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NHKドラマ「坂の上の雲」補足(一)

ヽ(○´3`)ノ  伊地知の言葉。

旅順攻略戦で無能ぶりをさらした第三軍の参謀長・伊地知。二〇三高地がなかなか落ちないので遂に満州軍司令部の総参謀長・児玉が義務のために駆け付けて事態収束に動く。

さっそくに児玉は伊地知の無策ぶりを叱責するが、伊地知は切りかえす。

私が本部に要望した兵や弾薬の数を一度でも果たせたことがありますか?後方の支援が足りないのは閣下の責任でもあります、違いますか?

これに対して、児玉はそれを何とかして作戦遂行するのがお前の役目だとつっぱねる。責任転嫁するなとしかりつける。そして、補給弾薬が足りないのはどこも同じ、与えられた環境下で最善を尽くすのがお前らの義務だ、現地をその目で見ろと叱り飛ばす。

このシーンをみれば伊地知の怠慢さが浮き彫りになる。確かに伊地知達の参謀たちの無策さは怠慢であったが、じつは伊地知の修正すべき点は作戦の無策だけなのだ。

一、朱色の箇所の問題。

兵站の問題は伊地知の言うとおりだった。作戦がまずいのは確かだったが、兵站が足りないのは事実だった。この点だけは真実で日本軍の欠点である兵站の力が足りないことがうかがえる。

二、黄土色の箇所の問題

これは間違い。兵站の仕事というのは本来は参謀が一手にすることではない。 兵站の仕事がもっとも問われているのは実は政治家なのだ。

これは万夫不当の項羽を倒して王朝を打ち立てた漢高祖が如実に語っている。補給兵站の仕事は大将軍や総参謀長がとる仕事ではないときちんと言い残しているのだ。

book好例が日清戦争前の日本にある。国会で国防に備えて海軍が戦艦を建造するために予算を求めたのだが、国内経済優先する野党が反対して否決されてしまった。しかし、幸いにも明治天皇に裁可を求めた結果、明治天皇が与野党の融和を図り、かつ自らが献金したおかげで海軍の戦艦建造の予算のめどが立ったのだ。

この明治天皇の行動こそが軍の兵站の仕事は政治家だとの模範である。

             つまり、

(#`Д´)軍の兵站は政治家の問題になるのであって、政治家が軍事に理解をしないというのは国家の大問題だ!!

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