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信約キングダム 192回

キングダム 第192話

(@Д@;あっという間に高狼城陥落!  楽華隊の蒙恬が開門と同時に城内に突入し、本城まで占拠してしまう。 東門が破られたと聞いた三方の壁を守る将達は為すすべもなかった。 本城の屋根に秦の旗が掲げられ、その旗を持つのは蒙恬だった。

 高狼城を奪取した楽華隊は、玉鳳隊と本城の階段で口論となる。城門を開けたのは我等なのに横から割り込んで武功をさらうとは何事かと。盗人呼ばわりされた楽華隊も黙っていない。 大体、お前等は何時もいつもとか、今日こそは言わせて貰うと玉鳳隊がこれまでの楽華隊に激昴する。しかし、楽華隊はそれがどうしたとばかりな蒙恬の表情の如く、意に介さない。

( ̄ー+ ̄)余裕綽々の蒙恬くん

 堂々巡りの会話に玉鳳の王賁が止めろと打ち切る。門を開ければそれ以後は自由だから、その侵入を許したこちらの非だと王賁は厳しい表情で言う。そうそう、その通りと蒙恬がそれに合わせるが、玉鳳隊から貴様ぁと怒鳴られた。 そんな怒鳴り声など意に介さない蒙恬はまあ、これは借りにしておくからいつか返すよと軽口を言うが、王賁はいらんと断ってからこの次からはお前達の落とし穴まで作る作戦を考えておくと言う。⇒ (・∀・)ニヤニヤどうやら玉鳳隊は単独奇襲をしながら、その横から楽華隊が美味しいところを掻っ攫われている感じのようです。 

 わは、それ怖いなと蒙恬は軽くかわす。飛信隊と信はそれを複雑な表情で見ていた。尾平は俺達は関係ねえから行こうぜと信に言う。信も他人の険悪な場から離れようとするが蒙恬に見つかってしまう。 飛信隊もこっちにおいでと言われてしまったので已む無く信もその場に向かって階段を昇る。 しかし、三者は揃うことは無く王賁はその場からはなれる。 

 彼らにお疲れさんとは言わんのかいと蒙恬が言うが、王賁は敗者に話すことなど無いと一蹴する。敗者の言葉に激昂した信は、あんな馬鹿でかい車まで持ち出したお前等も卑怯だと怒鳴る。

 信に振り向きもせず王賁は俺は井蘭を持っていたから使っただけだ、つまらぬ難癖をつけるなと言う。生まれの良さも才能の一つだと締めて離れていく。⇒∑ヾ( ̄0 ̄;ノ あ、王賁は初めてまともに信と会話した。 癇に障った信が怒るが蒙恬がどうどうと宥める。まだ、遠征はこれからだと信を慰める。

 

 そんな二人が煙に気づく。その煙は城内の街から火が出ていた。

 煙が何を意味するのか即座に感じ取った蒙恬と王賁は厳しい顔つきになる。煙の場所を見ていた信はそこから悲鳴も聞えてようやく何があるのかを感じた。直ぐに駆けつけようとするが、蒙恬は俺達が関わることじゃないと手を止めるが信は振り切ってその場に走る。 そこで信が見たものは予想したとおりに…、

 (。>0<。)略奪暴行が行われている阿鼻叫喚の世界だった。 魏の婦女はたらいまわしに犯され、老人は首を刎ねられ、母を殺された幼子泣きながら母の死体にすがろうとしている。 

何してんだてめえらと信は嘗て無いほどに嚇怒して怒鳴り散らす。怒声で略奪を一時、止めた兵達だったが、その隊長らしき人物が俺等の持ち場だから獲物は他に当たれと言い放つ。 激怒した信は殺そうとするが、間一髪で副長の渕が抱きとめる。

 止めた副長を怒鳴る信だが、味方を殺せば下手をすれば斬首ですと言う。尚も飛び掛ろうとする信に渕はこれが現実なんですと駄目押しをする。

 武功のことばかり目を向けがちだが、これは侵略戦争だからこういうことはこれからも必ず起きますと苦渋の表情で諭す。侵略の現実と言われ、飛信隊全員が苦渋の表情を浮かべる。信も奇麗事じゃないことは分かっているが、こんな外道をさばききれないのかと悔しさを隠せずに副長に言う。信を数人で抱きとめている副長が軍律を持ち出して、略奪を止めない奴等に規律違反なら罰せられるぞと主張する。

 が、その台詞を聞いた千人将が勝てば負けた奴等にどうしようが関係ないと泣き叫ぶ幼子まで殺してしまう。遂にキレタ信がそいつに向かって襲い掛かる。殺してはいかんと渕が叫ぶが、略奪しまくっていた奴等を瞬く間に叩きのめしていく。

 怒りの信に止めろ、信との誰かが叫び、かろうじて千人将の首に剣が届く処で信の剣が止まる。

 !!(゚ロ゚屮)屮 止めたのはなんと蒙恬。 飛信隊全員が驚く。

 馬上で千人将なんて斬ったらお前は全てを失うぞ、全てをだと信に聞えるように叫ぶ。 外道に納得できない信はうるせえと蒙恬の言葉を聞かないようにする。 

 続けて蒙恬が信に告げる。 お前の大将軍への思いはそんなものかと。 剣を動かせず、歯噛みする信だった。

 (゚m゚*) どうして蒙恬はそこまで信に入れ込むのかなァ? 親父や昌平君から聞いていたのかな? 

quotation:義風捫虱堂「侵略の現実」 100206

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