信約キングダム 148回
キングダム 第148話
#「友」
飛信隊を追撃する趙将・万極は部下に隊長の信を追撃しようとする。山を上に登ったことを確かめて追撃しようとするが、部下は血痕の量から致死量であると言う。
それでも尾兄弟は隊長の信を守り、山の上に登って行く。
しかし、出血がひどい兄・尾平はしばしば眠くなる。そんな眠気を万極たちの足跡の音がかき消す。このままでは見つかると判断した尾平は弟・到に信を任せて自分は一人で追撃を足止めすることを選ぶ。⇒また一人、戦死者が仲間から出るのか。。。
隊長を守り抜く、
飛信隊の伍長として、
城戸村の友達として。
死ぬ気はねえぞ、村で東美が待っているからと明らかな虚勢を張って兄は弟と別れる。
この世の別れかもしれないと悲痛な尾到だったが、自分自身も腹に受けた矢が深く突き刺さっていたのだった。口から血を流しつつも隊長の信を背負い、満身創痍で山を登って行く。
嘗ての思い出が甦る。
下僕のくせして大将軍とか生意気なことをほざいていたガキに、尾平は顔面パンチで尾到は鳩尾に一発あびてダウンしてしまう。そのガキは天下の大将軍をなめんじゃねえぞと息巻いて親友とともにその場を去っていった。そのガキ達が噂の信と漂だった。
そして、二人は気がつくと同じ村のころの夢を見ていたのだった。
気がついた信は目が覚めるが依然として激痛が残っている。到に戦いの状況を全て聞く。二人とも傷ついていると知った信に尾到は楽しい話がしたいと始めて会った頃から話が始まる。⇒どうやら下僕から大将軍になるといつも言う度に馬鹿にしていた尾兄弟たちをぶっ飛ばしていたらしい。いかにも信らしいが、夢をそこまで追い求める強さは素敵ですね。
尾到は下僕から将軍になるのは並大抵のことじゃない、夢みたいな話だと語る。どれだけの死地を越えればたどりつけるのかその場所にと思っていたら、信は龐煖相手に生き残った、命令も無いのに皆が信を守ったのを見て本当に将軍になれると確信を持って信に言う。⇒嗚呼、死に際の切なさが。。。
仲間の力込みでお前の力だと、お前といて本当に楽しかったと最後の言葉を尾到は淡々と喋る。信は尾到が死んでしまうのではないかと震える。
尾到「今夜けっこうな仲間が死んだかもしんねえが下向く必要はネエ、戦争やってんだ、死人は出るさ。いいんだよ信、みんな、お前と一緒に夢をみてぇと思ったんだ。
それでいいんだ、…これからもお前はそうやって大勢の仲間の思いを乗せて天下の大将軍にかけ上がるんだ。絶対…なれるぞ…信…。」
なんつってなと締めて尾到が長く喋った。死んだのではなかったと悲しみが嘘になったので、信はふざけんじゃねえよと怒る。少し眠ろうと尾到が言うと、信が本当に大丈夫かと少し心配するが尾到は寝れば治ると答える。しかし、
最後に尾到は有里と村で待っている恋人の名を口にする。信は何か言ったかと問うが、尾到はおやすみと答えて眠った。
そして、
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 眠りから覚めたのは信だけだった。 二度と起きない親友を前に、今度こそ本当に別れの涙を流すのだった。三日月が彼らを見守っている。
>> 俺達は戦士だ。それでも矢張り目の前で仲間が死ぬのを見るのは一番辛いのだ
旧友の尾到、死す!
quotation:義風捫虱堂「分からぬか、たわけ者めが! 生は死を糧にしていることを!!」 090227
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