ローゼンメイデンＴＡＬＥ２７ 五遷 EDIT.

第二十七編「諦めない」

1. edition「張り詰める戦場でも、ほころぶ一瞬がある。」　100820初記

無事に「まいた」世界に帰還したスモールジュンとローゼンメイデンたち。新しい生活が始まる。

　＼(;ﾟ∇ﾟ)/真紅はＫＴ視聴に命がけ！　何度見ても手に汗握るスリルとサスペンスに乙女の血が騒ぐとまで入れ込んでいる様子。そんな大好き番組がある真紅に部活帰りでお使いもしてきたのり姉さんがスーパーのチラシ置きから素敵なプレゼントを持ってきた。

巨大くんくんぐるみの応募チラシ！（しかし、死に体である）　鼻を押すとダイイングメッセージが流れ、おなかにはたくさんのグッズが隠れていると。くんくん商品についているベロマーク５０枚一口で申し込む。

真紅はくんくんへの愛が試されているのだわとヤル気満々である。

契約継承のローゼンメイデン・蒼星石の生活はマスター至上主義！　ひたすらマスターと生活を共にする。ヒキニート型生活に眠る時間を合わせ、ベロマーク収集の命令も９０枚を直ぐにこなしてしまう。　真紅と懸賞乙女は大喜びであった。マスターから適当に選んで読んでくれと言われると、じゃあジュンと優しい笑みを浮かべてマスターの心を揺らせる。⇒ヾ(´ε｀*)ゝ ふふふ、愚直で清らかな美しさは最も映えるのお

　(ﾉω･､)雛苺は消えない。　ベロマークは１００枚集めると真紅が目標を立てる。それは私と同じくらいにくんくんを愛して止まない子の為に、雛苺のために集めるのだと。皆がもう一度、再確認をする。自室に戻ったジュンはネットとメールで雛苺を救おうと動く。そんな時に一人、ジュンを訪ねる。

雛苺マスター柏葉巴。　⇒　m(_ _)mちなみに当代管理人はＹＪ期からの読者なので旧キャラがわかりません。

　柏葉さんはジュンの無事を確認しに来た。ジュンは雛苺のことを伝えようとするけれども、柏葉さんは既に知っていた。のり姉さんが教えてくれていたのだった。

　ジュンは前ばかり見て周りが見えてなかったと以前にも柏葉さんに注意されたことに改めて反省する。そして、学校には行かずに雛苺を取り戻そうと言う。しかし、それはちょっと違うのと話を聞いていた蒼星石と柏葉が意見を挟む。

　ヒトツのことで目の前が一杯になるのは前と同じことなのだと。それに、私は学校で桜田くんと教室で会いたいと柏葉が自分の理由も添えて意見する。話を立ち聞きしていた翠星石はたまらず声を上げる。言い訳にアリスゲームを使われるのは雛苺だって望まない、それでも家にはいてもらいたいと本音を吐露するローゼンメイデンの懸賞乙女でした（笑）。　頃合を見計らい、ゆり姉さんがお夕飯の時間とする。勿論、巴も一緒に誘う。

　：D)|￣|_　ここで締め切りネタ発生!!　ベロマークを集めているローゼンメイデンたちに巴が残りのベロマークを補完してくれた。万歳で喜ぶ薔薇乙女だったが、〆切りネタでそれは徒労にされるお約束になってしまう。

　夕食後、ジュンは巴から言われたことを反芻していた。何か違うと。ベッドの上にかけてある学生服を見る。まだ目が覚めていた翡星石が鞄から声をかける。

マスターが決めた答えなら自分もそれにと言おうとするが、恥ずかしくて逆に罵詈雑言を浴びせて寝てしまう。　姉妹としてそれを楽しく聞いていた蒼星石だった。

ふふふ、ゴスロリでも生活の中に哲学を喚起させるか。手強き作品よ。

当面、五遷の名のカテゴリー作品はこの二作は揺るがないか。　（2010年）