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桶狭間戦記‐最終章‐〔改訂版〕第19・20話。天に挑みし勇者達の時代。

  • 時代の選択
  • 人間の限り

#19

゚゚(´O`)°゚永禄三年五月十九日 桶狭間にて今川治部大輔義元 討死。 今川軍各隊に計り知れない衝撃が襲う。。 各隊はそれぞれ日輪の如き君主がいなくなった己の空虚を埋めんとして足掻く。

  • 松井兵部少輔宗─ご主君討ち死の知らせに愕然とする。隊の兵達が涙する中でこれが澆季〔ぎょうき:徳が衰えた時〕なるものかと悲しみを哀感で埋め尽くしていた。彼は織田軍につっこみ討ち死を遂げ、主君と共に逝く。
  • 岡部五郎兵衛元信─追い腹を遂げようとするが部下達に制止される。剛勇の武将の顔に涙が流れ、義元公あっての忠義で後は知らぬと絶望する。それでも部下達は我らの寄親寄子だからこそ能うる奉公もあると励ます。岡部は義元の首を取り戻すまで織田軍と戦い続けた。⇒確か…取り戻したんだよなァ。。 book管理人はこの件を読んだらナポレオン帝国の名将ダブーを思い出しましたwink

『武辺と云、侍之義理と云、譜代の主の奉公と云、異国は知らず、本朝には有難し(ありえなかった)』 士は己を認めるもののために命をかけるということですか。。。

  • 服部左京助─熱田へ水軍で略奪しようとしたが住民から抵抗されて命からがら逃げていた。

~(°°;)))オロオロ(((;°°)~さて、勝った織田軍。。。

信長も馬廻りも義元の首を見ても勝利の喜びはなかった。

「大変なことをしでかしちまった。」「天下一の人物を殺った。」「それだけじゃねえ。大変な人物を殺ったと同時に生み出しちまったのかもしれねえ。」云々。。。

信長と馬廻りは義元の首を見つめる。

場当たりの合戦に権威もなく
民を治める法度も作れぬ、かような我らを時勢が選んだ
然らば是非もなし
人間の限り業を尽くすのみ!

信長と馬廻り全員は義元の首に地に付して頭を垂れるのだった。

         

#20〔最終話〕

ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー尾張に信長の勝利が轟く。 商人は出世する馬廻りの借書を探して投資先と契約準備に躍起になる。熱田津島頭取は銭の勝利と沸くが、熱田の加藤頭取だけは恐ろしや恐ろしやと呟くのみ。

φ(・ω・ )その後の物語り。。。

一、松平二郎三郎元康

嘗ての人質時代。。。今川軍師・雪斎は竹千代に問う。織田と今川のいずれに与したりと。竹千代は義元公が明るくて好きと答える。 

雪斎は乱世に好き嫌いは無用、只、生くる道を選びなされと教える。竹千代は嫌です、乱世など生きとうないと強情を張る。そんな竹千代を怒らずに雪斎は言う。

乱世に生きたくなば犬ともいえ畜生ともいえ、頂点にたち乱世を終えさせよと。 折檻か使命か、乱世の厳しさを竹千代は教えられた。

元康は桶狭間の後、今川家から独立して織田家と同盟する。

二、木下藤吉郎

念願の織田家への仕官が適い、堺で銭について勉強中。後に豊臣秀吉になるまで出世。

三、寿柱尼(義元母)

義元公を失った今川家を執政する。

     

(v^ー゜)ヤッタネ!!時代に選ばれた戦国大名。

桶狭間で勝利した信長の武威に幾つかのところから引き出物が来ていた。しかし、信長は更に強くなる。

赤沢加賀守から角鷹二羽が献上されたが、天下を掌握した砌に頂こうと放言する。堺との交渉には銭を出さないなら月巌(信長祖父)同様に焼き払うのみと言い切る。

これより天下を口にする信長。それでも愛妻・生駒氏は夫を慈しみ、永禄九年で亡くなる。

「京都にて物語り候うば国を隔て遠国よりの望み実らずと申し候て皆々笑い申し候。

然るところ 十ヵ年を経ず信長ご入洛なされ候。稀代不思議のことどもに候なり。」

信長は桶狭間から戦国大名から天下取り大名になった。

桶狭間の後、30年で小氷河期は終焉を迎える。そして、それは天下統一の動きと奇妙なシンクロを見せていた。

    

戦国時代とは何か。

それは天候による飢饉の世を人智にて克服しようとした
天と人の門答(モノローグ)であり
英雄と民衆の命の戦記(ダイアリー)である。

           

♪(o ̄∇ ̄)/桶狭間戦記 【完】

((w´ω`w))見事な英雄譚、堪能致しました。

                

追記:

この記事を書いたときは2011年1月の時でした。それからもう秋になったのですが、日本の政治経済は世界の政治経済よりも酷くなっている。年毎に首相が変わるほどのむごさです。

日本が小氷河期になったとされる戦国時代は各地で農民流民ですら武器をもっては無能な支配者に抵抗し、自由と安全を保障する領主には不作であろうとも納税し労役に勤めました。支配者と被支配者の区別どうだという考え云々よりそれぞれが自分が他人と共に生き、何ができるかを強制であろうともそれに従い、自分の命を上は天災から下は政治の横暴の元でもしたたかに全うさせてきた。だからこそ、今の世にわれわれが命を永らえさせてもらっています。

そんな強かな民衆を領主としてまた国として治め拡げてきた戦国大名とは地域に誇るべき傑人であります。なのにゲームやテレビによる演出過多の馬鹿騒ぎ人のイメージが強く与えられて、歴史の文字とお話としてきちんと世代に語り継がれていない現状は後世に何と酷い影響ではないのかと思わずにはいられません。

桶狭間戦記では今川義元と織田信長を描いていますが、国を強くすることが国を守ることであり、その中で強かに生きる民衆達を豊かに住まわせる姿は今でも考えさせられる政治と経済の目指す形であることに疑う余地はありません。

愛が地球を救う、表現の自由、ポルノ規制などよりも大事なものが古臭く実は色あせないことなのであると改めて感想を改訂しながら思いました。本当に人の心をうつ良い漫画でした。

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受信: 2011年10月13日 (木) 07時17分

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