信約キングダム 194回
キングダム 第194話
自分一番の単なる馬鹿は、飽きずに愚考の歴史を繰り返す。
#「その男、廉頗」
話はさかのぼります。。。 信の初陣だった魏との戦。魏は呉慶、秦は麃hyou公で争い、秦が勝利した。その頃、趙の国で信じられない戦いが起こっていて…。
ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 趙軍vs.趙軍の戦が繰り広げられていたのだった。
一方の趙軍指揮官は趙三大天最後の一人・廉頗。対する趙軍指揮官は楽乗。魏を攻めていた廉頗の趙軍に趙の楽乗が攻撃を仕掛けるこの事態は戦国期でも異質の出来事であった。
( ̄Д ̄;;事の起こりは新たに即位した趙の悼襄王。太子の頃から素行が悪かったこの人物はキツイ諫言をしまくる廉頗を恨みに思っていた。 そして、即位した悼襄王は魏に出征している廉頗大将軍に大将軍剥奪を言い渡したのであった。⇒兵法書すら読んでいない政治家は戦争の悪を防げません。笑い事ではない。。
この命令に廉頗は拒否! これに激怒した悼襄王はなんと五万の兵を以って楽乗大将軍に廉頗討伐を命じたのだった。
命を受けた楽乗はいきなり攻撃をしないで、馬上で廉頗将軍と会見する。楽乗は三国時代の蜀の諸葛亮孔明が天才と呼ばしめた楽毅の一族であり、趙においての軍才は廉頗を密かに超えるものではと国内の声もあった。
楽乗は廉頗に理不尽とは思いますが命令であり、貴方の軍を私の軍に預けていただいて都・邯鄲に戻ってくれませんかと言う。廉頗は何も答えない。⇒ヽ(´▽`)/楽乗、理不尽と良くぞ言った!! この言葉には不当な命令だけではない、彼にとってのもう一つの意味合いも込められていると信じたい!
゚゚(´O`)°゚何せ貴殿の一族の総帥は、この廉頗と同じ目にあったのだからなあ――!!!
楽乗は将軍が同行しないのであれば、力づくの手段でと言う。廉頗はうぬにそれが出来るのかと横目で見ながら答える。やりたくありませんが必要とあらばと楽乗が言うと、面白い、ではこちらから仕掛けるから準備せよと戦いを始めるつもりで廉頗は自軍に戻っていく。 楽乗は尚も止めようと叫ぶが廉頗は振り返らなかった。
そして、同士討ちならぬ同軍での戦争が始まった。。。。
廉頗の突破力は凄まじく次々と楽乗軍は蹴散らされるが、彼は慌てずに部隊に命令を下す。長年にわたって共に戦ってきたから戦い方は熟知していると自信たっぷりだった。
戦いながらもどうしてこんな戦いをするのかと楽乗は苦悩するが、戦いには手加減しないと迷いは捨てる。次第に廉頗軍を押し込んで壊滅させていくのだった。楽乗の本陣からもそれが見えて、我等の将軍こそ趙軍最強と声を上げようとするが、声より前に属将の首が一堂に切り落された。
モヒャ━━((゜Д゜Uu)) なんと後ろから廉頗将軍が楽乗の本陣になだれ込んできたのだった━━!!!!!! 後ろを振り返る楽乗に廉頗将軍の大刀が唸り、首筋で刃を寸止めする。 どうだ、参ったかと廉頗将軍が不敵な笑みと共に勝利を言うと、為すすべない楽乗は参りましたと降参する。 豪快に笑う廉頗将軍は早速に楽乗軍の武器を没収し拘束する。
楽乗の趙軍からはこんなことをして趙に帰れませんぞと非難するが、廉頗将軍はお―、もう戻るつもりは無いとさらりと答える。
一驚する趙軍兵士達に廉頗は先の王も酷かったが、今度のはたまらない、馬鹿の下で働くほど馬鹿なことは無いと暴言を吐きまくる。馬鹿がうつるしとまで言う廉頗将軍だった。⇒優れた将帥は政権に忠義を尽くすよりもそれより上位の大義に武と命を預ける。籔医者の指示を患者が聞くはずが無いのです。
それを聞いた楽乗は失望しましたぞと吐き捨てる。 これまで築いたものはそんなに軽かったのですか、趙国への思いはと畳み掛ける。
⇒( ̄○ ̄;)!原泰久さん、ミスったかな? ううむ、一族の総帥の先例があった楽乗にこの台詞を使うべきではないですな。 私だったら、①この台詞は趙軍兵士達から諫止の意味合いで言ってもらう。②楽乗将軍は皆に止めよと言う。③楽乗将軍が悲しい顔で廉頗将軍を見る。④廉頗将軍の戦が全てのシーンに続ける。に変えるなぁ。
しかし、廉頗将軍は戦への思いの方がはるかに重い、戦が廉頗の全てだと答える。
それを何が大将軍剥奪か!王も馬鹿ならそれを止めない臣下も馬鹿だ、宮廷は豚の集まりかと怒りをぶちまける。廉頗将軍は去る前に楽乗にうぬの戦もこちらがヒヤリとする時があったほどになかなか良かったと誉める。しかし、秦のあやつらとの戦いとは腹六分目というところだったがなと付け加える。
廉頗将軍は精進せいと言って、趙国から去る。格の違いを知った楽乗を尻目に廉頗将軍は生え抜きの将と共に魏に向かった。 魏王は先に侵攻してきた敵将を自国の将として亡命を受け入れたのだった。
そして、三年が経ち廉頗は魏の将軍として再び戦場に出ることになった。狙うは魏に侵攻してきた秦の蒙gou軍だった。
廉頗は生え抜きの将達、廉頗四天王の一人である輪虎に目ぼしい将たちを刈ってまいれと命じる。輪虎は廉頗の三千の申し出を断り、自分の三百人隊で大丈夫と自信満々で答えるのだった。
実際、李牧も史実では趙王にそんなに信頼されていないからなぁ。。。趙王って初代三大天が揃っていた当時の王以後は馬鹿だらけだったかも。
quotation:義風捫虱堂「楽乗の台詞に理不尽と入れた原氏には素晴らしいと言うほか無い。」 100220
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