呂不韋は負けを認めた。

 それを思い出して呂丕韋は今も人の正体は光だと信じていますか?と問うた。政は勿論だと当然に答える。

 政をいきなり抱きしめる呂不韋。ハッとする政。 呂不韋は、では心からご武運を祈っております。河南は責任をもって鎮めると言う。大王様が中華統一で作る新世界をこの目で見たかったと。➡こういう話は前にも見たなぁ💦  その場を退く呂不韋を見た後、政は咸陽に戻った。

 

 咸陽 

 一ヶ月が経過するが河南の不穏分子は増える一方だった。群臣の中には厳しい意見も出たが、これまでの功績を鑑みて王宮からは呂不韋から河南と財の全てを取り上げる決定がなされる。➡❗蜀に遷れとは無かった展開とは意外だなぁ。。

 だが、呂不韋が背けば内戦に繋がる。王宮では万が一の事態に身構えていた。その河南から戻ってきた伝令が伝えた事は驚くべきものだった。 

 衝撃で立ち尽くす政、昌文君、昌平君達。李斯は目を伏せていた。

 

『十二年、文信侯不韋死。竊葬』

始皇12年(紀元前235年)呂不韋が死に、ひそかに葬られた。by史記本紀より─。

呂不韋は自ら死を選んだ。手には飲み物の入った杯が握られていた。

 

 💺政は膝が砕け王の玉座にへたり込む。自分で抱え込んだのかと政は呂丕韋を思う。

 

 🚙しんしんと降り積もる白銀の世界を車が進んでいく。その中から呂不韋と女性の声が聞こえる。

 車の中で女が死体が別人だとすぐにバレますよと言う。しかし、呂丕韋は大王ならすぐに分かって下さると軽く答える。華中を旅して大王のお手並を拝見してやろうかのォと彼は気楽であった。女達は私達貧乏は嫌ですーと文句を言い合う。笑いながら呂丕韋は貧乏もたまにはよいぞォと答えるのだった。

その流浪の路は、永遠に続く

 

 

 

 

 

K001_25 他国に生まれ、商人の身から相国にまで上り詰めた傑物。人の世は所詮は人間の器量次第である❗❗

 手柄を横取り、有能な人を虐げる邪で狭量の悪王。かたや文武に秀で自由奔放に豪腕振るう悪の豪傑相国。

端から見ていてどちらが悪いと言うより、どちらが見苦しいかを尺度にするべきなのかも知れないね。。

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