信約キングダム 179回
キングダム 第179話
#「五年」
趙国宰相兼三大天のひとりの李牧に啖呵をきった信。満座の中での啖呵に全ての人達が動きを止める。そんな中に座を外していたもう一人の怪物が戻ってくる。
呂不韋は副殿の空気が静まり返っていることに首をかしげる。呂丞相が戻ってきたことに気づいた文官がいるが、他の全ての者達は李牧と向かい側に立っている少年に目が向いたままだった。自分の席で突っ立っている少年を丞相は黙って見ている。けれども、
( ̄ー+ ̄)さあ、貴方の出番です! ゴッと信の頭を躾ける昌文君。強引に信の頭を下げさせて、失礼いたしましたと李牧に非礼を詫びる。⇒昌文君得意の主人公拳骨折檻でした。そのまま信を引き連れて自分の席にまで戻っていく。いてえよおっさんと言いながら去っていく信を見ている李牧は何故か微笑が浮かんでいる。⇒王騎将軍と同じ思いを信に抱いたのかな?
そこに呂不韋が戻ってきた。呂不韋はあの少年が何か無礼でもと問われたが、李牧は無礼を働いたのは私の方ですと答える。李牧は余りに純粋な少年だったので大人気なくからかってしまったのですが、まんまときれいにやり返されましたよと答えるのだった。⇒李牧は信に一目置いたようです。やり返した信は昌文君の隣の席でまだ叱責された様子で、少なからず周りの文官達から注目されていた。 Σ(゚д゚lll) !って昌文君!!!
姜廆が、未成年少女が、酒に手をつけているぞオオオ!! 信よりそっちを注意せいよ(@Д@;
某少年の騒ぎもあったが呂丞相が戻ってきたこともあり祝宴は荒れる事無く進む。⇒だって軍人達は宴から去っていったからねえ。 そして、拉致された春平君が問題になる。趙は春平君を帰国させるのだが、秦からカンコウ城の明け渡しまで新しい人質を求める。趙は是に応じ、中都侯なる趙の財政担当の文官が人質として残ることが決まる。
かくして、趙秦の同盟は血を流す事無く決まるのだった。趙の文武官は帰国の途につく。信はすっかり酒を飲みまくって酔いが回り、すっかり酔いどれ状態です。姜廆は酔っ払って信にもたれかかって寝ています。⇒嗚呼、姜廆たん、いろいろな表情が出てきたようです。楽しみが増えますね絵。
副殿から階段を下りるカイネ。そのカイネに河了貂が呼びかけ、カイネが応える。カイネは河了貂と会話する。もう敵じゃないだろうと貂が言うけれど、カイネは同盟なんて一、二年くらいだと答える。その一、二年が重要だと李牧から聞いていると言いながらもカイネはお前はなんだか可愛くなってきているぞとカイネが誉めている。⇒扉表紙も何気に女の子っぽい色が出てきている。。。その河了貂はでかい声で呼びつけられた。
そんなヤツとしゃべるなと信が姜廆を連れて階段の上から呼ぶ。姜廆。。。酔いがさめてません。。。 王宮に戻っている二人に河了貂は驚いた。カイネの方は元・同居人というのはあいつなのかと李牧に大見得切った少年兵士だったことに驚く。敵のヤツと喋るなと信が言うと、貂は捕虜だった俺達を助けてくれたカイネなんだよと話す。信はああ男女みたいなヤツのことかと喋る。カイネはその言葉に貂をジト目で睨みつけた。⇒男女とはストレートだわ。。
カイネは貂の元・同居人が飛信隊の信と知る。信に貂から聞いたとおり馬鹿丸出しだなと答え、信を怒らす。けれども信はカイネより貂をどこかへ連れて行こうとする。せかされた貂は早々にカイネとの会話を止めてサヨナラする。その空気を察した姜廆は私は外そうと言ってその場を去る。階段を下りていく姜廆にカイネは首をかしげる。⇒信、姜廆を連れて行ってヤンなよ。かわいそうじゃないか
( ^ω^ )久々の三者会談。 信が駆け足で貂を引き連れて来た場所、そこには秦王の政がいた。王弟の反乱から数年ぶりで三人が一堂に会したのだった。
政、信、貂は今回のことで話し合う。信が政に呂氏派に押され気味なんじゃないのかと、今回の李牧と呂氏の会談で全く喋らずに存在感すらなかったと言う。政はそう見えたのなら成功だと答える。俺が王を継いだ時に最大の敵になるのが李牧だと言う政は、その敵に知られぬようにあえて愚者を演じる、古き賢者のよく使う手を取ったのだと信と貂に説明する。⇒矢張りわざと黙っていたんですね。手強いと警戒されぬように…。
現状では昌文君やシ氏の勢力が大きくなり、大王派の力が強くなってきていることを語る。特に昌文君は治水工事で工人の鄭国を助けて秦国に多大な利益を上げるかもと期待している。⇒オオ、あの渠の工事担当にされていたのか。。。。
けれども貂がやはり呂氏派の勢力は強いよと答える。そして、初めて自分が昌平君の軍師学校に通っていることを明かす。もう自分は信達と仲間ではないのかなと不安を口にする。信もどういう言葉をかけていいのか分からずに黙ってしまう。横にいる秦王に不安そうな視線を向けるのですが…。
c(>ω<)ゞ心配無用でした。 政は河了貂が趙の捕虜になったことを知っていて、そこからどうして軍師学校に入ったのかその理由まで知っていたのでした。反乱を戦い抜いた絆はその程度のことで壊れはしないと政から言葉ももらい、信からはよかったなと頭を軽くたたかれて、三人の絆の強さを再確認するのでした。しかし、政は呂氏派の勢力が益々強くなっていることも事実だと明かし、二人に今後の予想を明かす。それは…、
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
俺に残された猶予はあと五年しかない。
五年と明言した先の黒未来に信は驚いて、何故と口に出る。政はあと五年でおれは二十二になると答える。信は流石に分からなかったが、貂にはすぐに分かった。⇒信はいい加減に自国の故事も学んどけ!
そう、加冠の儀だ!
二十二歳になると秦の王は成人として王として認められる。そのとき、秦王は雍城で加冠の儀を執り行い、宗廟(歴代の王を祭る場所)に報告する。正式な王となったときには、くすぶっていた国士や一部の呂氏派の者達までこちらに加わろうとするだろう。
だから、そうなる前に呂氏は本気で俺を潰そうとしてくる。
※雍城:秦の最初の都だった場所。王都の咸陽は秦の中興の祖・孝公の代に遷都した。孝公は求賢令を出したこと、法家を秦に導入した事などで弱体化していた秦を立て直した名君だった。
故に俺はそれを跳ね除け、五年後には呂氏から実験を奪い取る!
大王の壮烈な決意キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! しかし、貂はその決意に難色を示す。五年はあっという間だと。 続けて、軍師学校の蒙毅が言っていた話だと大王派が呂氏派に対抗できるには十年でも足りないと話す。
\(*`∧´)/しかし、男の子はそんなことで怯まないぞ! いや、五年で十分だと信は拳を叩き付けて叫ぶ。相手は待ってくれねえ、ならばやるしかないんだと信は戦おうと闘志を激しく燃やし、現実的にはと難色を示す貂に怒鳴る。信のやるしかないんだの言葉に政もそうだと一言で答え、王もその腹構えだった。 しかし、政はその信に問う。
ならば信、五年で将軍になれるか?
モヒャ━━((゜Д゜Uu))━━凄まじい期待チップをのせました、政!!!!!! たった五年で将軍になれと流石に信も汗顔で驚きまくり、貂は呆然とする。そして、政は信にさらに凄まじい言葉をかける。
できれば、五年後に俺が最初に出陣の命を下す将軍はお前だ、信!
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉーヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ ぅぉぉぉー 更にレイズがあああ!!!
五年後のお前に命じる。五年で登って来いと!
(*゚∀゚)=3ハァハァ嗚呼、戦う男の本気振りを堪能させていただきました。。
quotation:義風捫虱堂「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアじゃなくて、俺が五年後のお前に命じる。」 091023
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