信約キングダム 196回
キングダム 第196話
#「飛槍」
郭備千人将が殺された。ついさっきまで元気で、下僕の自分に激励してくれた千人将の骸に信は歯噛みする。飛信隊のみんなも同じ気持ちで、残党狩りだと息巻く。信も仇討ちだと五人一組で散開させようとする。 しかし、そこに他の千人将数人が殺されたと他の部隊からの報告で、隊の動きが止まる。一体、何が起こっているのだと。
その間にも輪虎の将狩りが続いていた。。。
明らかに将校が狙われている事態に将軍が警戒を厳重にしろと命じていた。そこに蒙恬が来て蒙家とつながりがあるその将軍から話を聞く。 千人将は6名も殺されていた。蒙gou将軍の周囲も固めている。 将狩りについて蒙恬が主力級の部隊長ばかりなので、これはこの先の大戦に備えて布石を打っていると思われますと意見を出す。
将軍・羅元は蒙家は若の代で益々安泰だと意見を認めるが、そんな手まで打つ敵将は今の魏国にないとやんわり退ける。 蒙恬はとにかく将軍も気をつけてくださいと忠告し、将軍も刺客など今夜中に捕まえて打ち首だと豪快に笑い飛ばした。
しかし、結局は刺客は見つからなかった。。。
次の日から秦軍の行軍は厳重を極めた。合戦並みに警戒する秦軍に刺客が飛び込めるわけがないと蒙恬も言うが、行軍中の信は一瞬だが寒気を覚えていた。
一方、魏国では。。。。。輪虎を三百人で敵軍に行かせたと知った魏王は不安を抱えたまま廉頗に問う。廉頗は見かけでしか分からない王に分かりやすくお答えしようと説明する。痛いところを突かれた王だったが廉頗の配下・輪虎の説明を聞こうとする。
廉頗は魏王に秦六将を知っていますかと問われ、王は知らぬ者などない秦の六大将軍は知っていると答えたが、廉頗は形相を一変させてご存じないと一蹴する。知っているのに知らないと言われた魏王は廉頗の形相に当惑するばかりだった。⇒知識と経験では知っている水準が違いますからね。頭脳の前頭葉と五感体感総動員の違いですからなぁ。
廉頗は続ける。
それは将にどてっ腹に焼けた鉛を叩き込まれた心地
何度も戦ったが、秦六将の軍と対峙する時はいつも内臓が押しつぶされるほどの重圧を浴びせられますると言う。 特にあの王騎の軍は何重にも張り巡らされた防御は鉄壁で、奴の首を取るなんて裸で鋼鉄の壁にぶつかりに行くようなものだったと廉頗は答える。
しかし、輪虎はそれをやる! 更にあやつはその鋼鉄の壁に風穴を開けて、王騎に一刀を叩き込むほどなのだと。輪虎を女子の如き少年と侮っていた魏王はその正体を教えられて、驚きと期待に評価を変える。
魏王が喜ぶのをみて廉頗は輪虎が三百人といったらそれで十分、儂の手を離れたあやつは誰にも止められないと説明を終える。
止められない輪虎は遂に羅元将軍まで斬り殺す。秦軍の主要将軍まで被害がおよび、全軍に動揺が走る。 それでも伏兵と三百人隊と存在と兵数まで視認できた秦軍は山を下っていく敵兵を逃すなと全部隊に命じる。
命令を受けた飛信隊に行軍中にその輪虎の部隊が迫っていたのだった。
秦六将の王騎に一刀を叩き込んだ飛槍が趙三大天のホウケンに一刀を叩き込んだ飛矢に出くわす。
quotation:義風捫虱堂「悲愴と飛槍をかけてます?」 100307
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