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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2021年10月 3日 (日)

六百九十四

#694「情報戦」

📖📲ヤングジャンプ 2021 No.44

 扈輒は自害しようとする。桓騎側近の朱摩はさせるな、取り押さえろと部下に命じた。

 コラ、勝手なマネするなじじィと叫ぶ兵達が扈輒に向かう。それらを扈輒は斬り殺し始める。

 たちまち数人が殺された。兵達が殺していいかときく。朱摩はそれでも腕を切り落とせ、抵抗できなくすればいいと命じる。兵達が殺さなければいい、急所以外容赦なくやろうと再度襲う。

 だが、敵が本気になったのを見計らうと扈輒は首筋を断ち切った。扈輒の首から血潮が吹き出す。出し抜かれて悔しがり、じじィと叫ぶ朱摩兵たち。

 扈輒「悪いが総大将として辱めを受けるわけにはいかんのでなぁ」 凝視する桓騎。 趙のためにもう少し連れていくかと扈輒があがく。狙いは失敗したので朱摩は殺せと命じる。
 断末魔の死闘で扈輒は数人ほど斬り払う代わりに四肢を切り千切られて死んだ。。。

始皇十三年趙軍総大将扈輒討ち死に


 ようやく死んだと朱摩一家の兵達がホッとする。それでも朱摩隊は結構数を失っていた。安心した時に扈輒が雷土さんの事を話したことを思い出す。
 俺らが隠れている間に右翼でやられたのか、あの雷土が死ぬのかねと話し合う。

 朱摩が桓騎にどうするのか問う。数刻後、桓騎はそれは後と朱摩に言う。今は扈輒の首を使ってとっとと全部をひっくり返すぞと命じた。

 扈輒の首を掲げてきた桓騎兵に戦っていた趙兵たちの士気が大いに落ちていく。

 

扈輒を討ち取ったものの他戦場では負けている桓騎軍が勝ちに転ずる為にはいかに扈輒の死を広めるかが重要であった。

ずは扈輒本陣周りの兵達に扈輒の首をみせその“生き証人”を作り捕らえること無く敗走させた。 彼らの存在が総大将扈輒の死という趙軍が想像もしなかった一代凶事の報が虚報ではないことを証明した。

 

一方桓騎軍側では朱摩から早馬を受けた摩論が即座に情報戦を開始した。
桓騎の作戦を聞いていた摩論は失敗すると思い一番奥まで逃げていたが成功した場合の準備も一応していた。➡😅😅待ったいましたよ本当にって某ドラクエアニメの魔法系軍団長みたいだなぁ。。

すぐさま本陣を出現させ“情報拡散部隊”を全戦場に走らせ、扈輒本陣からの凶報は瞬く間に各戦場に広まり趙軍は大混乱となった。

 

そしてさらに

 摩論兵が王翦軍が十万を率いて急襲したせいだ、十万の大軍だ本陣はひとたまりもなかったと趙兵達に騒ぎ出す。
 また、楊端和軍だ、十万の楊端和軍が現われたんだとも言わせる。趙兵にあの撩陽を落した軍かとその武威を知り不安が湧く。
 または最初から桓騎の作戦だったんだ、だからこんな戦いを始めたんだ・・・・・・油断させておいて大規模な援軍で・・・とまで。
 そうだ!その十万がもうこっちに向かっているそうだぞと摩論兵は様々に幻の援軍を趙兵内に広めていく。 俺達はどうすればいいのかと趙兵たちに不安が広がっていった。

摩論の情報拡散部隊は十万の王翦軍・楊端和軍襲来の虚報を広め趙兵達に信じ込ませた。いよいよ趙軍は士気を失っていった。

 桓騎兵はまた投降しろォ 俺達は王翦軍種族の部隊だとまで言う。

 俺達は投降兵に手出しはせぬ!あとで桓騎に捕まるよりマシだぞと武装を解かそうとする。
 そうだ桓騎は拷問好きのイカレヤロォだと平気で自軍の悪評も使う桓騎兵たちだった。

戦場が広域だったため趙軍も広く展開しており心細い端の小隊・中隊は摩論の思惑通り次々と投降していった。

 竜布中隊は投降したぞ、竜布中隊長も他の部隊に投降をすすめておるぞ、桓騎に捕まる前に投降すべきだと更に不安を加速的に浸透させていった。

そしてその報を使いまた次の投降兵を生んだ。

ここで問題になるのが膨れ上がる投降兵の制御である。 当然制する側もそれなりの軍力が必要になるが

脱走したと思われた桓騎兵が何食わぬ顔で舞い戻りそれに当たった。勝ち戦になると知った瞬間に全速で戻るのも桓騎兵の特性である。

その数はあっという間に数千を超えた。脱走した桓騎兵が戻るごとに桓騎軍が復活していき趙軍の投降兵をさらに増やしていった。

そうして趙軍全体に投降する流れが生まれた

 

この流れを止めることができるのは中央軍の将虎白公であったがこの時虎白公は扈輒討ち死にへの一報に驚き扈輒本陣への走ってしまっていた。

もう一人 左翼の将龍白公はこの投降の流れに断固徹底抗戦の構えを見せたが、黒桜が戻った兵を集めて大きな戦力として龍白の動きを封じた。 

 黒桜はクズ中のクズ共あとで殺されたくなかったらしっかり働け、クソがカスがァと舞い戻りの兵達を罵倒しながら龍白軍と戦った。

両将の号令がかからぬ中で趙軍の投降兵は増え続けた。

 子供が待っている、母が病でと投降兵が泣き言を紡ぐ。桓騎兵は投降兵達を縛り上げていく。

    

 仮本陣には玄亜の所で五百人投降させた、多耳の所で一千、牙央の所は三千と急報がもたらされる。

続々と来る報告に本陣の摩論配下は勝利を確信し喜んだ。だが摩論はこの時一人静かに考え込んでいた

勝ちは確定したが予想をはるかに超えたのだ

投降兵の数である

この時広域で生まれている趙軍投降兵の総数は情報を吸い上げた摩論だけが把握していた

その数は何と数万に及んでいたのである

無論桓騎軍がこれ程の規模の投降兵を抱えた経験は初めてである

 

 

 

K001_25 趙軍大将軍扈輒の最後の意地!

   勝つことが難しいのではない、勝ち続けることが難しいのだ!

 

 

 さてお頭の頭脳はどう処置するでしょうか。。

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