キングダム 第八十九話
信!中華一番!!
#「弱点」
斬り合いを続ける羌瘣と信。剣の腕は羌瘣が上で致命傷にならないが信は全身を斬られまくっていた。見ている向はあんなに血が流れてと恐れる。けれども、貂は信は斬られまくっているが、少しずつ信の剣が羌瘣の体に近づいている気がしていた。
貂の目は間違っていなかった。血を流しながらも信の剣は羌瘣の服や頭巾を斬っていた。信は距離を取ろうとした羌瘣に追いつき、剣を振る。 遂に、羌瘣は剣で初めて信の剣を受けとめる。政たち三人が信に初めて驚いた。
尾平たちがいる場所で頭良くて剣も立つなら羌瘣に弱点無いなと感心していた。信はたまにひくほど頭が悪いからなとも言って…。でもと尾到はひとつだけあいつは妙なことあったなと思いだす。兄・尾平が弟に振り向くと、尾到は羌瘣が呼吸がどうとか言って殿を抜けたのは何だったんだろうなと口にする。言われてみればと考え込む兄だったが、ただの気まぐれだろとあいまいに答えていた。
呼吸がどうとか。。。蚩尤どうした?? 信とつばぜり合いになった羌瘣。息が上がったのかと信が言う。気にせずにまた斬り合う。
蚩尤について朱凶の長・燕呈が語りだす。蚩尤とは人間離れしたその剣技と血縁であろうとも躊躇うことなく両断する冷酷さにあると。話を聞いた配下があの蚩尤には若い故に後者が欠けておるようですなと言うが、燕呈は年など関係ない、彼の者こそが蚩尤の名を継ぐ唯一人の者だと言い切る。
蚩尤とはそんなものじゃないぞ! 唯一人と配下が気になる。燕呈は常人にない特殊体質を持つ蚩尤の一族だが、蚩尤の名を継承できるのは血族内で最強を証明した唯一人なのだと言う。どうやって証明するのですかと聞かれると、燕呈は同族内で殺し合い、殺し合って凄惨な戦いの中で立ち尽くすのが唯一人となる、それが蚩尤と千年の質を誇ってきたのだと燕呈は語ってきかせる。
だが、燕呈は目の前の蚩尤に怒っていた。両断できる相手に歩兵仲間というだけで殺せない、身内すら手にかけた蚩尤がこの体たらく、若さなど言い訳にならないと燕呈は蚩尤がもう崇めるどころか憚るものでないと失望感から怒りを漲らせる。蚩尤を見限って燕呈は王の首はこの朱凶がもらいうけると歩き出す。配下が滾っておられますと笑い、信たちがなんだあれはと斬り合いを止めてまでそちらに目を移す。
大勢キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 新手の刺客が号馬と知る政。震え上がる向に貂。大勢で来た号馬は残った朱凶の一人を血祭りに挙げて、王がいる部屋にやってきた。 全員の首を持ちかえれば問題ないと言い放つ号馬。信は羌瘣に一時休戦だと言う。
(*゚▽゚)ノこれで刺客の出番が全部出た。
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