信約キングダム 161回
キングダム 第161話
#「一騎打ち」
遂に両軍総大将がぶつかる。九年前の遺恨を晴らすべく牙をむく。趙の大将・龐煖がお前を殺すと向かってくれば、秦の大将・王騎も私のセリフですよ龐煖と受けてたつ。総大将の一睨みで両軍兵士は恐怖で震え上がる。
大刀と大矛を構えながら騎馬を走らせ両大将が一騎打ちを始める。先に龐煖が肩越しから大矛を振り降ろす。しかし、後手からそれよりも早く大刀で王騎が龐煖を馬ごと吹っ飛ばした。⇒弩の雨より早いフォンよりも早いとは…。流石に王騎将軍の剣裁きだ。
馬ごと吹っ飛ばされた龐煖は見事な手綱裁きをみせ、すばやく体勢を立て直す。王騎の一振りは流石に龐煖の手を痺れさすには十分だった。王騎は一撃の手ごたえから随分と軽いんですね龐煖さんと不敵な笑みを浮かべながら言い放つ。 見えない大刀に、それを受け流せる乗馬術に両軍兵士は驚愕の色しか出なかった。
両軍大将の一騎打ちに前線は意気上がる。その喊声は離れて趙本陣に攻撃を仕掛けようとする信達にまで聞えた。こうしてはいられないと信は大将軍の戦場に駆けつけようとするが、伝令騎馬兵から歩兵の目的は趙本陣であるとして全軍前進を命じられる。
( ̄Д ̄;;信と飛信隊の九変。利をどちらに求めますか? 命令は趙本陣に前進だが特殊百人隊としてはどう動くか信は皆からの声に迷う。決断に窮した信は傍らにいる姜廆に王騎将軍と龐煖のどちらが強いかと問う。
隊全員が姜廆に視線を集める。しばらくして出てきた姜廆の答えはなんと龐煖が強いだった。本音そのまんまの答えで信は汗がでて、伍長の尾平、朱亥、他の兵士達からもそれでも秦軍かとか、なんてことを言うんだよと怒鳴りまくる。じゃあ聞くなよと姜廆は信に文句たれる。⇒ ((w´ω`w)) ううん、前の魏戦では口を聞かないことが特技だったのに、いまでは徐々に他のみんなと喋れているではないか。。 ああ愛らしいぞ
剣技では随一の姜廆の言葉とあっては流石に王騎将軍でもと信は黙考する。黙考する信に歴戦伍長の沛浪が龐煖のせいで仲間がたくさん死んだと声をかける。伍長・朱亥もその場に居合わせた俺達には敵の総大将の最後を見る資格は十分にあるぜと続ける。
それを促すかのように槍使いの伍長・松左もたしか俺達は将軍直属の特殊部隊だったよなと喋ると、伍長・田永も俺達が受けた命令は囮までだった筈だと念を押す。それぞれの伍長の意見が出る中で、副将の渕さんは今の我々は自由かと判断する。 みなの意見が出揃ったところで隊長の信が飛信隊全員に招集をかける。後ろでは皆の文句を浴びせられた姜廆がじゃー王騎将軍でいいやとやけっぱちで喋って、尾平や朱亥達があきれ返っていた。⇒残った飛信隊は全員、生き残ってほしいなぁ。。。
さて、総大将同士の一騎打ちは技の応酬であった。連続技、一の太刀と何れも互角の戦いを繰り広げる。王騎が隙を見て龐煖の首を薙ごうとするが、後ろ向きでかわされた。逆に龐煖は後ろ向きのまま纏いで見えない抜き打ちの大矛の突きを王騎に繰り出すが、これもかわされてしまう。⇒これに信はやられたが王騎将軍には通用しなかったか。。 王騎は龐煖の身の軽さに何か考えているよう…。
百戦を制した王騎と伝説の強さを継承する龐煖の一騎打ちが続く。それを見ていた王騎軍兵士達は六将の一人・摎を討った龐煖とは殿より強いのではと思っていたが、戦いぶりから個の武でも殿の方が上と見ていた。
しかし、九年前にも従軍していた黄楼なる老兵はまるであの時のようだと喋り始める。摎様と龐煖の戦いでも、龐煖は相手の力を存分に引き出してから本気を出したと。その言葉と共に龐煖の大矛が一閃して王騎を馬ごと吹っ飛ばした!!!
飛ばされた王騎はかろうじて大刀で地面に突き立てて体勢を維持する。出し惜しみは無用、まだまだこんなものではない筈だと龐煖は王騎の実力を見定めていた。
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!! 『修羅の門』、将に龍造寺鉄心と陸奥園冥流の戦いのようだわ。。。
quotation:義風捫虱堂「王騎、ジュン、九変の利に通じるのはどちらかな?」 090613
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