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信約キングダム 206回

キングダム 第206話

秦軍は第二陣を投入。

#「飛信隊の作戦」
 蒙驁ゴウ軍第二陣の指揮官は栄備将軍、兵は八千と第一陣と同数。

 ムハハ仕方ない、第一陣の尻拭いに行くぞぉと栄備将軍は部隊に発破をかける。がキラキラしてます、この将軍

 栄備将軍は飛信隊の信を呼ぶ。敵はおそらく急造千人隊を狙い撃ちしているから真っ先に狙われるのがお前の隊だ、肝に銘じておけと一声かける。⇒戦う前にきちんと戦略と泣き所を説明して戦う準備をさせておく辺りにかなり有能と見られる、この将軍。 栄備将軍はムハハあっさり殺されるなよ、他が迷惑すると緊張をほぐれさせるコメントをしてくれました。 そんなムハハ栄備将軍、他にいる急造千人隊の常氾さんにも声をかけます。

 そんなムハハ栄備将軍の言葉に、はなっからヤル気満々の信隊長は望むところだとさらに燃え上がる宇宇。 栄備将軍がそろそろ行くぞと準備はいいかの掛け声をかける。 

 信は副長・楚水に騎馬隊の準備はいいかと確認を取れば、楚水以下騎馬隊が一斉に雄叫びで応じた。 甲兵指揮官の渕さんに目を向ければ、いつでもと甲兵の雄叫びに渕さんは拝手で応える。最後に羌瘣と古参の飛信隊軽装部隊から拳で合図が送られる。⇒c(>ω<)ゞ おおう、羌瘣の初リアクションが拳を突き出して合図とは萌えるのお。 

行くぞ!! 第二陣出撃だァ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 信とムハハ栄備将軍の声と共に第二陣が出撃した。⇒渕さんの悲愴な表情。。。 高台にある本陣から第二陣の出撃が見える。第二陣8,000のうち2,000が飛信隊を含めた急造千人隊。蒙驁ゴウ大将軍は黙して見ている。⇒台詞が・・・が多い辺り、飛信隊をしんぱいしているんでしょうね、サンタ大将軍さま。 対峙中の輪虎、王賁も秦軍第二陣投入を聞く。 魏本陣から秦軍第二陣投入も見える。敵の兵数が上回ったため白亀西が援軍を出そうとする。 しかし、廉頗が不完全な軍を何度送ろうと同じことを繰り返すだけと兵を繰り出さない。

「応援を送れ ぬう やはりだめか・・・。」  廉頗が見立てたとおり、第二陣でも常氾千人将の部隊がもう足かせになってしまう。壊滅、分断、消失と最後は敵騎兵に攻め寄せられ千人将の身すら危うくなっていた。

隊の強弱は意識の統一と連携の精度に大きく関わる。それがなければ隊は攻守において力を発揮できない。玉鳳隊ですら苦戦しているように急造隊が実戦でものになるには至難の業である。その通り。

栄備将軍は常氾隊に応援を送るように命じた後、同じ急造部隊である飛信隊の様子も聞く。側近が同じく敵に分断され…と言おうとする所で声が“ん”で止まる。栄備将軍が側近の反応をいぶかしむ。 その飛信隊がいる戦場で歓声と共に異変が起こっていた。 

しかし、その中にあって不思議なことにただ一つ―――

(v゚∀゚)飛信隊だけは強烈な光を放った!!  行けえェェの信隊長の掛け声に続き、古参の飛信隊、新参の騎兵から甲兵まで飛信隊全てが敵兵を猛烈に倒していく。 本陣の廉頗が何じゃあ?と戦場の変化を感知し、輪虎も左方からの歓声に気付いて変な盛り上がり方だなと異様さを感じる。

 秦軍でも玉鳳隊が味方の歓声を知り、何処の隊だと口にする。王賁は厳しい顔で右方を見ながら黙している。⇒でも分かっているんだよね、ありえないことを何度も繰り返してきたあの顔を。。。

 隊としててんでバラバラ、百姓兵、甲兵、騎兵との連携はかけらもない。それなのに崩壊しない、何故これほど強いと飛信隊の戦いぶりを見る魏将。更に単にバラバラじゃない、時折このと尚も観察していた魏将の部隊は突如、飛信隊に狙われて討ち取られてしまった。⇒まるで全方位から睨まれた魏の将兵達、怖さがなんとなく分かりますなぁ。アレじゃ怖いわ。

飛信隊の活躍の裏にはカラクリがあった。 

楚水「ただ一つ 至極単純で簡単な決め事を一つだけ千人隊として持って戦いましょう。」  飛信隊の出撃前の軍議。  

騎兵隊と歩兵隊の連携について楚水副長が詳しく説明する。しかし、信は古参の飛信隊の殆ど(無論、羌瘣は例外)がその説明を理解しきれないと気付いて、やっぱ止めようと楚水副長に待ったをかける。 腕っ節には自信があるが、頭を使うのはあんま得意じゃないと飛信隊の性格を正直に話す信隊長。

 いきなり連携技をやろうとしても本番じゃきっと大失敗すると信隊長はこれまた正直に話す。⇒己の欠点を忌憚無く言えるのは殊に仕事では大事。逆に個別で戦った方がまだマシ、俺達は単体でも戦えると信が言う。 しかし、渕副長はそれでは千人隊になった意味がないとこれまたまともな意見を出す。 信、渕さんの意見を聞いていた楚水副長は、信隊長の意見が正しいと思います、説明しながらこれでは戦えない気がしていたと率直に話す。

 そして、飛信隊の言葉から戦術を考え直した楚水副長。彼は今の飛信隊としてできる連携戦術を披露する。

それは

いついかなる時、いかなる敵と戦っていようと

合図があれば隊長信が狙いを定めた敵に向かって

千人一丸となって襲いかかること!(σ・∀・)σ!

 信が主敵を定めると旗を揚げるように命じる。巨漢の飛信隊騎兵が「飛」の巨大旗を揚げると、それまで戦っていた飛信隊がその旗で一斉に主敵に向かって襲い掛かる。ロックオンされた魏の部隊は隊長を守れと命じる者、来たァと恐怖で引きつる者達、重歩兵を前面に出せと言う者など狼狽していくつもの命令を出しまくる。しかし、腕に自信のある猛者達の集中攻撃ではたまらない。 あえなく敵の本隊は破砕されてしまうのだった。

★ジンギス・カーンの訓練
 人類史上最大の帝国を建てたモンゴル人。そのモンゴル帝国創始者ジンギス・カーン。彼の軍団は相手より兵数が劣ろうとも勝ち続け、攻撃力、機動力、諜報能力も現在の軍事先進国の軍隊より凌駕する。 

 そのモンゴル帝国の軍隊は多種多様な民族、異なる言語と文化を持っていた。戦う彼等の作戦は通訳や地図で詳細に説明される。しかし、それだけでは不十分と考えたジンギス・カーンはより効果的に作戦を伝達するため旗信号一本で軍団が動くように砂漠で訓練させた。

 戦場では千変万化、戦機を掴むために部隊機動は迅速にされなければならない。戦場の急激な変化では手馴れた操作すら忘れることもある。命令だけの玉鳳で作戦行動が遅れるのに対して、飛信の旗信号での指揮系統はジンギス・カーンの訓練のように実に効果的に作戦が機動する。 この合図は敵からの秘匿性が高く、味方への命令伝達が迅速になり、作戦行動が飛躍的に広がるだろう。

(*゚∀゚)=3 飛信が玉鳳を凌駕した瞬間ムッハー!!!! 敵の本隊が阿鼻叫喚の声と共に吹き飛ぶ。千人隊の力を効果的に発揮した飛信隊は尾平達はもとより、隊長の信ですら驚く。たった一つの戦術でこれだけ戦えるなら戦術を練りこめば凄いことになると信は、千人隊の力を改めて感じ取っていた。

 千人隊の強みは他にもありますぞと楚水副長が信隊長の気持ちを量ったように話す。周りをご覧なされと楚水に言われ、信が周りを見る。

 この飛信隊の攻勢が他の隊にも伝染して秦軍全体が盛り返しだしましたぞと楚水が言う。その言葉通りに、劣勢だった先鋒隊まで魏軍を押し戻していたのだった。千人隊の影響力を知る信。 予期しない秦軍の反攻に廉頗の目はもう笑っていなかった。

 _/\○_   ε=\_○ノ イヤッホーゥ! 新生・飛信隊、初陣を見事に飾りました!飛信の力、両軍にしめした瞬間。。。 

番陽副長、全部持ってかれたな。

 

quotation:義風捫虱堂「飛信隊の作戦はジンギス・カーン流?」 100522

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