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信約キングダム 231回

キングダム 第231話

#「天の計らい」
 翻弄された廉頗四天王・輪虎に信が必殺の一刀を入れる!その場で戦う者たちは驚きに表情を浮かべる。飛信隊では遂にやったかと、輪虎兵は信じがたい出来事に驚愕する。

 崩れ落ちる輪虎に手ごたえを感じた信。尾平什長や飛信隊の兵が駆け寄ろうとする。しかし、輪虎は崩れ落ちながらも信の右足を薙いで抵抗した。⇒ここまで頑張ると凄いとしか言い様が無いよなァ。

 明らかに深手を負っている筈の輪虎だが立ち上がった。 化け物かあいつはと朱亥什長も言うほどに輪虎の執念は凄まじい。睨みつける信。

 輪虎兵も固唾をのんで見守る中、血を吐きながらも僕は“天”の与えし“廉頗”の剣だからねと語り始める。天の言葉に信が前に輪虎から聞いた言葉だと思い出し、何だ天ってと聞き返す。 輪虎は運命だった、死にかけていた僕が拾われたのは天の計らいだったと話し始めていく。⇒o(;△;)oこういう最後の言葉って凄く胸打つんだよなァ。。

輪虎の回想戦火に巻き込まれた村で村人は皆、死んでしまう。その中で生き残った自分も妹と飢えを待つ他は無かった。 そんな飢え死にを待つしかない自分は廉頗に出会い、一命を取りとめた。(妹は蛆がわくほどとっくに死んでしまっていた) 

 それから自分は運命が変わった。大将軍・廉頗の四天王として戦場を駆け巡る。天に寵愛される武将は一握り、その一人の廉頗に天が出会わせた剣が自分だと。。。 

 故に負けるわけには行かないと尚も戦おうとする輪虎に下らねえと信が一喝する。それじゃあ全部が天任せなのかと怒りをこめて反論する。

(/□≦、)自力を信じきる者と、天に選ばれたと己の運命を信じきる者。

俺達はみんな てめェの足で立って戦ってんだ。

 信はお前も廉頗の剣であるべく命がけで戦いまくった結果なんだと言葉で押し返す。だけど、出会いが重要だってことは分かる。

 俺も廉頗以上の大将軍になるはずだった男と出会い、そいつと共に育ったと話し始める。田有什長や崇原什長は驚くが、尾平はそれが漂だと知り、涙する。俺に夢をくれたそいつは死んでしまったが、代わりにとんでもない奴、戦友たちに出会ってきたんだとまくし立てる。

 それが偶然でないならそうかもしれないが、天とかなんとかうわついたもんは考えないと信は言いきる。

俺は関わった奴らの思いを背負って前に進むだけだ。自分のこの足で! 輪虎、お前と戦ったこともでっけえ糧にしてな。

あくまで自力で前に進む信の強さ。自分が砕けなかった相手の強さを垣間見た輪虎であった。言うねえと輪虎は信に軽く称えてまた戦い始める。しかし、もう勝負は。。。

 君の言う通り、出会いは運命でそこから先は自分次第さ。ただし天の起す奇跡も必ずあるけどね・・・

戦い続ける信と輪虎。手負いの輪虎は尚も信を押すが、もう輪虎は信の剣をかわしきれない。

 最後まで戦い続ける輪虎はなかなか強かったよと信に最後まで余裕じみた言葉を吐く。それが信の最後の一撃の合図だった。

 信は輪虎の懐に飛び込んで輪虎の胸を剣で深く貫いた 何度も死を覚悟したくれェやばい相手だったと物言わぬ強敵に最後の別れを告げた勝者の信であった。

(  ̄^ ̄)ゞ輪虎編がようやく終わりました。 強い男って負けようとも最後まで美しいなぁと思うのであります。 

 

quotation:義風捫虱堂「定めを知るのは天か人か。その答えは一生懸命が知っている。」 101202

 

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