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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2020年12月26日 (土)

六百六十四

#664「妹分」

 

ポチッとよろしく!

 寝ている羌瘣がただ為らぬ気配を感じて飛び起きる。 武神龐煖、否、これは幽連が側に来ていると緑穂をつかみ幕舎を飛び出した。 五千人将・羌瘣が目にしたその人は・・・羌礼、羌族の妹分だった。自分達の兵に囲まれている礼は羌瘣の姿を見つける。

 羌礼はおー瘣姉、久しぶりじゃのおと挨拶する。なんでお前はここにと礼の来訪に羌瘣は驚愕する。

 驚いたのは羌瘣の仲間が来たの報せに李信、河了貂も驚いて直ぐに馬を走らせる。李信は仲間が来るとは羌瘣から聞いていないと言う。河了貂も同様で歩兵の仲間達からの報告でそれを知ったと答える。だが、本当に羌瘣みたいな強い人が来てくれたら飛信隊としてはと新戦力に一縷の期待を持つ。 そう話している間にその場が見える。

 その場で飛信隊の仲間の大半は話で盛り上がる。羌瘣副長の格好にそっくりだ、百人も斬り倒した、副長並に強いぞ、飛信隊に入ってくれるのか等々。しかし、一部の尾平達は楽しめず、羌瘣と羌礼二人は全く会話しなかった。

 ようやく口を開いた羌礼は副長、副長って確か二番目に偉いんだろ、凄いな瘣姉は男共に囲まれてと褒めた。羌瘣は礼になんでここにいる、どうやって来た、どうやって村を出た、識はどうしたのだと問いかけるほど不安が増していった。

 羌礼は片割れの識の言葉に少し反応するも、姉貴分の羌瘣に何を寝ぼけたことを言うのかと切り返す。

 我ら蚩尤族の世界から外に出られるのは勝ち残った者だけという掟であろうが。おっと掟を破って外に出たのもちらほらいるが。 

 まさか礼・・・ お前・・・“祭”を・・・ 礼の言葉に羌瘣は愕然とした。羌礼は薄く笑った。 そこに李信と河了貂が到着する。その場の兵たちが羌礼を紹介する。

 隊長たる李信を前にして羌礼は、羌瘣の妹分の羌礼と名乗る。今日から飛信隊に入ってやる、適当に使えばいい、お前らの百人分くらいは働いてやると自薦する。

 意外な言葉に羌瘣が少し驚きを見せる。

 新戦力加入に喜ぶ兵達。

 古参の田永は羌瘣の身内だか知らないが調子に乗るな、隊に入れるかどうかはこっちが決めると慎重さをみせる。

 我呂はいいんじゃねえのかと賛成する。その場に居合わせた尾平に羌瘣並の強さだったんだろと問う。尾平はそれはまあと不安を交えつつも昴と共に一応は肯定する。なので本当ならばこんな幸運は無いと言う。

 歩兵部隊隊長・崇源は冗談は止めろと入隊拒否を示す。勝手にうちの戦場に入ってきて剣を振り回して挙げ句に隊に入ってやる―が通じると思っているのかと非難する。
 崇源に細かいこと言ってんなよ剣士気取りのおっさんと礼が返す。その無礼さに干斗が歩兵長になんて口の利き方してんだこのガキと憤る。礼の言葉遣いに干斗はさっきから怒っていた。お前だってガキだと礼が干斗にやり返す。干斗は礼にくってかかろうとするが仲間が止める。

 羌瘣は礼にお前は本当に何をしにきたんだと問う。礼はだから羌瘣姉の力になろうとはるばる一人で旅をしてきたんだ、そんなに邪険にしなくれもいいだろうと答える。 
 本気で飛信隊に入るつもりなのかと羌瘣は再度問う。頷く礼。礼はそっちも得だろう、今日だって私がいなければそこの出っ歯男達は死んでいたぞと話す。 
 礼の言葉に羌瘣はだったら大人しく私の幕舎で待っていろと言う。お前を入隊させるかどうか話し合ってくると礼に背を向け、李信と河了貂の方へ歩く。 

 羌瘣は李信と河了貂の手を掴んでちょっと話があると二人を誘う。その姿を見た礼は頼むぞ瘣姉、入れてくれなければ敵軍に入ってこいつらを殺しまくるからな―と声を挙げる。側で聞いていた尾平、昴がそれが冗談に聞こえず恐れる。羌瘣と三人が歩く姿に礼は厳しい視線を送るが・・・。

 羌瘣は李信と河了貂に礼について話し始める。李信も河了貂も驚く。三人は暫し話し合う。

突然現れた来訪者・羌礼は一旦羌瘣の部隊で預かることとなった
数日隊に同行させ順応できるなら入隊させるということであった

――――が

 羌礼は竜有隊に紛れ込んでいた。竜有がなんでここにいる、羌瘣隊の持ち場はずっと左だろうと咎める。礼はこっちの方が数が多いと竜有に答える。 

 気づかないのか、こっちの正面にものすごい数の敵の気配が迫ってきていると言う。礼の言葉に竜有隊の仲間が驚く。のんきに隠れていないで、こちらが先手を打たないと呑み込まれるぞと前に出ようとする。 バカ、そういうことじゃねえんだと竜有は叱る。

 これは作戦なんだ。十分に敵を引きつけて一斉に迎撃に出る――横の崇源もその奥の沛狼も同じように足並み揃えて伏兵やっているんだ。 竜有の忠告に対して羌礼は・・・、

 まどろっこしーよと一人で飛び出してしまった。一人で敵陣に飛び込んでしまった羌礼に竜有たちは見殺しに出来ずに全隊で前に出てしまう。→😅📙こういう展開、宮城谷昌光さんの小説でみたなぁ。。。

 竜有隊が前に出た。隣の崇源隊は右の突出に驚く。三隊並びの伏兵作戦が崩れたので歩兵隊長・崇源は左の沛狼隊に作戦変更、伏兵に気づかれたと考えて陣形を変えるように伝令を送る。伏兵のままだと動けずに逆に危険が増すせいだった。

結果_中央の崇源隊さらに左の沛狼隊が後手を踏み大苦戦となった
特に左の沛狼隊の被害は甚大であった

(*/ω\*)嗚呼――!! 

ところが作戦を乱した竜有隊は 

 竜有たちの視線の先には・・・

羌礼が縦横無尽に敵を斬って回っているため隊自体は戦いやすくその場を制圧していった

 羌礼が一人で立ち回り敵を斬りまくる。その際に竜有隊が前に出ることが出来たのだが・・・。竜有は目が普通ではなく敵を殺すことに酔っているような礼の戦いを目の当たりにする。

結局_竜有隊が崇源隊の援軍に回り中央も制圧 
森の中の歩兵戦は飛信隊が逆転勝利したのである

森から喊声が轟く。咳をする羌瘣が森を見る。李信、河了貂も森の様子を眺めている。

    🎪

 戦が終わると、竜有は被害が大きかった沛狼の元にいき謝罪する。竜有はうちが作戦通りに動かなかったからそっちがとばっちりを喰らったと。
 沛狼は勝ったからいいと逆に竜有を慰める。原因は聞いている、お前が謝ることじゃないと。沛狼は羌礼ってのは今日も相当数斬ったと聞いているが、そんなにスゲえのか実際と新米の力をきく。 

 竜有は少し間を置いて、本当に羌瘣並の強さだと答える。 力があることを知っても沛狼は腕が立つといっても作戦外のことをやられては周りが危うくなると言う。その辺りを早く覚えさせねぇとなと酒を飲みながら話す。

 今、崇源が直接説教をしているとこだと竜有は言う。 崇源が剣幕厳しくも、当の羌礼は糠に釘状態だった。その態度に干斗がまた苛立つ。

 だがな沛狼と竜有は、そもそもあの小娘には覚えさせるとか説教させるとかやる意味はねーかも知れねえと言う。あのガキ今日、本気で殺しを楽しんでいるように見えたと。
 一度見ただけだからよくわからないが、もしそんなクソヤロォなら絶対に飛信隊に置いておくわけにはいかない。竜有の言葉に沛狼は最後まで聞いた。

翌日 再び森の中で歩兵戦
趙軍は前日の倍の歩兵を森の中に投入してきた

 正念場だと崇源が歩兵達に檄を飛ばす! 敵の増援はこれが最後だ、今日を勝利して森をぬけるぞと。

 歩兵隊長の檄に皆の士気は上がる。干斗もまた戦気が高ぶり前に出る。すると、既に前に羌礼がいた。干斗はどけ羌礼、俺達の邪魔すんなテメェと怒鳴る。 
 ジャマの言葉に反応する羌礼。ぬるいこと言ってんな、どいつもこいつも苛つくと言ってんだと羌礼は足に気を送る。

 本物の 血の狂宴を 味わえよ お前ら

 嗚呼 白鳳 血が逆巻く 

 

 羌礼は愛剣を持ち天を仰ぐ。干斗も何してんだとその礼の姿に異様さを感じる。

 

 嗚呼識そうだよ

 私達こそが人の闇の頂に立つ蚩尤 

 羌礼の巫舞が森の中で始まった。

 

 

 


 

 

 

 

K001_25 これは本当に祭で勝ち残ったか、識と一緒に脱走したが追っ手と戦う間に識がやられたってことかなぁ。。。

 飛信隊の歩兵たちの活躍が見れて良かったです!!

 

 

 

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