ローゼンメイデンＴＡＬＥ５１

＃「蜃気楼」

真紅と金糸雀は花園の迷路を進む。　二人はまだ出口にたどり着いていない。走りまくっている二人だが、何だか同じところを通っているような気がしていた。そして、金糸雀が先に倒れてしまう。
　しっかりしてと介抱する真紅。金糸雀が頭がグルんグルんするのよと言ったので、真紅は薇が尽きかけているのだと気付く。このままじゃ二人とも…この迷路で行き倒れに。。。

あおむけに倒れて金糸雀が一息をつく。みっちゃんの卵焼きが食べたいと言うと、真紅もジュンが淹れた薔薇の花弁を浮かべた紅茶がほしいとつぶやく。　花園はこんなに美しいのにまるで棺桶の中、みんなもいなくなってしまったとしんみりしてしまう。しかし、金糸雀は気を取り戻して自らの日傘で宙に浮かび、迷路の出口への順路を見つけてしまうのだった。⇒さすがに知性派ドール。。。　

　Σ(ﾟдﾟ;)その金糸雀めがけて二つの針玉が降ってきた！　金糸雀が地面に落とされる。ずるはダメだったかしらとぼやくと、針玉は動いて針ネズミになって逃げだす。針ネズミよりも出口に向かって再び走り出し、そして、辿り着いた！

ワタシノパイヲ食ベタノダアレ・・・？出口に来た二人を迎えたのは薔薇の花が顔になっているお姫様、その姿で自分のパイを食べたのはと喋っていた。

( ´･ω･`)第４２９５１世界…雪華綺晶の領域に着いた水銀燈。　水晶が一面に広がる光景、その先には水晶のお城が見えていた。水銀燈は再び足元に雪華綺晶の苗床を見つける。
　そこで老人、蒼星石の初代マスターを見つけた水銀燈は苗床から老人の胸倉をつかんで引き上げる。とっとと起きなさいと無理やり老人を起こして意識を正気に戻す。　これで義理を果たしたと呟いて次の場所の移動しようとするが、足元の娘が目に留まる。その子もまた彼のように起こしてみますかと水銀燈のうえから声がする。

　ラプラスはどうしたらお城へ着けるかお困りですねと訊いてくる。世界はまるであべこべ、まるで鏡写しの虚像をぐるぐる廻っているようですよとしゃべる。見え透いた口調に黙っていた水銀燈が貴方は何を知っているの、教えてくれたらいいことをしてあげると話を持ちかける。ラプラスは教えなかったらと問い返すと、水銀燈は両耳を引き抜くと返す。

第５ドールに尻尾をちぎると言われたラプラスは荒っぽいと言うが、城への入り方を喋る。世界があべこべなら貴方自身も真反対になってしまえばいいのだと言って、鏡を水銀燈の前に出す。それは蒼星石と一緒に見せられた鏡だった。あの時はさかさまでなかったと水銀燈が言うと、ラプラスはでは是非にあなたと私も逆さまにと勧める。

今の貴方なら見事に逆さまうけあいだと、今日の貴方はいつもとあべこべばかりだからとせっつくのだった。　

(*￣ー￣*)鏡に水銀燈が見るものは。。。