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信約キングダム 220回

キングダム 第220話

#「壁、惑う」
 輪虎に文字通り一指報いた信は飛信隊、王賁の玉鳳隊と退却している。退却する信、傷の手当てをしている輪虎、それぞれが相手の強さを感じ取っていた。

 ”さっきの飛信隊 信は本当に強かった”

包囲陣から秦兵が突破されたと報告を受ける輪虎⇒顔からしてあんたたちじゃ無理だよねって言いたそうな。。。 輪虎は深く傷で左手の日本を失う。油断以上にあいつが強かったと本当に信の強さを認める。 その信は輪虎に傷つけられた腕から血が吹き出るも奮戦している。その信をじっと見つめる王賁たん。⇒この子には最早、下僕という偏見はない。

 輪虎兵が本陣の乱れを立て直すために一度下がってはと進言する。しかし、輪虎はそれを斥け、踏みとどまる。秦軍の横陣がだいぶ乱れているから、こちらが徹底的について倍の損失を与えてやろうと攻撃を命じた。本番は明日だよ、去っていった強敵・信に心で呟くのだった。

 壁さんターンきたぞ

秦左軍五千人軍の将に抜擢された壁。敵・姜燕軍を囲地に誘い込んで戦う。

孫武曰く、“囲地”とは入り口が険路で中は断崖に囲まれ出口が先細りしている、敵を討つのに絶好の地形である。

攻める側は断崖の高所より矢を撃ち込み機を見て一気に駆け下りて敵を討てる。受ける側は逃げ道を断崖に阻まれ、唯一の出口には兵が殺到し先頭から行き詰まる。後ろも容易に敵に割って入られ路がふさがれる。

つまり、“囲地”にうまく敵を誘い込めれば倍の数の敵でも容易に討てるのである。

その囲地を兵法通りに使って五千の壁隊が姜燕軍を攻め立てる!! 敵は反撃できない、壁の五千人隊から姜燕本陣へ真っ直ぐに向かっていく部隊も出始める。圧倒的に自軍有利に壁も廉頗四天王・姜燕を倒す武勲目前で平静を装いきれない。⇒壁さん、大将首は初でしょうか? 圧倒的不利な姜燕だが部隊に迎撃命令を淡々と出す。

 優勢な秦軍壁隊に伝者が知らせに来る。伝者は、北東の山にいた敵が忽然と姿を消したと報告する。

Σ(;・∀・)消えた敵軍・・・ まさかひょっとしては ∑(=゚ω゚=;)どんぴしゃでした! 姜燕が得意の飛矢で空に討つ。それが合図で隠れていた魏兵が一斉に崖の上にずらりと出現した。 瞬時に劣勢になった壁は暫し呆然とする。⇒刹那の判断ができないのは致命傷になるのが戦場。だから信の無謀さはこれよりマシな方といえるかも。

 正気に返った壁が味方に崖の上に戻るように命令する。しかし、既に手遅れで姜燕が他の部隊と連携して秦軍を逆に囲地の不利へ追い落とす。更に壁隊の後ろまで兵を送り、壁隊を崖下にまで追い落とす。落とされた壁の眼前には廉頗四天王・姜燕がいた

そなたが将だなと一言結んだ姜燕は矢を番えて壁に向ける。圧倒的な力の前に壁は身動きできない。⇒これで二度目か、その硬直ぶりは。。。

 壁さん絶命寸前に破壊音が待ったをかける。

秦国一の危険人物キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!崖上にいた魏軍が何処かの部隊に蹴散らされる。崖上の魏軍の一角を突破し、崖から駆け下りてきたのは秦軍、率いる将は王翦将軍だった。⇒それにしても王賁パパはラオウみたいな言葉使いしたり、具足はシユウを彫っていたりと怖過ぎるわ

うぬが姜燕だなとこちらも一言結んで将軍同士が壁の前で相対するのだった。

(;;;´Д`)ゝ不死身の壁、またしても健在でした(笑)。

quotation:義風捫虱堂「惑う」 100909

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