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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2021年12月19日 (日)

七百三

#703「逆手の大戦略」

📖📴ヤングジャンプ 2022 No.3

表紙画:長大な砦

  

 秦の咸陽では軍議が沸き立っていた。

桓騎軍は平陽城、王翦軍が武城へ同時に攻城戦に入った
桓騎の十万斬首で趙が怒り狂い邯鄲から大挙して討って出てくる心配があったが向こうは逆に外にいた軍を二城に引っ込めおった
桓騎の所業に恐れをなしたのではないか趙人は
扈輒を失い李牧が復活して邯鄲に入ったと報告もあるが今のところさして大きな変化は見られぬ

 寒い中、趙王都圏の巨大地図を皆が囲んで始終軍議をしていた。後ろには食卓が揃えてある。

ここまで来てはさすがの李牧も手の打ちようが無いのだ
平陽も武城も大きな城だが邯鄲や鄴ほどの強さは無い
あの二軍が攻めればいつかは落ちる
いよいよだ、いよいよ我らの軍が趙の王都に届くのだ
この勢いのままに一気に趙を滅ぼすぞ

 そこに伝者が聴政殿に入ってくる。伝者は王翦将軍より軍総司令へ鳥による知らせが届きましたと報告する。

 王翦将軍の鳥の知らせは皆の議論を止める。武城が落ちたのかと誰か戯言を飛ばす。それに早すぎと言えば、王翦将軍ならありうると声が出る。
 知らせを読んだ昌平君は目つきが変わった。気づいた大王はどうしたと問う。

 昌平君は王翦将軍の伝文を読み上げる

 “二城と邯鄲の間に李牧の長城有り”“通過難し”  昌平君の報告に皆は驚く。

李牧の長城とは
通過難しとはどういう意味か
まさか・・・邯鄲に行けぬと行っているのか

 一同の騒ぎを昌文君が落ち着けと一喝する。また何が起こったのか分からぬ、それに通過不可とは言っておらぬと決めつけを戒める。
昌文君が引き締めたので、皆が再考する。

邯鄲の南には古い長城が点在していた 
それを李牧がいくつか繋いだのだと
少々迂回して行けば問題ない

 それに介億がいやと否定する。迂回で済むのなら王翦将軍はわざわざ鳥を使ってまで伝えてこない、何かただ事ではないことが向こうで起こっていると言う。
 大王は昌平君に伝令の続きは無いのかと再度問う。ありますと昌平君は続きを読み上げる。

 “これを逆手に好機と見る”“宜安を攻め北にフタをすべし”

宜安!?
き・・・北にフタとはどういう・・・

 またも騒ぐ臣たちに今度は介億が静かにと一喝する。咸陽の知者たちが王翦の知略を思案する。二相に大王と最初に発言したのは・・・

 大王が趙王家の脱出経路を潰すと言っているのかと総司令に問う。昌平君も同意でおっしゃる通りかとと答える。二人が言うたびに群臣が振り戻る。 昌平君は展望を語り始める。

  • この先――邯鄲を包囲し陥落させたとしても王宮からは恐らく地下の脱出道があり趙王含め王族は城外へ逃れるはず
  • こちらは邯鄲陥落で趙を打ち倒したと発するが、向こうは超王家のある所が“趙である”と発し力が残っていればしぶとく抵抗戦に出るでしょう

💂🏻戦は首都奪取して終わりじゃ無いからなぁ。政治的効果であっても軍事的効果は等価といえない。軍の目的は軍の撃破は戦史の基本ですからね。  昌文君も運良く早めに趙王を捕らえればそれでケリはつくが、往々にして落ち延びていき残党が再集結しこちらの掃討戦が続いていくと補足する。
 昌平君は、厄介なのは復興しやすい地に王家が逃げ込むことで、それにより戦いが長引く恐れがあると危惧する。

 昌文君がそれが・・・“北”か・・・と合点がいく。昌平君もいかにもと肯く。

 すぐに昌文君は趙北部の地名を持って来させる。同時に食い物を下げさせる。

 趙北部の地図が詳細になった。。。

久々な趙北部の城の名を見た気がすると臣一同。
しかし ぎ 宜安はあんなに北だぞ・・・
ああ呼沱水の上はもう白狄の国だった“中山”がある
あそこまでいくともはや中華とも呼べぬさすがに趙王がそこまで逃げるとは考えにくい

 しかし、大王はむしろ最終的にはそこに逃げ込むと考えるべきだと皆の楽観を引き締める。 昌平君も同様で詳細を述べる。

  • さらに“中山”の北には不毛の地“代”、何も無いと聞いてますが一応そこまでは趙の領土
  • そして一つ厄介なことにその“代”の西側にあるのが――“雁門”、つまりかつて李牧が治めていた地がある   

李牧の手が掛かっている地、皆も用心すべき事だと合点がいく。

  •  趙の朝廷と李牧の確執は根深いため趙王達が李牧に命を委ねて頼ることは無いと思いますが、もし仮にそうなり雁門に入り立て籠もるとなると・・・
  • 一筋縄ではいかなくなりますと介億も揃えて語る。

 昌文君はいやそんな北の果ての地などもはや脅威とはならぬと言う。それに昌平君は脅威とならずとも力はそこに割かねばならぬ、そうなると次に控えている最大の敵“楚”との戦いに全力を注げなくなると力説する。 あの超大国相手にそれは命取りになりかねないと。

 大王は王翦はそうなる前に北の経路を叩くと言っているのかときく。昌平君は暫し考えてから、はいその通りですと肯く。

  • 王翦は邯鄲の南に長城が出現していると言っています。
  • これは秦軍の北上を防ぐものですが見方によっては趙軍の南下、つまり南への脱出経路を自らふさいでしまったとも取れる。
  • つまり王翦はこれを好機として

 大王が北を攻めてフタをして完全に脱出路を無くせと考えを先に言う。介億は、長城越えの戦いも回避するのでそこでの犠牲も出さずにすむ利も大きいと高い評価をする。

 昌平君が北を討ってから南下し北口から邯鄲を討てばその一撃で全てが終わりますと肯定する。

 昌文君も確かにと上策を認めるも・・・ならば最後の問題は、王翦将軍が“宜安”と伝えてきたことを問題に挙げる。 宜安はあまりに北すぎる、もう少し南で良いのでは・・・と言う。

た・・・確かに・・・
宜安ほど北へ行かずとも・・・閼与から東へ折れる手もあるのでは
・・・・・・うむ

 大王も昌平君も何故宜安なのかを考える。やがて昌平君は私も“宜安”を狙うべきと考えますと結論を下す。

 大王は了承し、直ぐに宜安攻略の戦略を命じる。昌文君が今の秦軍全体の配備から洗い直しを命じる。忙しくなると発破をかけて。

 

 武城 

 一箇所に梯子をかためて攻めるのは田里弥の第三軍。倉央はそれを見る。副将もそれにしてもすごい数の梯子だと言う。田里弥の性格が良く出ていると倉央。

どんどん登れ、敵はひるんでおるぞぉ、田里弥様の大梯子隊の力を今こそ天下に示す時ぞぉ、後続は永遠に来る、安心して戦えェ 階段を奪い城門を内から開くのだ、そうして田里弥様の名を・・・。

 城壁の上で叫ぶ彼の名は千人将・山秀。 だが目立ちすぎて趙兵から死ねと矢を受ける。部下もだからそこに立つなと言ったのにと悲鳴が上がった。
 しかし、討たれた山秀は効かぬわーと踏みとどまる。自分の名を名乗りこの鋼の肉体と根性でと叫ぶがまた矢を受けた。

 そんな彼を見ていた倉央は俺あいつ大好きなんだ、堅物ぞろいの田里弥軍で唯一笑える男だと喝采を上げる。副将が壁上の制圧が階段部分まで進んでいるのでそろそろと言う。応じる倉央。

 着実に階段の梯子まで制圧していった田里弥軍は門を開ける。 門扉が上がると、ご苦労田里弥軍の諸君💚と倉央が言うなり倉央軍が突入した。⇒昔、玉鳳隊と楽華隊の城攻めを思い出すなぁ。。

 倉央はこの城はでかいからお前は東の門へ行き亜光軍を中に入れてやれと副将・糸凌に指示を出す。続けて糸凌に今宵はこの城で一番眺めのい部屋でお前を抱くぞと言う。頬を染める糸凌は勿論、御意と応じる。

倒される趙兵、逃げ惑う趙人、逃げられずに捕らえられる城主夫妻・・・。

武城 陥落

 倉央は城の上から糸凌を手を取って迎える。ハリネズミのようになるまで刺さりまくった山秀は、やりましたぞ田里弥様と声を挙げる。なぜ死なないかなと部下も驚くほどに元気だった。

それから十日後に桓騎軍も平陽城を落した

武城より日数を要したのは桓騎軍の十万斬首の一件が大きく関わっていた

桓騎憎しと兵の士気が高かったことと敗北すれば同様に自分達も虐殺されるという恐れから平陽の人間が最後まで徹底抗戦に出たためである

🏯🔥🔥城内燃えてますね、お頭。。。

それでも敗れ捕虜となった兵・住民は震え泣き叫ぶしか無かった

 子供だけでも お慈悲を と叫ぶ母子達老人ら。

 

ところがここで桓騎は捕虜の対応を一緒に入城した飛信隊に丸投げした

面倒な捕虜の扱いは飛信隊に押しつけて自分達は城内の財を奪うことに専念したのだ

これにより平陽の人間はこれ以上危害を加えられることは無かった

🤔曲者使いこなすお頭は中華一適所適材理解する野盗さん。石勒、朱元璋とタメ張れそう。。。

 李信は捕虜の前で桓騎兵じゃなくて飛信隊だ。お前達に妙なマネは一切しねぇしやらせねぇ、女子供は縄を解くから大人しくついて来いと告げる。
 捕虜たちでも戦地で略奪すら犯さない有名な隊、飛信隊だと知られて安堵する。

 飛信隊の兵が女子供の縄から解いていく。男は後にするが、おかしなマネをしたら女も後にするとくぎを刺す。捕虜達は安心し始め、礼を言う者も出始める。
 渕副長は女子供とはいえ夫や父を秦兵に殺されていれば襲ってきますよと不安を言う。李信は大丈夫、そういう奴は目を見ればわかると答える。。⇒✨そういうのが分かるだけでも凄いと思いますね

 羌礼がお前みたいな子供までこんなにきつく縛らなくていいのになといって縄を解く。だが子供がお父の仇ーと怒って礼にかみついた。これに母親は止めなさい竹と叱った。

 

平陽・武城を落した桓騎軍と王翦軍はそれぞれの城内で軍の再生につとめた

そしてそれから二月後 咸陽にて軍総司令昌平君が号令を発した

それは王翦・桓騎の両軍が長城を迂回・北上しまず閼与を落しさらに北上

一方で秦北部軍と東部軍を合わせ大軍とし太原を通して趙北部に進入

太原を通る軍と王翦軍・桓騎軍が合流し超大軍となり一気に宜安に攻め込むという必殺の大戦略であった

 

 

             

K001_25 どうも私は宜安、肥下の真東にある青歌が気になりますね!! 

  青歌城の司馬尚とで秦軍を北部までおびき寄せて半包囲殲滅する気じゃないのかね。 おまけに鄴と完全に距離が離れるから奪回もしやすくなっちゃうのでは??

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