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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2022年1月22日 (土)

七百五

#705「鬼気迫る戦術」

📖📴ヤングジャンプ 2022 No.6&7合併号

🍤🍖続々と天幕へ届けられる逸品料理。桓騎たちが舌鼓を打つ。  甘巴の大赤蟹の塩茹でと甲羅巻き香辛風味、そして薄豚肉の山菜包み蒸し五種盛りです。

 摩論が自らの手料理を桓騎ら幹部達に振る舞う。リン玉は茹で蟹の足から肉をむしゃぶる。お頭には肉にあう赤穂高原の柘榴酒を勧める。桓騎もまんざらでない。
  黒桜は薄豚肉を頬張ると、お前はエセ軍師やめて料理人になった方が良いと満足そうに言う。今は最高の褒め言葉として受け取っておきますと摩論。

 骨付き肉を頬張るオギコ。紳士のようにもう少し落ち着いて食べましょうねと摩論が言葉をかける。安心して息を吐く摩論はそれにしても他人が戦っているのを眺めながら美味しい昼食を取れるのはなんとも優雅ですねぇと満足そうに語る。
  そうだなとリン玉も相槌を打つ。黒桜はオギコが食べる骨付き豚肉を少し残しとけよと注意する。

 

一方、戦場は・・・

王翦は閼与に着くと桓騎軍には後方支援と他所からの敵の襲撃への防御を任せ、攻城戦は王翦軍だけで行った

璧軍・楽華軍そして飛信隊も同様に外敵守備である

 璧、蒙恬も思惑はどうあれ待機している。飛信隊も待機中である。

 自軍にて李信はなんでうちまで後ろにっ・・・大丈夫か王翦軍だけで、あの城は平陽城よりでかいぞと心配する。後ろでは羌瘣・羌礼が桓騎軍から漂ってきた臭いに美食の香りがすると言い合っている。
  どういうことでしょうかと副長・渕。影丘の時みたいに我らを後から呼んで決定打とする狙いかと言う。それに貂はそうじゃないと思うと否定する。

 李信は本当に王翦軍だけでやるのか、ならば宝の持ち腐れだろ、せっかく連合軍だっていうのにと不安を言う。貂が逆に無傷の軍を多く保って先に行きたいんだと王翦将軍の狙いを言う。本命の北部攻略のためにですかと渕の言葉に貂が肯く。
  今回のは咸陽も本腰を入れて援軍を送ってくる大戦略だから、上層部はきっと激しい戦になると予想しているんだと大本営の戦略からの判断と貂が語る。 だからここは王翦軍以外の力を温存するのかと李信も理解する。

 意外と男気あるのか王翦将軍ってのはと李信がつぶやく。そんな作戦なら自分のとこ温存して桓騎軍に攻城戦を押しつけてもよかった筈だと言う。
  桓騎軍は決して攻城戦が得意じゃないのを知っているからだと思う。おかしな井闌車は持っているけれど桓騎軍だけで閼与を落すとなると相当な犠牲を出すと貂は思惑を述べる。

 そういう自分は得意だということかと王翦将軍の自信を李信は口に出す。最小の犠牲で落す自信があるんだと貂。じゃあお手並み拝見といこうじゃねえか王翦軍と李信は戦況を見守る。

 

 攻城戦は王翦軍第三将・田里弥。 両手を構える田将軍。第六第七隊南璧の点に結集、大梯子の群れで璧上に拠点を作り南璧を制圧せよと命じる。

 もう三本いくぞォ 田将軍の命で続々と大梯子が掛かる。倉央は田里弥の奴さらに固めてきたなと言う。直ぐに副将の糸凌を呼びこの調子じゃ南門は直ぐ開くと出撃準備をさせた。

 城壁が梯子と兵で真っ黒だ あの梯子の数はと李信は驚かされる。飛信隊も怒濤の攻めに驚くばかり。

 南璧に群がる秦兵達。続々と攻め立てられ、璧の兵が一人突き殺される。よし、ここから上がろうとする。

 

だが、突かれた趙兵は死に体として秦兵を掴んで城壁から身を投げ始める。他の場所でも深手を負ったら自ら飛び降りている。田里弥軍本陣も動揺が走る。

・・・わ・・・わざとやっているのか・・・ バカな・・・そういう戦術だとでも・・・

 

正に一人でも多く道連れにせんとする鬼気迫る戦い方であった

 

そしてこの道連れ戦法は城壁の防御もしやすくした

通常は璧の際に守備兵の屍体がたまっていき次の兵が守りに入りづらくなり敵に登られてしまうのだが死兵が飛び降りて守備の邪魔をしないためだ

 

詰めろ!前の仲間の死をムダにするな うおお殺せぇ 城壁の兵達の殺気は最高潮である。

 

その戦術を伝えたのは閼与に派遣された舜水樹であった

李牧は閼与軍の総指揮権を舜水樹に与えて城に送り込んだのだ

 

「守城戦において兵卒が取れる最上の手だ。だが通常・・・命令があったとしてもここまで徹底してできることではない。末端の兵士まで士気が高すぎる “異常”だ。 この城の兵はまさか・・・」 士気の源を田里弥が洞察する。

 

田里弥の気づき通り今戦っている閼与の兵は普通の兵ではなかった

 気をつけろどんどん落ちてくるぞ こいつら最後は必ず道連れにしてくるぞと秦兵達が警戒する。攻めきれずに舌打ちする兵も。

 

璧上で戦っているのは李牧によって集められた――

昨年桓騎に虐殺された投降兵達の親・兄弟・子ら遺族達であった

 

前列疲れたら代っていいぞ 殺せ 殺せェ

 

彼らは 桓騎に 秦軍に
恨みを晴らす日を待ちに待っていたのだ

だから舜水樹のこの苛烈な戦い方を全ての兵が遂行できた

 

 舜は本当は桓騎兵が登ってくれればより火がついたのだがまあいいと言う。遺族達の怒りは桓騎の代わりにお前達王翦軍が受け止めろと眼下に言う。 

 閼与は桓騎十万斬首への怨念替えしの場だ   田里弥軍の異変、王翦軍本陣でも拠点が出来ないのに動揺し始める。

 

正に昨年の桓騎の暴挙の反動を王翦軍がまともに喰らう形となった

 

そして李牧はまた別の軍もこの閼与に投入していた

 

秦軍に轟音が聞こえる。すると・・・、

うっ・・・打って出た!?

それは扈輒軍の三将であった虎白公と若き龍白公の残党軍であった

残党といえどその実は扈輒軍の“槍”となっていた最強の騎兵団である

 出たなら出たで開いた門から入城するまでと秦兵が門に向かおうとする。だが、城門は閉められてしまった。奴らはまさか・・・戻らぬつもりなのか・・・

 これに王翦将軍も胡床から立ち上がる。まずいな・・・と口にでる。

 

そしてその二軍は全く虚をつかれて動けぬ王翦軍の合間を駆け抜け

舜水樹の指示通りに

王翦軍全体の指揮を執っていた田里弥に襲いかかったのである

             

K001_25 いつの時代も感情、心から戦が始まり苛烈になる!! 

  いうならば人に心がある故に戦争が無くならないとも言えよう。

 

 

  

 

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