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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2022年1月29日 (土)

七百六

#706「扈輒軍の精神」

📖📴ヤングジャンプ 2022 No.8

 決意の出撃 

よしいいぞ 門を開けよォ 門前にて扈輒軍残党隊が構える。味方からご武運をと激励の声が上がる。城壁の上より舜水樹が虎白公を呼ぶ。舜を見る虎白公は・・・。


舜は出陣前、出撃は許すが決死隊はやめろと忠告していた。心意気は買うが無駄死にだけはするなとも。

しかし、虎白公はそこまでお前に指図される筋合いはないと舜の申し出は容れなかった。


 数刻後、舜は虎白公に武運を祈ると礼をとる。情をもらった虎白公は刹那目を伏せてから配下達に出るぞォと号令をかける。

 閼与城から虎白、龍白隊が出撃した! 飛信隊からもそれは見えた。五百以上の兵。軍師貂はまずい、王翦軍は完全に虚を突かれて対処できないと叫ぶ。狙いは今全体の指揮を執っている田里弥将軍と気づき危ないと叫ぶ。
 それに李信は奴ら騎馬が出たら直ぐに門を閉めたなと貂に問う。この秦軍の海にあの騎馬だけで飛び込んだとも。貂は城には戻らないつもりだ、あの騎馬隊は外で死ぬつもりなんだと答える。李信は敵兵の不退転の覚悟何か考えていた。

 虎白・龍白隊が田里弥軍を蹴散らしていく。止まらない敵勢に田里弥将軍の本陣に肉迫され、部下は退避をと促す。

 そう言う間もなく扈輒残党軍が迫ってしまった。

 田里弥は間に合わぬとみて抜刀する。背を討たれるより斬り結んで活路を開くと本陣に交戦を命じる。虎白・龍白の目に田里弥が見えて、真っ二つにすると更に加速する。田里弥軍本陣は将軍をお守りせよと悲愴の顔で迎え撃つ。

その時、横から立ち塞がれた。


おっ・・・・・・王翦様っ!!  王翦将軍が近衛兵団を連れてきたのであった。田里弥軍本陣は助かったと声を上げる。

 田里弥将軍は申し訳ありませんと失態を詫びる。よいと許す王翦は扈輒軍の生き残り、残すと厄介だぞと言う。

 立て直した自軍に田里弥は今すぐ周辺の兵を呼び集めて“獄可の陣”で包囲せよと命じる。 桓騎軍ら外の陣の全軍に伝令、内から出ようとする騎馬を絶対に見逃すなと。この連合軍の海に飛び込んできたバカ共は一人残らずここで滅すると檄を入れる。

 割って入ってきた王翦軍を閼与の舜たちも見ていた。王翦自ら援けに来る予想だにしない戦況になった。

 王翦が出ているから奴を討てればと言う者もいるが、既に王翦の前には分厚く壁が出来ているので無理の声が遮る。ダメだ出陣は失敗だ・・・助けには行けぬ 虎白公達は・・・ あのままあそこで死ぬ

 

 皆に悲愴感が占める中、舜は虎白公を見ている。


舜「守城戦で兵力が貴重な中私怨を晴らすために打って出るというのは認められぬが、前方に出て指揮を執っている田里弥をまず狙うなら作戦として何とか目をつぶる。だがそれでも三百騎ずつだ。」
虎「・・・・・・それが出陣の条件か」
舜「ああそして出陣は許すが“決死隊”はやめろ。心意気は買うが間違っても無駄死にだけはするな」
虎「そこまでお前に指図される筋合いは無い」
舜「田里弥の急襲に失敗したら直ぐに離脱しお前達の目的の桓騎を急襲しろ。それも失敗したら何が何でも外へ脱出して生き延びろ」
虎「・・・・・・これ以上生き恥をさらせというのか」
舜「生き恥がどうした。お前達の復讐心はその程度か」
虎「何っ」
舜「中途半端な無駄死にはただの逃げだ。主の仇、桓騎の首を取るまでは泥水をすすってでも生き延びるべきでは無いのか」
虎「・・・・・・知った風な口をきくな舜水樹・・・貴様に一体何が分かる・・・北の狄の血を引く部外者が我ら扈輒軍の精神にまで口を挟むな」
舜「・・・・・・いいな。お前は一般兵ではないのだ。桓騎と刺し違える以外は~


 

全て無駄死にだぞ虎白公

 劣勢の戦況の中、舜の言葉を思い出したのか、虎白公が包囲を脱するぞと命じる。 扈輒軍随一の突破力を誇る龍白隊を先に行かせろ、虎白隊は援護に回り龍白隊を押し出せと命じる。
 龍白も命を引き受け、一点突破に移る。 秦兵は行かせるかバカが 一騎も逃しはせぬはと包囲陣を素早く作る。

虎白公軍が脱出を始めた
む、無理だ 
王翦兵の包囲がもうあんなに  戦況を俯瞰する舜は一帯の全弓兵にあの乱戦場を狙わせろと命じる。兵があそこまでは矢は届きませぬと言う。
 それでも舜は届かずとも手前の包囲につこうとしている敵の気は逸らせると急がせる。

♐♐🏹🏹矢の援護がきた。

 

なめるな舜水樹 この程度の包囲我らは 自力で突破する

 

 突破する兵。突破できず討ち死にする兵も盾として踏みとどまり味方の脱出を促す。龍白が抜けろぉ、ここからが我らの“本命”だと檄を飛ばす。
 虎白兵が龍白兵に行けェと盾兵になる。後は任せたと叫べば、龍白兵も先に逝って待っていろと意志を交わす。

 

そして激闘の末、遂に・・・

 

抜けたァッ 抜きよったぞ!龍白隊があの包囲を!虎白も続くぞっ 田里弥も驚く。王翦もその行方を見る。

 

 その後の虎白・龍白隊は敵の防御の隙間をあっという間に駆け抜けて・・・桓騎の陣へ
 見ろっ 桓騎の本陣あたりまだ何の動きも無いぞ
 奴ら油断しきっていたんだ ここれはひょっとして・・・

 

 龍白が桓騎の本陣を見つける。このまま突っ込み桓騎を殺し扈輒様と虐殺された捕虜達の仇を討つと吼える! 虎白公配下達もいけると士気が上がる。桓騎軍はまだ防陣すら作れていなかった。龍白隊が届くと喜色が上がる。

 

無駄死ににはならぬ ここで必ず桓騎を仕留める そこでしっかり見ていろ舜水樹

 

だが虎白公らの心中の声を、彼らの苦労を一番理解している部隊が横から現われる。

 

 飛信隊推参。 

悪いが・・・ここより先に行かすわけにはいかねぇんだよ このような心意気を誰よりも知っている李信はそう言った。

             

K001_25 理解=共存とは限らない。 

  知行合一は人間の行動哲学であって社会組織の哲学と等しくなれないだろう。。

 

 

  

 

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