ローゼンメイデンTALE32 五遷 EDIT.
番外編 EXTRA TALE
- edition「お前に何が分かる。知っているのは私のみだ。」 110108初記
薔薇乙女・水銀燈はさらわれたマスターを探しに彷徨う。
マスターの名はめぐ。不治の病を抱えていた。そんなメグを水銀燈はマスターに選んだ。
めぐは父を嫌っていた。自分で死に場所を選ぶ、そのために水銀燈が黒い天使として来てくれたのだと。
死にかけの死に損ないと飾られている花と自分を蔑んでは花瓶を叩き割って看護婦を呼び寄せる。
『私のマスターに相応しい』『病んでイカれた子』
いつもあの子は楽しそうで
いつもあの子は苛立っていてまるで箱舟で滅びを待ち続ける最後の一羽。陸を見つけられずたった一羽さまようだけの鳩
何故私があの子を選んだのか――
それはきっとある一点において私と彼女が同じ一つの海に足を浸していたからなのでしょう
『お父様』
父親が嫌いというめぐ。しかし、本当は側にいてほしいと水銀燈は見抜く。
それでもめぐは水銀燈にいつか本当に私を迎えに来て、私をおいてどこかに消えたりしないでねとお願いする。
( ̄◆ ̄;)しかし、消えたのは本人の方だった。。。
必死でめぐを探している水銀燈。哀しい最後の永遠の誓いを支えに水銀燈はめぐを探すのだった。
((・(ェ)・;)) 触れることも憚れるほどに救われない薄幸さよのう。。。 自分は惨めであろうとも最後まで生の渇望を愛でるタイプだから辛いな。
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