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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2020年9月10日 (木)

六百四十六

#646「雁門以来」

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 父・悼襄王の遺言にて即位を否定され、正殿を退去する李牧に太子嘉達。皆が口を揃えて末子が王位に就くことに激昂していた。あんな遺言は郭開の作り変えに決まっている、無効だ、朝議で反論する等。そして、李牧に朝廷の裁判で遺言の不正を暴きましょうと相談を持ちかける。彼らは李牧に期待をかけるのが・・・。

 李牧はそんな悠長なことは言っていられないと汗をかいて言う。。嘉の文官達がそれはどういう意味かと李牧の言葉が分からない嘉達。だが、瞬く間に其れは現実になった。

 回廊にいる彼らの頭上に矢の雨が降り注ぐ。カイネは剣で防ぎ、李牧も嘉の頭を下げさせて矢を防ぐ。白昼堂々と襲撃を受けた嘉の文官達は少なからず負傷する。嘉の守役多韓が死ぬ。おのれ、誰の仕業かと吼える者がいるが、李牧は言うまでも無いと最悪の予想に青くなる。

 彼らの前に刺客達が襲ってくる。李牧はカイネに太子を守るように言う。衛兵が全滅しているが傅抵の迎えは来ている、城外まで二人で強行突破すると李牧はカイネと共に剣で刺客を倒し、嘉のために道を開く。

秦 王翦軍前線地帯 飛信隊宿営地

 設営中に蒙恬がやってきて趙の情報を李信と貂に伝える。すげえ太子でなくて末子が王位に就いた事に李信は驚く。貂が再度問うと、蒙恬は王賁の宿営地に行ったらその情報が飛び込んできたと。再び荒れそうだからもう一度前線を上げるかも知れない、あんまり本格的に設営しないほうがいいよと言われ、信たちはまた動くのと力を落す。

 荒れそうってどういうことかと李信が問う。兄弟の争いだよと貂が答える。かつての政と弟・成蟜みたいに。貂はあの時も相当な血が流れたと嘗ての戦いを思い出して言う。あの場にいた信も口元を引き締める。

 蒙恬は言う。今度は直前で末子が王位を継いだ。前から決まっている訳では無いらしく、これでは太子側の一派が黙っていないと。史に照らしても歪んだ王位継承では粛清の嵐が吹く、もし末子の一派が先手を打っていれば粛清されるのは太子と李牧達だと話す。

 驚いた信は趙の王族は一体、何をやっているんだと思わず声に出す。→💡それに対する答えは昔の君が出している‼ 

 李牧を死刑にしようとしたり、助けたり、また殺そうとするのかと。蒙恬も同感で流石にちょっと同情するわと言い、また後でと飛信隊宿営地から去る。敵将の翻弄される運命に李信が同情を禁じ得ない。

            

末子遷一党のやり方は徹底していた。そしてそれを束ねるのは遷の庇護者となった郭開であった。 

 邯鄲で粛清の嵐が吹き荒れる。嘉側の台・邦・労氏に化侯ら一族が残らず始末される。 地下牢から出たかと思えば一族皆殺しとは不運な奴等と遷一派の一人が鼻で笑い、同調するものもいた。

 だが郭開は気を緩めるな、嘉の首を取らねば遷様の玉座は安らかでは無いぞと言う。部下が嘉はあの李牧が守り通していますという。だからだと郭開。
 人気も実力もあるあの二人は決して生かしてはおけぬ、玉璽はこちらにある故に邯鄲中の兵士を使ってでも嘉と李牧の首を取ってこいと叫ぶ。→😞どっかで見たような展開ですなぁ。。(遠い目)

🐴🚌邯鄲の中を走る馬車。その中に嘉と李牧はいた。

 李牧は邯鄲の外に出る他ない、ここを脱出して法紹の小城まで走ります。法紹は私の知人が治める城なので暫くは安全ですと言う。とにかく生き延びるのですと李牧は嘉を励ます。
 尚も李牧は言う。嘉様が死ねばこの国の光も消えてしまいます、再起の日が来るまで何としても・・・、其れまで我らがお守りしますからお気持ちを強くと・・・。

 車外のカイネが前方に敵影と告げる。数が分からないので李牧は自分で見ようと車から馬に乗り換える。五倍以上と分かる。一点突破を決め、カイネは前衛に上がれと命じる。

 前に出る李牧。カイネが止めさせようとするが、こちらにはそんな余裕は無いですと李牧が言う。小隊で馬を並べるのは雁門以来でしょうかと李牧がカイネに話す。雁門でも無かったですとカイネが答えると、そうですねと李牧は雁門では喧嘩ばかりでしたと力なく返す。主の声にカイネは不安を覚えるが、敵が迫ってきたので戦う。

 李牧達は突破するが敵は追撃してくる。最後尾になる御車に狙いを定めた敵は容赦なく襲いかかった。

 「中にいる逆賊嘉の首を取れ」

 容赦なく雑言を叫ぶ敵の声が車中の嘉を傷つけていく。趙の兵が殺し合う地獄に嘉は両手で顔を覆う。李牧は私はいいから車中の太子を守りなさいと部下に命じる。だがその李牧に敵は・・・、

「李牧だ 李牧も殺せ 殺せば一生遊べる報償がでるぞ。」

 敵が弓矢で李牧を狙う。気づいたカイネが李牧に知らせる。矢が放たれるが、とっさに李牧は腕で防ぐのだった。怒ったカイネは弓手を斬殺する。→😞😞これもどこかでみたんだよなぁあああああ(遠い目×2)

 敵がカイネを見つけると、こいつは生け捕りにしろと騒ぐ。気が強いがいい女だと揶揄して襲いかかる。それでもカイネには適わずに次々と倒される。しかし、容赦なく李牧は趙の兵に殺されようとしている。
 何でだとカイネは悲しみがあふれてくる。趙人同士で、しかも李牧様に刃を向けるなんて・・・こんなのおかしいだろうと泣きながらカイネは李牧を守るために趙人を殺していく。→💧趙人同士の戦争は廉頗大将軍もやりましたよね。

      

太子と李牧の一団は数を半数以下にしながらも舜水樹と傅抵が押さえていた北門から何とか脱出した

当然邯鄲から追っ手が出たが、城外に待機していた馬南慈の中隊が合流しこれを追い払った。

続いて今度は同じく城外に待機していた邯鄲軍が動き、李牧達を含む馬南慈軍に襲いかかった。

馬南慈軍は数で圧倒する邯鄲軍に対し嘉と李牧を北に逃がす盾となった。

そうして一団はようやく法紹にたどり着いた。多くの犠牲を出したこの逃走劇は終わり、嘉と李牧はここで分かれた

 嘉の側近が李牧殿も一緒に入城していただけぬのですかときく。李牧は疲れた顔でここから先は大丈夫、馬南慈軍に戻ってそこから何とか巻き返しの策を探ってみますと答える。 また舞台が整うまでどうか気を強くお持ちくださいと李牧は嘉に言う。落ち着いたら一度参上致しますと言う。 終始顔が暗かった嘉は・・・、

 もう終わったと呟いた。嘉は俺を支えてくれた大勢の賢臣たち、地下で刻を待っていた国士達も皆殺されたと。そして次の王はあの父王を超える暗君になるであろうあの遷では、この国はもう終わったと吐き涙を流す。許せ、なんという愚かな王族なのか、許してくれと嘉は李牧に肯謝しつづけた。何もかける言葉がみつからない李牧とカイネだった。

🌃🎪夜営の天幕の李牧にカイネが報告に入る。馬南慈と傅抵が無事で苑森林で夜営中のようだと。李牧は良かったと答える。カイネは邯鄲の様子も伝えようとするが・・・、李牧にもう明日にしましょうと退けられる。 李牧様が休まれたら私も休みますとカイネは言う。そこは相変わらず剛情ですねと李牧。

 不意に李牧はカイネに我らが雁門を出て何年経ちましたかと問う。どうしてですかとカイネは問い返す。なんとなく聞いただけですと李牧は答えると、恐らくもう嘉太子の王位継承は無理でしょうと言う。

「こんな時期にこの国は・・・私達は一体何をしているのか・・・さすがにちょっと疲れましたね」

 主の弱々しい声を聞いたカイネ。希望を失い、力を落しているその背中に涙が浮かび、流れ落ちて・・・こらえきれずに泣く。済みませんでした、失礼しますとカイネはその場を下がろうとする。カイネと呼ぶ李牧の声に天幕で振り向く。

 もう少しだけそこにいてはくれませんかと李牧は言った。泣きながらカイネはも、もちろんですと答えて李牧の元へ駆け寄る。

「カイネは・・・李牧様の側にずっと居ます。何があってもずっと・・・ずっと側に居ますよ。」

李牧の背中でカイネは泣いた。

 

 

 

 

 

K001_25 衰運まっただ中の趙国と李牧たち❗❗

 秦王嬴政、昌文君がどれだけ偉大なのかが察したわ。

というより昔のお話の趙バージョンリメイクなんでしょうかね。。

 

 

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