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秦戦紀

  • Sample01
     歴史大作漫画「キングダム」全感想記事を戦争毎にまとめた目次録。リンクを張る場合はコメント欄に一言あるように。
     ◆目次解説並後書 
     

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2022年7月17日 (日)

七百二十六

#726「強くなる時」

こんなふざけたこと続けていたらと摩論が言う。どうなるんだとお頭が問い返す。

 

「続けていたら・・・日が暮れる・・・・・・」摩論はそう答える。 摩論が答えたと同じ頃、李牧も日没を待っていると幕僚達に言う。

 

 お頭は摩論にこっちより数が多い相手に戦って勝つ方法はいくつかあるが、いちばん手っ取り早い方法は何か分かるかときく。

 摩論はこっちが有利な場所で戦うことですと答える。例えば大軍が戦いづらい狭地へ誘い込むなどと簡略的に語る。 しかしと部下達はそんな都合のいい場所はココには無い、ここは李牧が用意した狩り場だと反論する。

 それにねぇことはねぇよなとお頭が言うと、摩論もはいと答えて部下達が驚く。桓騎は語り続ける。

  1. 今一つだけ都合が良いのは趙軍はまともな普通の軍で俺ら桓騎軍はそうじゃねえってこと。
  2. その二軍の性質の違いから奴ら趙軍が弱くなって、元野盗の俺ら桓騎軍が強くなる場所がある
  3. 暗がりだ

摩「我ら桓騎軍が得意となる闇夜に誘い込んで敵との数の差を埋めてしまう。だから周りで何が起ころうとふざけているように見えながらも動かず、ただひたすら時が過ぎるのを待った。」

 お頭の真の狙いに戦慄した摩論が日暮れまで引き延ばすだなんて・・・一体いつ思いついたのですかと問う。奴ら李牧軍が出てきた瞬間からだとお頭は答える。仰天する摩論。→w(゚Д゚)wあらかじめ策を立てるのではなく敵が出た瞬間で策が閃くのか、無形の陣かよ!!

 

 趙軍本陣 
李「桓騎は日暮れを待ち日没からの闇夜を利用して逃げ切るつもりです。それ故に一貫して・・・前や左右を戦わせ本軍は一切動かなかった。あの奇妙な十時の陣もただこちらを警戒させ時間を稼ぐためのものです。」

 桓騎の狙いに気づいた李牧たち。幕僚らは日没がこようとも我らの包囲戦は続きます、その前にそうと分かれば攻撃の手を強めて一気に攻めましょうと各々意見を言う。
 それに李牧は桓騎は日没までここに留まる気はないと言う。

李「飛信隊たち同様に桓騎もこの包囲を抜いていくつもりです。無論抜いたとしても徹底的な追撃を受けて生きて秦に戻ることはできませんが、桓騎は闇夜に乗じて私の手をかいくぐることを狙っています。」

 その前にこの包囲を抜く自信があると半信半疑に思う幕僚たち。李牧はここまで何もしなかった分主力は無傷で残っているから、一点突破の力技で勝負を懸けてきますと答える。 

 これから動き出す、どちらの方向をと幕僚らが注視し考える。

や、やはり右であろう右に抜ければ先に外に出た飛信隊たちがいる・・・
いや奴らからすると真後ろに行きたい そうすればその先には奴らの城となった赤麗がある

 幕僚達の意見に李牧はそのどちらでもないと否定する。左・・・桓騎軍は桓騎からみて“右”へ脱出を図りますと答える。 

 その桓騎が馬を動かし、摩論に始めろと命じる。 摩論が叫んだ。

全桓騎兵に告ぐ!右から脱出を図る!!全軍突撃せよォ

 李牧の読み通りに桓騎軍が左の趙軍に襲いかかる。ええィ布陣の失敗からの足掻き、数は十分、返り討ちにして桓騎の首を取れいと隊長が檄を飛ばし趙兵が迎撃する。

 幕僚達がどうして右に桓騎が動くと分かったのですかと李牧に問う。

李「先程の十時陣形の中から四方に出て戻った大隊の動きは時間稼ぎとは別にもう一つの目的が・・・ 探ったのですよ。どの方向の趙軍の動きが一番鈍いか、つまりどこが突破しやすいのかを

 蹴散らせぇと黒桜が吼えれば、趙将もふざけるな、貴様らは皆殺しだ、殺せェ一人も通すなと猛り戦う。

 黒桜でも簡単に抜けないと報告が摩論に届く。

 そんなことは分かっていると摩論がこちらも十分に力は溜め込んでいましたと言うなりボロボロだった飛信隊の猿信に出来て私達に出来ないことは無いと、倫玉隊を第二波で送る。
 倫玉が黒桜の隙間に入っていくぞ、簡単に死ぬなよと檄を飛ばして突撃する。

・・・奴ら次々とこちらのの左の壁に突撃を・・・・・・
波状攻撃のような形に・・・・・・

 老将一人が我々趙軍はこのままで宜しいのでと李牧を伺う。熟考していた李牧は

包囲している全軍に号令を!桓騎は自分が助かるために全軍の乱れもかえりみず右方突破に出た もはや桓騎の奇策は無い 全方位から総攻撃を懸けて桓騎軍を葬れ」 命を受けた参謀は左半分が混乱してる、あそこを討つのは容易いぞと吼える。

 璧軍も桓騎軍と趙軍の動きから右に進路を取る。

 桓騎軍主力の倫玉、黒桜も兵力が足りずに苦戦する。そこに新手としてゼノウ隊が加わった。異様な巨漢の兵達に流石の趙兵も驚く。

 ゼノウ一家が前に出て趙兵を蹴散らし始める。摩論もこんな時のために趙面倒なあなた方を連れ回っているのですよと拝み祈る。また進み出した自軍に倫玉ゼノウ一家に続け、このまま押し込んで右の壁をぶち抜くぞと檄を飛ばす。

あ 何だ止まりかけていた桓騎軍がまた・・・猛烈に動き出した
壁が勢いに押されている

 幕僚が左の壁の増援に後軍の左にいる馬南慈軍を走らせるべき、今なら間に合いますと進言する。だが李牧は動かない。

 桓騎軍が進む。傅抵軍、カイネ隊が馬南慈を動かさないのかと不安を覚える。左では戦闘途中の趙兵が桓騎本人を見つけて襲いかかる。しかし、桓騎は難なく彼らを斬り殺す。

 行ける、これは行けますよと摩論は突破の成功に希望を見出していた。

          

 

K001_25 お頭って雲のジュウザかな。戦いながら瞬時に狙いを読み解く李牧がラオウだね。。。 

  さて突破できるかなぁああ

 

 

  

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コメント

>あらかじめ策を立てるのではなく敵が出た瞬間で策が閃くのか、無形
>の陣かよ!!
 モウゴウ曰く「秦将一機転が利く。」桓騎ですが、ヒョウコウや慶舎とは
 またタイプが
 違う本能型の将でしょうか?
 それとも、知将型と本能型の融合とも言える、将でしょうか?
 いずれにせよ。夜盗ならではの兵法を身に着けている桓騎は、普通の
 将ではかなり読みにくい用兵家であることは、事実ですね。
 
>包囲している全軍に号令を!
 遅かった。
 桓騎の奇策があっても、当初から大軍大兵力の利を最大限に活かし
 て、包囲殲滅すべきでしたね。
 きちんと詰みまで盤面を描いていた李牧ですが、どうにも調子が悪い
 気がするのは気のせいでしょうか?
 他のキングダム研究サイトでは、ホウケンが李信に討たれたことが
 原因と考えている人が多いようです。
 どんな将でも討ち取れる絶対的なエースが不在では、勝利への確信
 を持てないというのは、確かに頷ける気がします。
 
>お頭って雲のジュウザかな。戦いながら瞬時に狙いを読み解く李牧
>がラオウだね。
 誰にも読めぬ我流の拳士のジュウザと、正当的かつ圧倒的な強さを
 誇るラオウ。
 確かに、桓騎と李牧に当てはめることが出来そうですね。

 馬南慈の他に動きそうな将だと、主コチョウの仇を討とうと手ぐすね
 を引く虎白公でしょうか?
 コチョウ軍最精鋭の騎馬隊は、まだかなりの数を残しているでしょう。
 立ちはだかれば、凄まじい死闘になりそうですね。

CIC担当殿、コメント万歳です。お返し遅くなり申し訳ないです。最近、体重く感じる。。
    
> いずれにせよ。夜盗ならではの兵法を身に着けている桓騎
    
 「孫子」は兵の形は変幻自在、無形を至上としていますが、お頭は本当に自分を知り尽くしている。それでいて周りに全く影響されない。 李牧との戦いも結構長引きそうな気がする。
    
> どんな将でも討ち取れる絶対的なエースが不在では、勝利への確信を持てないというのは、確かに頷ける気がします。
      
 決定力はどんな戦いでも必要ですからね。だからこそ平時の訓練(殊に軍事)では突破力の鍛錬がかかせない。楽華軍だって決定力(突破力を有する猛将)不足だったから楽彰軍を突破できなかったのだから。 
        
>コチョウ軍最精鋭の騎馬隊
        
 コチョウ軍残党の虎白公もそうですが、趙軍の万極軍も復讐の鬼でした。なにげに李牧はこういう復讐の鬼をよく使う。 これは雁門での匈奴戦の怨念だらけを見続けてきたせいかもしれない。

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