ローゼンメイデンTALE57 全ては遅れてやってきた
#「箱庭の楽園」
感想ですって? 一言で決まりじゃないですか。。。
別れも愛の一つなのだと。 銀河鉄道999ED曲は不世出の名詞名曲だと文句一文字も無用である。
やがて――その日はやってきた。
お父さまが連れてきた六番目の人形、それが雛苺!!! 六妹が自分たちの部屋にやってきた。真紅は複雑な表情で読みかけの本を閉じ、六妹を見ない。翠星石、蒼星石も六妹を見ない。と
姉たちが迎えてくれないので雛苺はお父さまのいる扉に向かう。扉は閉じられたままでお父さまは来ない。
雛苺の登場で私はそれまで知らなかった感情を知ったわ
これまで当たり前に甘受してきた「愛」というものを狂おしく欲する心
嫉妬 焦燥 羨望
扉の向こうに行けないと分かった雛苺はその場でうずくまる。その光景を見た真紅は、私もここへ来たばかりの頃はああっだったわと思い出す。 それで親近感を抱いた真紅は雛苺に近づいて、一緒にお茶でもいかがと誘う。
暫くたって雛苺と打ち解けていった。。。 天井の星座盤から牡牛座が巡ってきたから春なのねと真紅が喋る。雛苺は春って何ときいてくる。あたたかくなって綺麗な花がたくさん咲くことだと真紅は教える。別に何も変わらないみたいと無邪気に雛苺が話す。 真紅は私もよくわからないけれど、お花なら双子の庭園にいつも咲いているしと言いつつも知識の想像で楽しげに話す。
じゃあ、そこが春なのねと雛苺がきくが、真紅は食べたものをこぼしているからと注意する。はあいと元気に雛苺は返事する。これはレディーのお茶会なのだからもっとお行儀よくとしつける真紅。元気な雛苺だった。
複雑な気持ちで迎えた第六ドールは私のなかで不思議と「妹」になっていた
双子の庭園 真紅が末っ子の面倒を見ていると蒼星石が翠星石に話す。
意外、ひとりが好きそうでしたのにと言う翠星石。このまま妹が増えていったら世界の底が抜けてしまうかもと楽しげに翠星石が喋る。
そうなったら僕らも別々になる日が来るのかなと蒼星石が言う。驚いた翠星石は世界も蒼星石も変わりませんよと怒る。もしもの話さと蒼星石は戯れに言ったのだが、翠星石はもしもでもダメですと泣きそうになる。
雛苺がやってきた。蒼星石は樹の上からようこそ僕らの庭園へと挨拶する。翠星石は隠れて、何の用ですか新参オチビと照れ隠しであいさつを。
ここが春と思い込んできた雛苺はごきげんようなのよとレディーの挨拶をする。が、スカートは大いにめくってパンツが丸見えであった。
雛苺は真紅から教わったレディのたしなみだと答える。双子は真紅の面倒見が雑だと思う。
カバンの中で眠っていた金糸雀が起きてきた。そこに水銀燈が来る。冬眠ごっこの間に妹が生まれていたと金糸雀は他人事だった。
機嫌が悪い水銀燈はあっちもこっちも仲良しになって、真紅の苦しむ顔が見たかったのにとぼやく。金糸雀は水銀燈は真紅が好きなのねと口に出す。怒る水銀燈はお父様にもいったいどれだけと苛立ちを口にする。金糸雀にあなたは何にも感じないのと聞くが、金糸雀はお父さまが決めた事、誰が最後のドールになるのかも全てはお父様の決めたことだと答える。
本心か戯れか逆転勝利もあるのだからと金糸雀。躊躇う水銀燈の言葉も聞かず、金糸雀は“善は急げ!”それが賢いレディのやり方だと皆の下に連れて行く。仲間に入りたいなら素直に「まぜて」って言ってしまうのが勝ち、真紅にも会えるからと。
それまで互いにあまり関心を持たなかった私達が雛苺をきっかけに少しずつ近づき始めた
全員集合 翠星石への愚痴をこぼす雛苺。 赤ちゃんねと思いつつ真紅がテーブルクロスを引いて頂戴と手伝ってもらう。
見たこともないぬいぐるみを見つける真紅。それはお父様に頂いたふらんすのぬいぐるみだと雛苺は言う。妹の淋しい気持ちに気づいた真紅。
双子がやってきた。雛苺が上手にご挨拶ができたと蒼星石が褒める。対抗する翠星石。
金糸雀と水銀燈もやってきた。満面の笑顔できた金糸雀。無愛想だけれどもやってきた水銀燈。
閉ざされた小さな箱庭の世界で私たちがいちばん穏やかに幸せに過ごしていた時間。 ⇒ (/□≦、)うわああ、テーブルの下にある残骸が生々しいわ。。。
笑顔の金糸雀と雛苺。世話が焼けると真紅が小言をいえば、翠星石が姉の苦労がわかってくれる真紅に共感する。その姉は茶をこぼしてビスケットを水びたしにしてしまう。蒼星石が後始末するその様を見た真紅は苦労しているのは姉なのかと疑問符がでる。水銀燈がお茶の味が違うと気づく。真紅はニルギリだと答える。魔法の呪文と水銀燈がきくが、真紅はわからずに使っていた。ダージリンもあった。⇒管理人はダージリンの方が好きだ。ティー・セレモニーはからきし知らないが(笑)。
本の世界を真似ただけのお茶会あそび。いつのまにか私たちは自然とティータイムに集まるようになっていたわ。
「末妹の登場で私の小さな楽園は壊れてしまうかもしれない」 そんな抱いていた不安がばかみたいに思えるほど 箱庭の楽園は不思議な均衡を保っていた
眠る鞄は別々で夜になればみんな一人 起きている間は好きに過ごす たまにお茶会に集まっておしゃべり
人間のそれとは違うかもしれないけれど私達はたしかに姉妹だったのだわ
人工精霊 真紅はお父さまにもらった人工精霊を雛苺に見せる。今は小さな光だけれど、少しすれば育って手紙を運んだり身の回りのお使いしてくれるのよと説明する。
ほしいとせがむ雛苺。順番よべべと真紅は言って、お父様はみんなの分も拵えたから今に貴方の元にも届くでしょうと答える。雛苺は、その時にお父様とまた遊べるととても喜ぶ。
雛苺はいまにっていつ、もうすぐと真紅にきいてくる。真紅はお父様は忙しくてしばらくはこの庭にみえない、だからお父様と私達をつなぐ連絡役をくれたのよと答える。 それをきいた雛苺は悲しくなり、人工精霊は嬉しいけれどお父様に会える方がとその場を去る。
最初こそ雛苺の元に足しげく通ったお父様だったけれど段々と足は遠のいていって その頃にはもうほとんど会えなくなっていた
不安の種芽生える 水銀燈が真紅にお父様がいらっしゃらない理由は貴女はもう分かっているでしょとカマをかける。 まさか…新しい姉妹をと真紅は思わずその後の言葉を呑み込む。かまをかけた水銀燈も不安に耐えている…。
「またなの?」 ―――と口をつきそうになった
一体どれだけ作るというの?
私たちは誰もお父様の理想には届かないの?
どうして?どうして私ではダメなの?だったら…私達姉妹は
何のために生まれてきたというの… 遂に堪えきれず真紅はその気持ちを吐露する。笑う水銀燈だったが…。
それからお父様が現れることはなかった
第七ドールを私たちの前につれてくることもなかった
何故雪華綺晶が現れなかったのか今でも分からない
芽は益々伸びる いつものお茶会。あくびする翠星石の隣で金糸雀がもう何度目のお茶会かしらとぼやく。雛苺にミルクポットを取ってこさせる真紅に翠星石がよく飽きないですねと言う。真紅は仕方がないわ、他にすることが無いんだものとそっけなく答える。
(´;ω;`)ウウ・・・かつて某漫画でこんなセリフがあった。“全ての終わりは全ての始まりでしかない”と。 読んだ時には只の決め台詞と軽んじていたが、今回であの言葉の真価がようく分かった。。。
場を和ませようとして真紅は人間は毎日のお茶の時間の他にも誕生日にもっと素敵なパーティーをするのだと話題を出す。
それに水銀燈があら素敵、でも私たちは誕生日が無いじゃないと反駁する。何でもない日を祝えば毎日祝えるわ、それは物語の話でしょと食って掛かる。
いかれ帽子屋のセリフ、からかわないで頂戴と憤りを露わにする。さすがに金糸雀が水銀燈を咎めるが、水銀燈はもう止まらない。
水銀燈「どうして?いいじゃない ここにいる私たちがイカれていないとでも? 私も真紅あなたも!ここにいる全員! 長すぎる退屈にとっくにおかしくなっているんだわ!
だってそうでしょ!? 本当はみんなわかっているんでしょう」
蒼星石、雛苺が押し黙る。翠星石がたまらずにやめるですよ、そんなの聞きたくありませんと声を出す。 真紅もお父様はお忙しいのよ、今に第七ドールを連れていらっしゃるからもうすぐと言葉を吐き出す。
が、水銀燈は第七ドールなんてそんなもの本当にいるのかしらと突っぱねる。だって姿も形も見たことが無い、本当に形をもって存在しているのかしらと。 蒼星石がもうよそう、こんな話をしていても僕らにできることなんかないよと水銀燈の言いたいことを封じようとする。⇒ ((・(ェ)・;))蒼星石が言っている事も相当手厳しいと思うんだが…。 しかし、空いた穴は塞がらない。。。。
水銀燈「ねぇ姉妹たち いい加減認めなさいよ
私達もうとっくにお父様に捨てられたの この箱庭に転がされているガラクタ達とかわらないただのジャンクなのよ!
( ̄◆ ̄;)「歪んでおる」 by某二期アニメ登場予定の伝説の大将軍。
さてどっちが歪みが大きいかなぁ…。ま、水銀燈のマスターがあの娘っ子以外にありえないってのは分かります。
真 紅「違う…! 違うわ わ…私たちにだって生まれてきた意味があるはずよ…!」
幕が上がる ブラボォ!とどこからか喝采の声がでる。拍手が鳴りはじめる。 その声に一斉に振り向くドールたち。
『何と震えるトラジコメディ〈悲喜劇〉素晴らしい!観客の皆みな様惜しみない拍手を
――さぁ お人形さんがた
幕は上がった お待ちかねのデウス・エクス・マキナ〈機械仕掛けの神〉の登場にございます 道案内に参りましたよ
この箱庭からの旅立ちに』
m9(^Д^)薔薇乙女前史前篇!
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