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幸福な楽天家たちの時代とな。嘲笑の極みよ。

時代は希望をあきらめぬ人間が作るのだ。楽天家たちの時代とか特定の人間が描いたような表現はするな!

「坂の上の雲」を視聴した。感想も書いた。コメントも来て、お返しも来た。

 

歴史はさまざまな人間の苦悩と社会の変化が訪れた。それでも人は生きた。希望を掲げた。それが時代の制約によって希望が成果につながらなくとも。

 

ましてや成果が一時代につながらないし、短命政権になろうとも人は生きた。夢があり、欲望があり、死ぬまで歩いてきた。

 

それをさしおいて、あの時代がいいとかこの時代がいいとかと言うには、自分が今の時代の制約を受けていると思えなければ。

 

平和の時代で活力と先見力の萌芽を潰したかもしれないし、動乱の時代で無辜の民を血祭りに挙げ、塗炭の苦しみを強いてきたかもしれない。どの時代とて利害は存在し、あの時代こそがいいの神の幸福の時代は力が弱いくせに自意識と欲望が強い人間には先ず該当しない。

 

今できる評価は今知っていることから始めているのみ。それはこれからも変わらない。

 

力が弱いくせに自意識と欲望が強い人間。 それが不変であるからこそ、歴史を通して人間は愚断を血の犠牲で埋めてきた長久の時間で得た道理を学ばないといかん。

 

そう思う。ゆえに歴史の勉強は人の必須だ。

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