信約キングダム 187&188回
キングダム 第187、188話
愛は自己中である。されど、そこに献身が加わると至高の美となる。
#「向、伝える」
丞相と太后の密事で一夜が明けた。誰ひとり知らない筈だったが、大王様に献身の愛を尽くさんとして宮女が一人で戦い抜いた。
朝の当番で早めに支度を済ませる宮女の陽。さあ、仕事だと自分の部屋から仕事に出かけようと扉を開けるが、扉に何かが当たった。
驚いた陽ちゃんが扉の向こうを見てみると、そこには…、
ヒィー(((゚Д゚))) 瀕死の向ちゃんが倒れていましたああ。 廊下は血の跡が続き、向ちゃんの顔は真っ青でした。お友達が死に体になって涙目の陽ちゃんは誰か来てと叫びまくる。
一方、太后と房事を遂げた丞相・呂不韋は従者に口止めさせながらも、破目を外したかのおと据え膳喰わねば男の恥など当然とばかりに余裕綽々です。 (-゛-メ)
思わぬとばっちりを腹にくらった向ちゃんは宮女の医者に血止めはしてもらったが、死の階段歩いてます状態でした。もって明日の晩だよと親友の死亡通知をされてしまった陽ちゃんは、向ちゃんのうわ言をヒントに親友を助ける最後の賭けに出る。 それは…、
モヒャ━━((゜Д゜Uu))大王様に直訴━━!!!!!!
その政(大王様)は今日の伽のお相手が予定と違って陽ちゃんが出てきたので首をかしげます。
実は今日の伽の相手を縛って来ていた陽ちゃん。。。 国家の大事たる伽を狂わしたる罪はどんなことでもお受けいたしますが、どうか向ちゃんを助けてくださいと陽ちゃんはボロボロ泣きながら嘆願する。
木簡を持ちながら話を聞いていた大王様でしたが、かって知ったる向ちゃんの命が危ないと聞かされ表情に変化が…。⇒ぴくっと微妙に変わる無口の大王様に萌え一つ
親友のために大王直訴の大罪を犯しても助けたい宮女の気持ちに、そんじょそこらの青年王と格が違う大王様はきちんと応える。 大罪を犯した陽ちゃんに自分の服をかけてから、向の言うとおりにたいした行動力だなと軽く労いの言葉をかける。
自室から出た大王様はすぐに医のスペシャリスト達と共に向ちゃんの下に駆けつけるのでした。 向ちゃんを見取っていた宮女の医者達は突然に入ってきた豪壮な面子に驚愕したのは言うまでもなかった。一命を何とかとりとめ政はほっとし、陽は泣きまくる。
そして、一命を取り留めた向ちゃんは安静になる薬すら拒否しても、大王様に丞相と後宮の結託、そして姦通した疑いを伝える。
母の密事に驚く大王様だったが、自分が母と異なり趙の人質時代から変わったことを再確認する。母は未だに闇の中だが、自分には信、貂、昌文君、壁、シ氏、向ちゃんなど心から信を置ける戦友がいるのだと。⇒オオ、向ちゃんが戦友にカウントされている、何より信の存在が大きいのが(*^ー゚)bグッジョブ!!
母の乱行などに心は揺れはしない、丞相がまたとない罪を犯したことに道を踏み外したと大王はすぐさま番臣四名に呂氏の直接対決に舵を切ることを告げる。⇒番じゃなくて重だと思うのだが…。
凸(`Д´メ)窮鼠が勝てないと誰が決めた。
#「奇貨居くべし」
秦の丞相・呂不韋。急に蔓延し始めた噂に動揺が走る。李斯から太后様との不義をなされた噂が至る所で広がっていると報告される。呂不韋は何じゃとおと暫く間を置いて問い詰める。
他にいる群臣達が許すまじき悪しき流言、丞相を国賊呼ばわりした、流言者はただでは済まさないと喚く。しかし、李斯は無礼を覚悟で心当たりは無いのですかと丞相に問う。
当然、呂不韋はどういう意味かと目を怒らせて部下に言い返して李斯は言質を取った。丞相はさっさと流言を鎮めて来いと命じる。李斯は現実味の無い流言は広まりやすいが鎮めるのも容易ですと自信たっぷりに答え、出所の目星も既についていますと述べる。
出所は勿論、大王派! 重臣の光近が主に話を広めていた。政は流石に竭氏側近にはお手のものだなと嘗ての敵の参謀だった彼の手腕を誉める。 竭氏はどきりとして皮肉ですかと大王に問うが、政は皮肉ではなく手腕をそれとなく誉めていたのだった。⇒イケメンでも言葉少ない大王様だからなかなか真意が通りにくい 誰もが信のように本音をそのまま信じられる関係はそうざらにあるものじゃないもんね。
竭氏の情報戦術を誉める大王に昌文君が、この流言で呂氏陣営が揺れるけれど母の太后さまの名誉にも傷がつきますと指摘する。⇒Σ(・ω・ノ)ノ!確かにそうだ。 昌文君はこれで本当に太后様が敵に回ってしまったのに無理をされているのではないのですかと政を心配する。⇒このおっさん、こういうところが魅力だ。
大王は答える。
「………無理をしていないといえば嘘だ。 あんな母でも一応血を分けた親だからな。だが、それがどうした。
俺達は戦争をやっているんだ。」
⇒二度目の名台詞来た――!!! 情をかみ殺して戦いをする大王の覚悟の決め台詞☆
戦友の血が多く流れる覚悟、
自らが傷つく覚悟、
いかなる手段も行使する覚悟、たとえそれが己の身を切る手段であっても躊躇はしない
“やるからには絶対に勝たねばならん”
最初にそれを教えてくれたのはお前だぞと昌文君に政は覚悟を打ち明ける。多くの者を失った俺達、今更怯みはしないと。 大王の覚悟に竭氏はほくそえみ、昌文君は頭をたれる。政は竭氏に陽動の次の手の準備を命じるが、既に竭氏には準備だけでなく急ぐ必要が無いというほどの情報まで掴んでいた。 それが…、
モヒャ━━((゜Д゜Uu))呂氏陣営に後宮の有力者三宮家が来訪した━━!!!!!! あろうことか息子の大王にでなく敵対する丞相側に後宮がついた証の三者が来訪したことで、あの噂は本当かと更に呂氏陣営が揺らぐ。
政は自らの派閥総員を集めて檄を飛ばす。後宮が呂氏について力の差が開いたが、丞相が過去に無い太后との不義をなした国賊の行いを私は絶対に許さぬと宣言する。群臣達は不義をなした丞相に怒り心頭だ。
呂氏の反抗に決して怯むな、正義は我等にある、一気に敵陣営を打ち砕くぞと開戦の狼煙を上げた! 群臣が雄叫びと共に応え、呂氏派切り崩しに軍議が加熱する。
最早後には引けぬ。この攻勢で一気に呂不韋を叩き落す!!
⇒ 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。向ちゃんの献身の愛が大王様の反撃に結びついた。。。
一方の呂不韋は・・・、
( ゚Д゚)y─┛~~ 太后との不義を重ねまくりながら、大王派の攻勢に受けて立とうぞとやる気満々(それも二重三重の意味が重なってな。。。)
(*゚∀゚)=3ハァハァヤル気満々:太后からの密事の誘いの書簡にはほとぼり醒めるまで待てと言っておいた。
しかし、男の都合などうずく女には通じはしない(lll゚Д゚)
呂氏の屋敷にまで太后がやるきまんまん。さっそくベッドの中で常時、情事を上位からやっておりました(*゚∀゚)=3ハァハァハァハァ (*゚∀゚)=3アアアアアアア
さて、場所と月が変わった前線地帯。
こちらも殺る気満々なのが、魏の攻略戦を迎える信と飛信隊でありました。眼下に広がる秦軍の大陣容に壮観とまず一言。
quotation:義風捫虱堂「年末に献身の愛から光明を見出し、新年から虎の如く攻勢に打って出る!!!」 100107
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