信約キングダム 299回

キングダム　第２９９話

＃「新たな攻略手」
　函谷関で韓・魏軍の猛攻をしのぐ秦軍。敵弓隊がさらに増加して矢の雨が函谷関に降り注ぐ。守る秦兵に矢の被害が増える。怯む兵士たちに守備隊隊長が兵の補充はある、梯子も壁の半分までしかないから問題ない、弓で函谷関は落とせぬと檄を入れる。だが、敵さんはこちらの士気を回復するのを待ちはしない。。。

　床弩車隊……（;´▽｀A``まるでミ●イル兵器のようだな。。。韓軍のものの倍もあり、数もすごい巨大な弩が函谷関に押し寄せてきた。⇒　(・_・)エッ...三日前？？？

床弩；大型化した弩を台車に固定して矢を放つ投擲兵器。「墨子」によれば春秋時代に開発されたとあるが制作は困難で実戦に登場した記述はほとんどない。そして、この時代のものはおよそ２メートルの矢（ほぼ槍）を撃つとされる床弩だが…、

　∑q|ﾟДﾟ|p白老達の前にあるのは４メートル！　秦兵がこの盾じゃ防げんと根をあげるが、また隊長が矢を大きくしたところで大差はない、頭を下げれば問題ないとまた励ます⇒隊長さん仕事してるなぁ。。　

　Σ・‥…━━━≫Σ・‥…━━━≫床弩、呉ー!!!（笑）　呉鳳明の命で床弩が放たれた。衝撃は守備隊全部に轟くほどだったが、被害はなかった。守備隊が壁に刺さっている槍をみて威力に驚くが、外しやがったと喜ぶ。しかし、兵がよく見ると…、

　槍から伸びている綱で魏兵が登ってｷﾀ━━━━Σ(ﾟ□ﾟ(ﾟ□ﾟ*)━━━━!!　守備兵が登ってくる魏兵を射ち落そうとすると、敵からの援護射撃をもろに受ける。その間に魏は次の床弩を装填し、援護射撃で城壁から顔を出す秦兵を射殺している。
　守備隊はどこも防戦一方で余裕なし。油は丼闌車用で使えないと必死の守備軍の中、桓騎は函谷関は一度もと聞いたがしっかり二回も橋が架けられてやがると嘲笑い、オギコはやばい状況なのに物見たさに前面に出て、部下たちが迷惑していた。

　合従軍本陣：　春申君が呉鳳明の巨大丼闌車と巨大床弩を見て、お前に造れるかと李牧に問う。李牧が両方無理ですと答え、いろんな天才がいるものだな中華にはと春申君が呟く。　春申君は楚に連れて帰るかと言うと、李牧がご冗談をと話を切る。⇒　Σ(;・∀・)もはや君たちの会話はパタリロとタマネギに聞こえるんだが（笑）。。。
　李牧は今回の橋は三か所同時に架かり、床弩の数次第で橋はさらに増え続ける守る側にとっての最悪の攻めだと解説する。これが、鳳明の必殺の手だと李牧が言い切る。戦場を見た春申君は鳳明が勝負に出たとほくそ笑む。

　お待ちかねの丼闌車ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!　部下がどこに向かわせますかとの問いに呉鳳明は決まっているだろうがと鷹のような目でその場所をにらむ。　白老の戦線が防戦しているが、取りすがる魏兵を排除するのは容易ではない。だが、張唐軍の持ち場が崩れかかっていた。

　ほころぶ張唐の戦線。　張唐将軍が血を吐き、５人の参謀が同じように血を吐いて死んでいた。
　崩れかかる張唐軍の戦線に韓将・成恢は指揮の中心部が倒れれば弱くなると見透かしたように語る。　自分の調合した三日後に血を吹かせて殺す「轟丹丸」、三日後の今日こそが張唐の本営に死の帷が降りる頃だと推測していた。
　参謀は全員死亡、将軍は毒で重体と本営が崩壊している張唐軍。幕僚たちが左の白老将軍に援けを願ってはと進言するも張唐は負担はかけられぬと退ける。ならば右の桓騎将軍にと言うが、あんな男を頼るなと一蹴してしまう。。。

　(# ﾟДﾟ) ﾑｯｶｰ　あんな男。。。　韓軍の毒攻撃の夜、張唐は国を守る覚悟はあるか、この国をしょって立つ武将になる気があるのかと桓騎に問う。しかし、桓騎は失笑してあるわけねぇだろボケてんのかてめえはとまともに取り合わない。　ずっと言おうと思っていたと桓騎がお前らはうぜぇ、国家存亡がどうたらと騒ぎまくってやがってと苛立って口を開く。

　桓騎はそんなに有難がるものかよ。国家なんて一枚皮をはぎゃごく一部の人間が好き放題やってるだけのクソ溜めにすぎないと張唐に言い放つ。国を守る覚悟など笑わせると。⇒まぁ、確かにそんな構図は現実世界でもありますからなぁ…否定できん。。。　信も最初はそんな見方だったしなぁ。。

　秦が滅びようがどうしようが俺のしったこっちゃねェえんだよと、桓騎の言葉に失望した張唐将軍。毒でボロボロになってもそんな男に援けを求めずに陣頭指揮をとろうとする。⇒　。゜゜(´□｀｡)°゜。嗚呼、熱血教師の指導が超不良生徒に通じない、更生できない図を見るようで辛い。。。そこに容赦なく魏軍の丼闌車が張唐軍に向けられる。それをみる桓騎は笑っている。

quotation:義風捫虱堂「現実でも漫画でも一枚皮をはげば正体がわかる！？」　120601