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信約キングダム 158回 

キングダム 第158話

#「真打ち」
 秦軍総大将・王騎の軍と趙軍総大将・龐煖の軍が遂に激突する。先に火蓋を切ったのは秦軍で王騎の副将・騰が率いる騎馬隊が趙の左軍に突っ込む。

 アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! 騰の剣が冴える冴える。。 騰騎馬隊の進撃が強すぎて趙左軍は本軍に援軍要請を求めている。ファルファルと騰の剣が軽やかに軽やかに趙兵をなぎ払っていく。まるで草でも刈り取っているかのように…。

 自軍の歩兵をどけて、趙の騎馬兵が騎馬には長物だと常識を知らない愚か者めがと騰に向かっていくのだが…、逆に槍までも細切れにされて騎馬兵はあっさりと騰の剣に斬り殺されたのであった。

 左軍から援軍要請を受けた本軍の趙荘(軍師兼総大将代理指揮官)は横陣は貫かれないのが鉄則といい、横の部隊を後詰に回して陣を厚くする。奥が厚くなっているのを視認した騰は逆に薄くなった横に展開して弓兵を徹底的に叩いていく。

 頃合を見計らって王騎は信がいる右軍の歩兵全部に突撃を命じた。

 

 信達が一斉に趙右軍へ突撃していく。敵軍の趙荘はこちらの右軍が防御重視と見抜かれているが兵の錬度でこちらが強いと見て右軍全部に防御せよと厳命を下す。⇒烏合の衆と秦歩兵を馬鹿にした趙荘でしたが、その歩兵で将軍が殺されてんじゃなかったのか? 歩兵を前に出して弓兵を後ろから援護する形を取る。

 突撃する信達が弓兵を視認できる距離まで来た時、敵軍から矢が放たれる。しかし、矢は秦歩兵軍が左に急旋回したためかわされる。信達も突如の方向転換命令で体がよたつく者達もいたが、何とか踏ん張って左に爆走する。

 歩兵の突撃目標がこちらの本陣だと知った趙兵と趙荘。即座に左軍に矢の援護を命じるが、飛矢が少なすぎるので動揺が走る。これは騰騎馬隊が左軍の弓兵をあらかた葬っていたから。⇒流石に王騎の副将といわんばかりの巧みな用兵です!獅子の下では虎や豹が飼いならせるのです。 歩兵の突撃で本陣奇襲の策に趙荘が憤る。

馬鹿にしているのか、王騎? 本陣を攻撃して成功するなら誰でもそうする。それが難しいから外堀を埋めていくのだ。

>>何一つ間違っていない趙荘の戦略思想です。実際の戦争でも戦術陣形は翼を切り落としてから本陣を攻撃するものが殆どです

 右からこちらの本陣に来る秦歩兵軍を趙荘は左軍に突撃を命じる。目の前を横切る秦歩兵を趙の左軍が食い破る。行軍で伸びきった秦歩兵はたちまち分断されていく。分断されながらも応戦する信と渕さんは、この状況はまさしく王騎将軍の作戦通りになったと驚く。

王騎大将軍の作戦説明(王騎将軍の青空戦術学校の講義

今回は陽動の意味がMeinです! 歩兵は陽動になってもらいますと王騎は信達に説明する。この場合は囮の意味になると。

 更に王騎将軍の説明(講義)が続く。 敵陣を崩すに最も手っ取り早い方法は敵が自ら動いてもらうことだと言い、結構、血を流すことになりますがそうでなければ相手も出てこないと王騎将軍は作戦の意味を説明する。百将・信は今更そんなものは惜しまないと皆に参加を求める。兵士達が難色を示すが頼れる隊長の言葉なのだからと戸惑いながらも応じる。⇒戦史でもナポレオンはエジプトのカイロ進撃命令に心から賛同できなかったが、兵士がそれに従ったので問題が起こらずに進撃できた。命令服従の関係がきちんと成立している。着実に信の将の器が成長している証左であります  信の副将・渕さんが右軍の歩兵全部が囮となっては誰が本陣攻撃を行うのでしょうかと至極最もな疑問を大将軍に質問する。

「ンフフフ、きまっているじゃありませんか。私ですよ!」で大将軍自ら本陣突撃!!! 騰騎馬隊で左軍をかき回し、歩兵の囮で左軍がおびき寄せられた。手薄になった趙左軍から王騎自ら軍を率いて本陣まで突撃をするのであった。

 しかしまあ、王騎将軍も甘いといいながら信になにくれとなく戦術学校を開いてくれてますね。こういう年長者から若輩への仕事関係の話はとても大事だと思います。特にアニメにそういうものが最近は出てこなくなりつつあるので尚更です。 

quotation:義風捫虱堂「勝つには常に前線に在れ!」 090524

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