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キングダム 第八十一話

信!中華一番!!

#「別離」

 ;:゙;`(゚∀゚)`;:゙前方から砂煙が見える。 馬車の御をする政は間に合うかもしれないと希望を抱く。弓矢を取った紫夏だったが、その横で江彰までが射られてしまう。

 。゜゜(´□`。)°゜。江彰。。。。 致命傷の江彰は亜門のようにかっこよくは逝けないらしいと残念そうにつぶやく。それでも江彰は少しでも長く生きろと言って、惚れた紫夏のために騎馬隊に突撃していった。騎馬隊を一人だけ道連れとした江彰。紫夏は長年の友達をすべて失ってしまう。

 騎馬隊が追いついてくる。友達をすべて失い泣き崩れる紫夏は私もすぐにと決死の覚悟で立ち上がり、弓矢を引く。 女の細腕でと嘲笑している騎兵の目に過たず紫夏の矢が突き刺さる。紫夏は数騎を射る。 それでも騎馬隊からの騎射を紫夏は手の甲に受ける。激痛で倒れた紫夏だったが、政に見るなと叫んでまた矢を放つ。 手の激痛でうめく紫夏に政はもうじっとしていてくれと叫ぶ。だが、騎馬隊の隊長は前方に砂煙が見えたため、秦の騎馬隊が来る前に馬車に乗りこんで政の首を取れを兵に命じる。

 馬車に近づく趙兵を相手に紫夏は剣に持ち替えて一人で戦う。戦いながら紫夏は亡き父のことを語りだす。

 私も幼い頃、赤の他人に命がけで助けられた。その人は私が十歳の時、また別の人を助けようとして命を落とした。その人の死に際、私は死なないでくれと泣き叫んだ。受けた恩に対して私は何一つ返していないと…。しかし、その人は言った。

恩恵は全て次の者へ。 私の命も幾人かの命によって救われてきた。その恩を余さずお前たちに注いだつもりだ。 紫夏、お前がこの先、他人のために何かできたらそれは私にとっても大きな意味を持つ。どんなに些細なことでもいい……受けた恩を次の者へ”

(/□≦、)そうやって…そうやって人は…つながってゆく。 紫夏は一人で趙兵と斬り合っていた。至近距離で胸を射抜かれようとも、馬車に乗りこむ兵には剣で刺し殺し、この子は殺させないと命を懸ける。 殺せと叫ぶ隊長だが、紫夏に手こずり政に近づけないでいた。そして、遂に

ヾ(*゚A`)ノ政の前に遂に秦の騎馬隊が見える。秦の騎馬隊が来たので焦る趙の隊長が女はいい、政を殺せを一点総射に構える。それに紫夏は…。
 秦の騎馬隊が近づくが、趙兵の殺せと叫ぶ声が近くなる。後ろを見ないが政のそばに血しぶきが飛び、肉をえぐる音が聞こえ、遂に血が政の顔にかかる。秦の隊長が眼前を通り過ぎた時に振り向いた政の前には…、

。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。全身に矢を受け、槍を胸に貫かれ、剣も折れるほどに戦い抜いた紫夏の最期だった!!!。 政の叫び声で全てが終わる。趙の追撃隊は壊滅する。

 紫夏の体を介抱する政に紫夏がお怪我はありませぬかと声を出す。政はお前のおかげで俺は王になれると涙を浮かべて礼を言う。紫夏は道剣たちも忘れてはかわいそうですと一言添える。 
 紫夏は政にあなたは不運により王族が歩まぬ道を歩まされましたが、逆に言えばあなたほどつらい経験をした王はいませんと慰める。そして、だからこそあなたは誰よりも偉大な王になれるのですと最後の餞別をおくる。 そこまで気持ちを注がれ、政は涙をためて紫夏を抱きしめながら失う大きさに口惜しさを噛みしめる。 政の顔を見た紫夏は、つきものは落ちて目が綺麗なことに恩恵を伝えたことに安堵して息を引き取った。 政は紫夏と泣き叫び、最初に大きな恩恵を受ける代わりに大事な人の命を失った。

 騎馬隊に守られて、政は秦王都・咸陽に来た。

 紀元前251年、政は9歳にして初めて祖国「秦」に足を踏み入れるのだった。

(ノω・、)周りに死を呼ぶ代わりに恩恵を受け、失う辛さを噛みしめる過酷な路が始まった。。。

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