信約キングダム 131回
キングダム編 第131話
#「二日目」
趙と秦の緒戦が終わったその夜、馮忌を倒して盛り上がる左軍を眺めていたのは中央軍の武将達だった。秦軍副将・蒙武の側近達にも馮忌を倒した信の名が知れていた。
闇夜の中、敵の趙軍を座って睨んでいる蒙武に間者から情報が知らせられる。敵将は守備の李白だと。属将はさもあらんと主将の蒙武を振り返るが、蒙武は笑わせると一笑に付す。
一方の趙軍では馮忌を失ったことで翌日の戦略を練り直す。渉孟将軍は馮忌が死んだことにまだ信じられない。李白将軍は馮忌は詰められると戦術が極端に低下すると欠点あったことを嘆いていた。公孫竜将軍はそれでも秦左軍をほとんど葬っていたことを明かす。軍師・趙荘はそれでも馮忌は死んだと事実を述べ、今後の戦術に必要な将軍を緒戦で失ったと心で言う。 趙荘は明日も今日と同じように秦右軍を削って、兵力の格差を広げるのだと戦略を明かす。
大軍に確たる兵法は必要ない。総大将は昼間から本陣奥でずっと休憩していた。渉孟は戦に関心のない大将、三大天も安くなったねと嘲笑するが、趙荘は図に乗るなとたしなめるのだった。
二日目
軍師学校生徒さんたちが解説し合う。二日目は王騎将軍の奇策はとらずにあくまで正攻法で力の削り合いだと秀才の蒙毅が言う。今日の主役は中央軍の蒙武軍、蒙毅の父親であった。
蒙武の側に第4軍干央が駆け寄り、趙中央軍の陣形を崩すには弓隊を倒す必要があるという。そのために助攻を買って出ると干央が進言する。 蒙武はそれを聞いていたが、振り返り言い放つ。
「殺すぞ、貴様。」 蒙武はここは俺の戦場、失せろ王騎の犬がと歯牙にもかけなかった。 正面に視線を戻した蒙武は、歩兵共に昨日と同じく俺の背を追えと叫ぶ。それを後ろで聞いていた歩兵部隊が凄まじい歓声で答える。 干央は歩兵の只ならぬ士気に驚く。 離れた本陣から王騎もそれが聞こえ、ホゥと驚く。副官・騰に昨日の蒙武軍の損害を聞く。騰は部下から損害は600だと聞く。王騎は少ない600の損失に何か腑に落ちた。
「狩るぞ。」 後ろで士気が高まるのを聞いていた蒙武が属将の丁之、来輝に狩るぞと命令を伝える。二人は直ちに中央軍に突撃を命じ、軍が一斉に動く。生徒達はこれでは昨日とまったく同じではと危惧を抱くが、黙考する息子の蒙毅と大将軍・王騎は異なる反応を見せていた。騰が昨日と同じですかと問うが、王騎は面白いものが見れそうですと蒙武の戦術を楽しんでいた。
緒戦は王騎の知略と信の勇武、
さあ、中華最強を目指す信の先輩将軍が遂に動く!!
quotation:義風捫虱堂「戦う者に道が2つある。勝利と、死と!」081017
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