信約キングダム 296回
キングダム 第296話
#「第二軍動く」
第一局先手・蒙武軍の斜陣がけ 【解説・蒙恬】
- 「斜陣がけ」を受けると横陣の中に力が伝播していく。
- 人を斜めに三歩動かせ、次の者が二歩動き、二人同時に当たれば四歩動かす。
- その動きが波のように伝わってゆき、陣には小さな乱れが生じる。
- 陣が乱されれば、たとえ小さくても兵の集中力は落ち、そこへ正面から敵が突撃する。
- この突撃でまた斜めの形から次の波を作る。
- 横陣内に伝わる波を途絶えさせず、順次突撃していけば「斜陣がけ」は大きな成果を生む。
息子・蒙恬が波を伝えるなど無理だと思っていた「斜陣がけ」の理論を自軍に説く。しかし、蒙武軍は楚陣を順調に叩いていた。それを見た爺が蒙武様の斜陣がけは成功しているのではと戸惑いつつ讃える。
その開戦当初から無礼レベル御手打ち一歩前な爺は本当にあれは蒙武様なのですかとしゃべる。さすがに蒙恬は本当に失礼だとたしなめる。⇒御手打ち半歩前になってしまったな、爺。。。
無礼な爺の言葉だがやはり蒙恬は策を計ることを嫌っていた父が高度戦術まで繰り出したことに驚きを隠せなかった。弟から聞かされていても、これでは変わり過ぎだと。⇒男子三日会わざれば何とやら(笑)。
蒙武陣営から「斜陣がけ」最後の突撃に副将の来輝が出ていく。蒙武は頼んだぞと気合の眼つけ(違)アイコンタクトで気持ちを伝え、お任せあれと気合を入れた来輝隊が楚陣に突撃をかける。
第一局後手・汗明軍は・・・
汗明本陣では斜陣がけに我等が大軍だったことが裏目に出たと軍師達が先ずは隙があったことを認める。それを見越してのこの攻撃なら舐めてかかれないと蒙武の斜陣がけに軍師・剛摩諸が気を引き締める。 貝満は総大将に左に予備軍五千をお送りくださいと進言する。 練り込まれた斜陣がけなら最後に来る軍が最も強いので横陣の端を粉砕して裏を狙う筈と敵の策に対応策を出す。⇒アルベラの斜線陣の対応策なら貝満の案は妥当。だが、総大将の汗明は貴様ら敵の策に少々浮かれ過ぎだと叱りつける。
大軍に確たる用兵はなし! 事は単純也、要は蒙武軍半数の二万が汗明軍六万にぶつかっただけと一蹴する。主攻が端というなら貝満の進言通りの五千の増援で終わるだけ、あとは懐に飛び込んだ敵を踏みつぶせばよいと。 楚軍の力への自信に貝満も頷き、総大将・汗明が獣と化せ汗明の兵たちよと檄を飛ばす!⇒んなこと言ってどんだけ戦術巧者が戦史に名を刻んだのか?
汗明は乱戦は望むところ、楚人の恐ろしさを教えよ、昼までに蒙武の半身を喰らい尽くせと吼える。圧されていた楚軍が総大将の檄で蒙武軍を戻し始める。 楚軍に檄が入ったのを隣の騰軍から騰、蒙恬、王賁が確認する。蒙武が望んで乱戦に持ち込んだが、入りからこれでは凄まじい量の血が流れると隣の将たちは激戦を危惧する。 当の蒙武はしばし観戦中。
第二局:騰軍vs.媧燐軍 乱戦を隣で見ていた媧燐は男くっせと毒ついていた。自分の馬車で横になっていると、副官・バミュウが準備が整いましたと報告に来た。媧燐はおっせえんだよと蹴りを叩き込む! しかし、気にしないバミュウがようやく我らの戦いが始まりますなぁと喜びつつ櫛で髪を整える。 容赦なく媧燐がさっさと始めろとツッコミの蹴りをかます! バミュウの首に鞭を絡ませる媧燐。
戦とは始め方が大事、そこでその将が何を大切にしているかがわかると。
私の場合は、“華やかさ”と“恐怖” そして、ひとそえの“かわいらしさ”だ。
(=゚ω゚)ノ o(_ _)oペコッ見事!!! 何故に騰軍が媧燐軍と当たるかようくわかった。根拠はココ。自分の言葉に照れる媧燐だが、ええええと誰かの心の声を代弁しているバミュウ。彼は鞭で首を絞められた。 そして、媧燐軍が先に動く。
敵が動いたので騰は録嗚未、甘央隊を前に出す。敵は戦車隊と判るが、騰は戦車の数と砂塵の量があっていないことに気づいた。 その媧燐軍副官バミュウが始めろと命じて、戦車隊が猛然と動く。録嗚未と甘央が迎撃に出る。
迎撃に向かう録嗚未、甘央だが多すぎる砂塵の量に気づく。敵戦車隊が真横にそれると、煙起こしをしていたので進軍を緩める。
煙幕をたかれたので様子見を計る二隊。演出だよと本陣が言う媧燐。狙いを測ろうとする二将にズーン、ズーンと凄い地響き音が鳴り響く。地響きが近くなり、煙幕が晴れるとそこには…
戦象がバリバリ全開━━━━(゚∀゚)━━━━!! 太祖・横光様の『史記』以来だろうか。。。 障害物に猛り狂う象さんに知らない化物相手にうろたえる録嗚未たち。⇒顔芸が豊かになって出番増えたなぁ、録嗚未は。騰は南方のと知識に入っていたためうろたえない。戦象の目がかわいいと楽しむ媧燐だった。
il||li _| ̄|○ il||li嗚呼、媧燐SMか。。。戦象は史記で読んだので楚軍から出すとは思ってました。。。器無き者の末路は哀しいかな?
quotation:義風捫虱堂「命がけの可愛らしさ 」 120504
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