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信約キングダム 160回 

キングダム 第160話

化け物と化け物。

#「総大将 見る」
 王騎を阻む趙兵は瞬く間に死体をさらす。秦の怪鳥の爪(宝刀)に趙兵は肉の塊となって、その血は戦場を赤く染めていく。趙荘は本陣を後退、後陣を前に出して盾とする。

 しかし、本陣が動くことで陣形が変わるまで王騎を止めなければいけないのだが…、

 ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ  アワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! 

誰が止めるのか、あんな化け物を。。。 趙軍で長く戦を経ている部隊長は、親兄弟を悉く王騎に殺されていたのに恐怖が前に出てしまい動けない。 その横を通り過ぎる者が持っている槍を取っていく。

 驚く部隊長を尻目にその衣をまとうだけの巨漢な武者は槍を片手で構え、王騎目掛けて凄まじい力で投げ放った。

 その王騎は高速の豪槍を首一ひねりでかわす。⇒アブネ━━Σ(゚д゚;)━━!!やっぱり化け者だよ、怪鳥は。 

かわされた豪槍は後ろの王騎軍の騎兵の頭を吹き飛ばし、次に受けた騎兵の頭三つまで突き刺さってようやく止まったのだった。その光景に王騎軍の進撃が止まり、王騎は遂に出てきたのかと言わんばかりの笑みを浮かべる。

 遂に王騎と龐煖が相見えるモヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!!! 王騎に押されていた前線の趙兵達はこれで一気に士気を取り戻し、歓声が上がる。 その歓声の凄まじさに信が驚き、王騎副将の騰と趙荘は前線に龐煖様が現れたのだと確信する。 二人の化け物の周囲を兵士達が囲っていく。

 化け物同士がにらみ合う。

 先に言葉を切り出したのは王騎だった。九年ぶりですね、元気にしていましたかと王騎が話し始める。

 死んだと思われていた貴方が十万を率いる大将になっているのは何の道化ですかと問う。龐煖はそれを否定せずにそのような手段など小事、ただ武神の証明唯一つと答える。

王騎、お前を殺して我が武神であることを天に指し示す。

 その台詞を聞いた王騎は変わらないようで安心したと答えるが、九年前の惨劇を思い出して目が殺意に沈んでいく。やがて王騎も龐煖に向かって告げる。

 私も貴方を殺して、過去へのしがらみを断ち切ることを宣言しましょう

目の前の因縁の敵を殺さずして望む未来を手に入れる。九年前に残したものを取り戻すため、化け物の爪牙が相手に向かっていく。

 quotation:義風捫虱堂「貴様を倒さなくば前に進めない!」 090604

 

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