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信約キングダム 264回

キングダム 第264話

#「迫り来る合従軍」
 魏軍を追いかける飛信隊は、軍師・貂の支持で見つからない最短距離を走る。しかし、信たちは魏軍の横から韓軍が侵攻しているのを見る。楚、魏に続いて韓まで侵攻している非常事態に愕然とするのであった。

il||li _| ̄|○ il||liまるで3月の大震災と原発大被害を受けた我が日本のようでないか。。。 楚、魏、燕、韓、斉、そして主犯者がいる趙軍は遂に王騎が守り通した馬陽を陥落させてから全軍を進める。前線から遠く離れた中央部でもその影響を受けている。

合従軍―ある敵一国に対し複数の国が盟を結び興る連合軍のこと。しかし、元々敵対し合う国々ばかりの中でこの合従が起こることは史にも珍しい。⇒(笑)解説はフィクションではない。

群臣たちに昌文君が非常事態の先例を紐解く。臣下の中に合従軍はこの中華でも数えるほどしかないと可能性を否定しようとする。しかし、昌文君はたしかに形となり戦になったのは一度だけと答える。⇒(・_・)エッ....? 戦神・昭王と白老を震え上がらせた戦国四君の合従軍はカウントせんのかい?

その一度の合従軍―今からおよそ四十年前、当時の超大国だった東の“斉”の暴威を止めるべく秦も含めた六国が合従軍を起こし、総大将は燕の軍神・楽毅が見事に纏め上げて“斉”に攻め入った。

肆氏はその合従軍と戦った“斉”はと聞く。昌文君は続ける。

即墨と莒の二城を残して、他の全ての土地を失った。あの時初めて中華は合従軍の破壊力の凄まじさを知ったのだ。 ⇒史実では前の文章は正解で後は違う。参照なら漫画で横光様の『史記』、小説で『楽毅』だな

群臣一同一斉に合従軍の恐怖に襲われる。ならばこれから我らも亡者の憂き目に遭うということかと相国が最後にしめる。⇒他人事のように解説言うな!大震災でしたり顔で解説するコメンテーターみたいでむかつくぞ!!

軍神再来の張本人・趙国宰相兼大将軍の李牧は軍を放丘まで前進させる。進軍中、側近のカイネが笑顔ではないですねと慰める。李牧は合従軍の張本人としてこの先に起こることまでわかっているからと哀感を浮かべて言う。 

李牧の兵法。カイネが放茂、満信城を素通りしたことに兵が困惑していると報告する。李牧は今は最短、最速で侵攻して秦中枢を麻痺させるためと答える。突如、六国に同時に攻められなおかつその侵攻の足が早まれば秦の本営は必ず混乱の極みに達し思考停止となる。そうすれば早々に片が付くと。

【兵は拙速を尊ぶの奥義】常に戦は速さが肝心と言われる。しかし、速さを求める根幹はコスト削減より思考停止による敵の無力化が最たるもの。なぜなら戦はどうしてもコストがかかるし、早いからといって敵意が相手に残されればコストがかさむから。速さで戦に勝っても敵意が残るなら後の戦後処理に手間(コスト)がかさむ。完全勝利のためには相手の思考停止を追求する速さが求められる所以。好例がWWⅡのドイツ軍のポーランド侵攻。ヒトラーは悪名も残したが史に残す名判断もやった。現与党政治家はヒトラーよりも役立たず。尻尾にも届くかどうか…。

(@Д@;「こんなもの… どこから手をつければよいというのじゃ……」 李牧の合従軍に歴戦の昌文君ですら根をあげる。一斉に合従軍がどんどん侵攻するして、軍議で対応策に汗をかいているのは左右丞相の二人だけだった。⇒相国なにしている!

他の臣達はあまりの状況に声も出ず、李牧の狙い通りに思考停止となり、遂には諦めてしまい腰が立たなくなるものも出た。相国は斜め見、左右丞相は打開策出そうと自分の頭で精一杯、その他から意気消沈の空気が広がろうとしていた。⇒頭悪いけれど周りをきちんと元気付けてやれる信はやはり凄いな。

そのとき、腰砕けの臣達が立てと言われた。声の主は…、

大王様キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! 腰砕け臣下の手をとって立てと励ます。大王様が玉座から降りたので驚く臣下たち。 大王様は皆に告げる。

「お前らの目は節穴か…? お前らの頭は飾りか? この地図をちゃんと見ろ。

今 この瞬間 国のいたる所で何千何万の命が奪われようとしているのだぞ。

起こっている事態の全容を知るのはここにいる我々だけだ。
対処を講じられるのも我々だけだ。

分かっているのか!

今ここにいる三十人程が秦国全国民の命運を握っているのだ!

強大な敵にも目をそらすな! 刻一刻と国がっ…、民が陵辱されていっているのだ。

全身全霊をかけて対策・打開策を模索しろ! 合従軍だろうといいようにはさせぬ。

戦うぞ!!!」

m(_ _)mこの漫画は今の日本人全員にぜひ読むべきと思いました!! あの大震災と原発になかったものが何か、どこにあるべきかがこの台詞にある。。。

勇将の元に弱卒なし。狼に率いられた羊たち。 大王様じきじきに激が飛ぶ。意気消沈していた群臣たちが大義に燃えて吼える。戦意が蘇った群臣たちが活発に意見を出す。そこには派閥など無関係だった。

 一人、俯瞰していた相国は軍司令官の昌平君に意見を求める。⇒この斜め見のコメンテーターが! 昌平君は今ならまだ合従軍に楔を打ち込めるとして、一番遅い斉国軍に狙いを定めるのでした。

(*`ε´*)ノ人の上に立つ者を選ぶのに国体・伝統軽視のアンチテーゼは永劫無用! 

Caocao1あの時に来た勇者たちよ

HNをきちんと書き、辺境のブログであろうと

言葉を選んでコメントに来たことは此処でも忘れない。

  1. はじめまして。昌平君はまず斉に対して動くようですね。飛信隊がちょうど趙と魏の軍の間にいるので出番がありそうですね。。 追記:すいません。魏と韓の間でした。
    斉の正面でしたよね。【ネルさん】

返答①:ネルさん、ようこそ。コメントありがとうございますね。

>昌平君はまず斉に対して動くようですね。

 なんとか斉をこちらに引き込んで魏か趙の退路を断つ動きをして欲しいですね。飛信隊より山陽にいる玉鳳隊が距離的に近そうに思いました。
 日本の織田信長包囲網もそうでしたが連合軍の袋叩きは連携が難しいですからね。主軸の攻撃軍がどこか分かればいいんですが、昌平君はわかっているかと不安だ。

quotation:義風捫虱堂「この回にいて、あの大震災にいなかったもの」 110819

φ(・ω・ )メモメモ後年追記

この作品に心動かされた者はもう決して…、凸(`Д´メ)怠惰困窮放置のバカ管所属政党を支持することはあるまい。いたら人道に反した裏切り者でOK?!

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