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信約キングダム 271回

キングダム 第271話

合従軍が咸陽まで迫る。その戦塵の気配と風聞は後宮にまで届いた。女官達はいつでも逃げられるように荷作りにあわただしくなっていた。

大王の子を宿す向ちゃんが走る女官にぶつかった。お腹をぶつけそうに倒れるが、お腹を手で庇い、おでこをうった。おでこから血が出る。

陽ちゃんはぶつかった女官にちょっとと声を挙げたり、向ちゃんの傷に布を当てたり世話をする。あわただしい後宮の中、陽ちゃんは向ちゃんに合従軍が函谷関を抜かない限り咸陽に来れないと正しい情報を教える。 詳しいねと向ちゃんが言うと、武家の娘だから教育もばっちりで生家からの陰字の情報で大体入ってきているのと答える。けれども、父からの書には函谷関も危ういから抜かれたときに備えて今のうちから後宮脱出の道を探れと最悪の可能性までは言わなかった。⇒でも、函谷関の守りの様子まで知らせられる陽ちゃんのパパって結構な地位の武将ですかね?

向ちゃんはお腹を抱えながら敵が後宮まで来たら私たち宮女たちはやっぱり見捨てられるのかと不安を口にする。 そんな友達に陽ちゃんがいざとなったら二人は私が守ってあげるとはっきり言う。

唯一無二の友に涙を浮かべる向ちゃんだったが、陽ちゃんの手が小さく震えていた。事は深刻だったのだ。そんな友に向ちゃんは大丈夫だと逆に励ます。函谷関で戦っている人たちがいる、秦の兵隊さんたちは凄く強いから、絶対にみんなを守ってくれると強く言うのだった。

(・∀・)イイ!この台詞で防衛戦線に移るとは演出見事だな。。。。

敵は趙軍十二万の麃公軍飛信隊。十万以上の敵軍を前に古参のみんなから冷や汗と不安がでる。信は副長の渕さんに趙軍はあの馬陽以来だなと前の激戦を思い出していた。

あの時は百人隊で今は千人隊になった飛信隊。信は亡き王騎将軍にあれから三年たった俺達がどれだけ成長したか見てくれるように祈る。その信が振り向くと、麃公将軍が丘の上に登っていた。

敵は楚軍十五万の連合軍玉鳳隊と楽華隊。王賁は静かに蒙恬は楚軍担当は外したかったと難色を示す。

正面に魏軍十万と韓五万の函谷関。桓騎がさっさと始めろよと苛立つ。

敵は燕軍十二万の王翦軍。燕将オルドは敵将・王翦に興味を抱く。斥候から王翦の後ろの山々が函谷関の横裏側にいけると見定める。属将が口火を切ろうとするが、それを制する。ここまででかい戦になると開戦の口火すら政治になるのだと。

合従軍本陣。 盟主・春申君が王が開戦の号令にこだわるのだと言い分を出す。大国が体裁を考えるのは当然ですから遠慮なくと李牧は言い分を認める。 では言葉に甘えると春申君は旗信号で楚将・汗明に合図する。楚軍汗明が口火を吹き始める。

「楚軍総大将汗明より全楚兵に告ぐ!!我ら楚軍は今度の合従軍の盟主也。この大戦の栄えある開戦の一刃を楚軍が承った!」隣の飛信隊まで轟く大音声。

「この戦で秦は滅ぶ!!」
蒙武、張唐まで聞こえて歯軋りさせる。⇒陽ちゃんのパパって貴方では??

「この戦はァ深く歴史に刻まれること間違いない。 この大戦の口火を切る誉れ高き者は我が絶大なる信頼を得る第一の猛将・臨武君貴様だァ!!」 先鋒だと喜ぶ配下の項翼、白麗。上司の臨武君が総大将の命をもらって口火を続ける。

「我が名は楚の金剛石・臨武君! この壮大な戦の幕を開ける者である。」 同金の仇の場所が分かった騰軍軍長たちの眼が怒る。

要するにジーク楚ということでいいのか?
「地を揺るがすのは誰か!?」
「楚軍!!」
「天を震わすのは誰か!?」
「楚軍!!」
「沈め秦軍!!」
「オオ」

「全軍っ・・・」
「突撃じゃァ」

(^○^;)!気をくじく曹沫(魯)の戦かな。。  たらたら喋っているからだと王賁が言うように、麃公将軍が抜け駆けして突撃を始める。楚軍と同じように信も驚くが、そうこなくっちゃとすぐさま飛信隊に突撃命令を下して突進していく。⇒魯国は後にここで面子つぶされた人が滅亡させます。

 さっそく面子が潰れた春申君は機嫌が斜めだ。。。

ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャこんな感じで元軍は北九州に来た鎌倉武士をこうげきしたのだろう(笑)。。。

quotation:義風捫虱堂「開戦の口火 」 111014

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