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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2020年9月12日 (土)

六百四十七

#647「河南の動き」

😘カイネは激しく動揺していた。やばい、やばい、やばいと呟きながら幕舎を出て外で歩き出す。

あれほど落ち込む李牧様を始めて見たから辛すぎてよく分からず、つい変な感じで抱きついてしまった――!! 心配する臣としてはおかしくない、あれが傅抵なら気持ち悪いだろうし、私は何か越えてはならない一線を越えたのか、いやバカ今はそんなことより李牧様が復活されることだけが大事。。。 →🥰その一線すら気づかないで超越した人こそこの度のキングダム人気投票首席者なのであった(大笑い)。

 主・李牧の背で抱きついて暫く泣いた後、カイネは我に返る。途端に狼狽するカイネ。す、すみません失礼しますと幕舎を出ようとする。李牧はそんなカイネにこちらこそすみません、ありがとうと呟く。

 ありがとうの言葉にカイネは気づく。抱きつかれたせいか、励ましの言葉なんだろうなってなんて言ったのかと自分の台詞をカイネは忘れてしまう。でも李牧様の声は少し元気がもどっていたような気がした、あの場になぜのこらなかったのだと後悔してその場に膝を落す。
 見張りがそれに気づいてカイネに駆け寄る。事情を知らぬ兵は大丈夫かと声をかけるが、カイネは今の私に構うなと意味不明の声を出す。臆病者だと言うカイネに兵は益々分からない。 

 それを見た舜水樹、傅抵と馬南慈。馬南慈はカイネはまだ元気がのこっておるようだと先ずは一安心したのだった。 李牧の幕舎に向かう三人と隠れるように後に続くカイネ。→💥蒙恬にやられた右目は光を失ったか。隻眼の馬将軍。。 幕舎から出てきた李牧は・・・、

 元気な李牧は無事で何よりと三人に挨拶する。三人共それに気づく。馬南慈がお気力は失っておられぬようで、憔悴しているとの報告は誤りでしたなと話す。空元気ですよと李牧が返し、馬南慈はそれでも結構と豪快に笑う。なぜかカイネが李牧の側を離れているので疑問をぶつけるが、当人は顔を赤らめてうるさいと返す。

 舜水樹がこれからどうなさいますかといきなり本題に入る。傅抵は誰が悼襄王殺したのか聞きたかったのにと少し苛立つ。

 我々は王命に背き王都軍と戦ってまで嘉様を逃した言わば反乱軍ですと舜。反乱軍の言葉に憤るカイネ。舜は我々にあるのは三択と言う。

  1. 投降して断罪される
  2. このまま逃走を続ける
  3. 邯鄲に攻め入り、新王と郭開を抹殺し嘉様に王位に就いて頂くか

 驚くカイネ。邯鄲の城攻めやるって本気なのかと傅抵も驚く。

 舜は話を続け、もしくは第三の選択を変更して邯鄲を落しても嘉様を呼ばずにそのまま李牧様が新王朝を築くという道もありますと言う。予想外の言葉にカイネ、傅抵が意表を突かれる。

 しかし、李牧はそれくらいにしておきなさいと舜をたしなめた。

→📖それが限界か、ヤン=ウェンリー提督と同じ路線決定。この路線が一番険しいのが混沌迷走期。故に予測不可能すぎる故に節を全うするのを最上とする名臣名将は出処進退を早めにするのである。李牧は明らかに遅い。

 邯鄲を攻め落として嘉様が玉座に座ってもそれは"強奪”、

→📖李牧さぁああ・・・お前さん史を調べてないのか?? お前が褒めた秦王はそれで玉座奪還したんですけど。。。そもそもお前の称号「三大天」を創立した恵文王は父王を餓死させて玉座強奪してんだがひょっとして李牧ってずれてる??

 そんなことをしては嘉様は真の趙王としては迎えられません。ましてや私がそれをするなど言語道断!私にそんな腹づもりはありませんと李牧は拒否する。暫し黙して舜水樹は申し訳ありませんと陳謝する。

 傅抵がじゃあこれからどうするんですかと問う。投降しても李牧様も俺達側近も皆殺し、それは流石に嫌だから逃走の一手ですかと。李牧は消去法で逃げるのではありませんと答える。

     
 秦軍に打ち勝ちこの趙を亡国の危機から救うには必ず我々の力が必要です。私が軍総司令に戻るまでの間、この軍は雌伏すると言う。 仰天するカイネ。傅抵も戻れますかと問い返す。

 戻れると馬南慈。李牧様不在のままで秦軍の侵攻を食い止められると思うか、一年もすれば必ず郭開の方から頭を下げてくる、奴が本当のバカでなければなと言う。
 舜水樹も此度の騒動はまだ正式に新王が即位していない空白時の出来事、互いに勘違いだったという言い訳も立てられると続ける。 傅抵は逃げて時を稼げば秦が侵攻してくるし色々あやふやになって復帰できるのかと一応納得する。李牧はそのための根回しはしていると言う。→💧
根回しする領域と段階がやはりずれてると思う。。

 ではどこへ行かれますかと馬。我らの城は当然既に包囲されていますと李牧に問う。行きたいところがありますと李牧は言う。皆がそれを聞く。

 司馬尚のいる「青歌」です。燕将オルドを食い止めた三大天候補のいる城に行くという李牧。舜水樹は国のいざこざに関わらぬ男のようですが受け入れてもらえますかと問う。李牧は一応返事はもらっていると答える。

 カイネは李牧様とならどこへでもいくつもりでいる。馬南慈は李牧様は唯では起き上がらない、青歌・司馬尚も取り込む腹づもりですかと手を叩いて笑う。今の何倍もの力になって復帰できるようにここから立て直していくと李牧は皆に決意を告げた。従う側近達と共に皆で「青歌」に向かうのだった。

紀元前236年 鄴を攻略した秦軍はこれ以上の侵攻は踏みとどまらざるを得なかった。李牧は退場したものの国防に対する邯鄲の動きが的確だったからだった。 悼襄王の時、一切動かなかった強力な邯鄲軍が大挙して出陣し扈輒軍に加わり前線を固めたのだった。

前線を固める一方でその後ろの番吾と平陽の拠点強化にも素早く着手し趙の文官・武官達は実権を振るう郭開の手腕に驚いた。 だがそれらはいずれも地下牢で李牧が郭開に進言したものであった

年が変り紀元前237年この年は――中華の驚く予想外の戦いが三国間で行われるが その前に秦国内でもある大きな出来事が起きたと『史記』は記す

 咸陽 

 向后、姫と陽共々初雪を祝う。

 正殿では軍議の真っ最中。王翦将軍はなぜ強引に突破を図らない、趙の前線が押し込めぬ間に平陽が強化されている、厄介なのは趙将扈趙が想像以上に戦上手だ、突破の鍵は撩陽の楊端和軍から一度そちらから仕掛けては云々。 そこに肆氏が入ってきた。

 昌文君が遅いぞと言うが、何故か肆氏の顔が暗いことに気づく。嬴政も気づいてどうしたと問う。肆氏は申し訳ありませんが大王様、外に宜しいでしょうかと促す。 

 外に出る肆氏、大王と・・・昌文君

 なぜお前もいるのだと問う肆氏。昌文君は儂も外すならまず理由をいえと怒鳴る。まあ、お前ならばよいと肆氏はこの話は昌平君と李斯には聞かれたくなかったと言う。

意味深な言葉に嬴政が直ぐ気づき、「河南」かと聞く。肆氏も肯定する。河南とは呂丕韋の事だった。

 また不穏な動きを見せたのかと昌文君が言う。

 肆氏はそうはっきりとした動きではないのだが・・・、もはや無視することもできない状況になってしまったと答える。どういうことだと昌文君が問う。
 三年前のろうあい事件の連座により呂丕韋は冠位を剥奪され河南の城に隠遁しているが、この三年の間に奴の下に再び人が集まり、朝廷を脅かすほどの大勢力に膨れあがってきていると肆氏が言う。

 嬴政は呂丕韋が集めているのかと問う。肆氏は申し訳ありませんとどうやらそうでもない様子で情報が錯綜していると答える。

 とにかく人が人を呼んで河南に入る流れが止まらない。河南入りしているのは嘗て私が引き連れてこなかった竭氏残党、アイ国残党、呂丕韋残党諸々・・・

 つまり大王様の元に一枚岩となった今の朝廷からはじき出され日陰で蠢いてい各残党達がごぞって今 呂丕韋の元に大集結していると肆氏は言う。 
 驚愕する昌文君。実はそうならぬようにずっと以前から水面下で手を打ち続けてきたのですがと肆氏は最早限界、根元を断つ時が来たのではと言う。 ど・・・、どういう意味だと汗をかく昌文君が問う。 

 呂丕韋の命を奪う!! 肆氏の言葉に昌文君が呂丕韋を殺すのかと驚く。大王の英断を待つ肆氏。話は分かったと嬴政は、だがまずは俺が会ってこようと言う。肆氏は驚くが、嬴政は直接会って話してくると決める。

 そんな周囲の変化をよそに呂丕韋は河南の城で女達と共に初雪を愛でていた。今年の雪は降ったり止んだりじゃなぁと。

 

 

 

K001_25 人の世は所詮は人間の器量次第である❗❗

 手柄を横取り、有能な人を虐げる邪で狭量の悪王。かたや文武に秀で自由奔放に豪腕振るう悪の豪傑相国。

 

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